Zenアーキテクチャの概要発表

詳しくは来週のイベントにて、ということらしいのですが、大まかな情報が先に公開されたそうです。

AMD、Zenコアを採用の「Summit Ridge」を初公開

後藤弘茂のWeekly海外ニュース AMDが次世代CPU「Zen」アーキテクチャの概要を発表

[PC Watch]

Bulldozer系列のコアとは違う、1から設計されたアーキテクチャになっています。Bulldozerコアはシングルスレッドよりもマルチスレッド性能を重視した設計になっていましたが、今回のZenはシングルスレッド性能をより重視した設計になっているようです。

記事中でも触れられていますが、Intelのアーキテクチャに近い部分があり、例えばマルチスレッドの構造は整数演算ユニットも含めて共有する設計になっています。Bulldozerコアでは整数演算ユニットがスレッドごとに独立していたため、その分コスト的には不利だが性能は良い、というのがAMDの主張でした。

その他、デコードしたx86命令をキャッシュしておくマイクロオプスキャッシュも搭載されているそうです。これはIntelではSandy Bridge以降のアーキテクチャには搭載されている機能です。

というわけで、Intelっぽくはあるのですが、変わったことをせずに手堅く高性能を追求してきたという印象のあるZenです。イベントの詳報も楽しみです。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

スパム対策のため、日本語が含まれないコメントは投稿できません。