春の長野ツーリング(2日目)

2日目は塩尻から山梨の勝沼まで走る行程です。甲府くらいでゴールにしても良いかと思いましたが、中央東線の混雑対策と交通費節約を兼ねて、笹子峠寸前まで走ることにしました。

朝の国道19号です。車移動がメインの地域なので朝は混雑するかと思いましたが、休日はそうでもないようでした。気温はやや肌寒い程度で、冬の格好でなくてもOKでした。ただ相変わらず南風は強く、さっそく足が疲れながらも塩尻峠を目指します。

国道20号に入ったところです。桟敷交差点という交差点です。

かなり高規格な道路で、車の流れは速いです。「高速道路ではありません」という注意看板もありました。

振り返れば山の様子もちらっと見えました。名残惜しくもあり、南風から解放されると思うと安心するところもあり、という複雑な心境でした。

車の流れが速いのと、こちらは坂道でスピードが遅いのも考慮して、しばらくは歩道を走行することにしました。途中で塩尻ICの出入口もありますが、立体交差処理されていてそのまま歩道走行が可能です。

ボトルに飲み物が入っていなかったので、途中にある道の駅小坂田公園で飲み物を買いました。

道の駅小坂田公園を過ぎるととうとう歩道がなくなってしまいます。車道走行になりますが、登坂車線が出現するのでそれほどの怖さはありませんでした。雰囲気的には国道246号の善波トンネル付近のワインディングがきつくなったような感じです。

塩尻峠に着きました。ここからは岡谷市です。

展望があるわけではないのですが、峠に着くと諏訪湖が見えてちょっとテンションが上がります。

塩尻方面を見た様子です。割と規格が良いことがお分かり頂けるのではないかと思います。

頂上付近に限りませんが、国道20号の塩尻峠区間は線形改良の後がかなりたくさん残っています。ここは柵で塞がれていますが、待避所に転用されているところが多いです。

塩尻峠の岡谷側の下りは引き続き規格も良いので快適でした。ただし、正面衝突予防のためにセンターライン上にポールやガードレールのある区間があります。左側通行を意識して走行したい区間です。

峠を下ったら国道20号のバイパスには入らずに、旧道で諏訪方面に向かいます。やや下りになっており、また風も北西方向からの緩い追い風になったので、ここは気持ち良く走れました。諏訪湖沿いの幹線道路は限られているので混雑するかとも思いましたが、休日の午前中だったためか快調でした。

上諏訪駅前で休憩しました。

そのまま国道20号を走っていくと茅野交差点で坂室バイパスと分岐します。坂室バイパスには途中に坂室トンネルという結構長いトンネルがあるので、これを回避するために旧道へ左折します。

旧道はちょっとした坂になっていますが、これは致し方ありません。トンネルよりは全然良いのでゆっくり登ります。

こちらは合流地点の写真です。右にトンネルの坑口が見えます。

坂室トンネル付近からは富士見に向かって緩い登りが10km近く続きます。道の雰囲気はあまり峠っぽくないですが、富士見峠という立派な峠で、頂上は標高950m近くあります。

峠を越えると同様に長い下りが始まるので、しばらくは足を止めて楽に走れます。ここでトイレに行きたくなったので、道の駅信州蔦木宿に立ち寄りました。ところがこの道の駅は男子トイレの個室が2つしかなく、結構待たされました。それほど切羽詰まっていなかったので良かったですが、道の駅でも個室が少ない場合があるのは勉強になりました。

しばらく下りが続いていましたが、下蔦木交差点から県道11号に入り、しばらくは山登りとなります。その後県道17号との分岐で右折し、韮崎方面に向かいます。

県道17号は七里岩ラインという名前がついています。

南アルプスと思われる山々が見えます。

県道17号は基本的に交通量がそれほどでもなく走りやすい道路でした。長坂駅以西は補給ポイントが少ないのでその点注意が必要です。

今回は国道20号のサブルートとしてこの県道17号の調査をするのが主要な目的の一つだったので、この点では大きな収穫がありました。

長坂駅を過ぎたところでローソン山梨長坂町店があります。貴重なコンビニです。写真はコンビニの駐車場から撮ったものです。

道中、こんな桜並木もありました。散り始めでしたが楽しめました。

県道17号をそのまま走っていくと、ちょうど韮崎駅あたりで国道20号と並走になります。その後県道6号にそのままつながります。今回は甲府駅の北側を通りたかったので、そのまま県道6号で東進します。

大屋敷交差点付近です。この辺は最近ずっと工事をしていて、道路の規格がかなり良くなってきています。

甲府駅付近を東西移動する時にいつも選択を迷います。

  • 自転車向きに思えるが複雑な城下町を通る旧甲州街道ルート
  • 高規格だが明らかに自転車向きではない国道20号バイパスルート
  • 走りやすいがトンネルがあり、混雑の激しい県道6号ルート

何回か来ていますが、県道6号ルートが比較的良い印象です。20号バイパスルートは怖いのでチャレンジしたことはありません。

混雑については時間帯をずらすなどして対応するしかないですが、問題はトンネルです。まず甲府駅に近い愛宕トンネルは、実は左右とも柵で区切られた歩道があるので、歩道通行一択だと思います。

もう片方の酒折トンネルは片側にしか歩道がないので、甲府から塩山方面に向かう場合は事前に反対の歩道に移っておく必要があります。

一手間なのですが、これだけで大分リスク回避になります。

酒折トンネルを過ぎると国道140号に接続しますので、後はそのまま塩山方面に向かっても良いですし、ここからなら旧甲州街道に戻ってもそれほど大変ではありません。

今回は山梨市駅あたりまで国道140号で行き、そのまま勝沼の丘に直登してゴールとなりました。

2日間ですが、初日の過酷さは経験した中で最強クラスの過酷さだったかもしれません。しかし、終わってみるとなんだか良い思い出にも思えてくるので、不思議なものです。

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