Android」カテゴリーアーカイブ

Androidのアラーム予告通知をオフにする

スマートフォンを目覚まし時計代わりに使っていると、指定した時刻の前に”次のアラーム”という内容の通知が出ます。目覚まし時計運用をしているとこのアラーム予告で目が覚めてしまい、二度寝するにもできなくなることがあったのでオフにしてしまうことにしました。

設定→通知→アプリの通知 で時計アプリを選択すると、種類別に通知のON/OFFを選択できます。今回の場合であれば”次のアラーム”をOFFにしておけばOKです。

Androidホーム画面の候補アプリ

Androidのホーム画面にはアプリアイコンを設置できますが、オプション設定をすることでアプリの候補を表示することができます。

この”ホーム画面上に候補を表示”という設定をONにしておくと、ホーム画面最下段にAndroid側で予測した候補アプリが表示されるようになります。

上の画像にもある通りここに表示されるアプリは利用頻度や時間帯などによって自動的に変化するものだそうで、私が使っている限りでは正確なおすすめを表示してくれているように感じます。

ただ、最下段全部が推測されるアプリだと少々使い勝手が良くないので、アプリアイコンが5列あるうち3列までは固定のアプリとし、残りの2枠を推測アプリの枠にしています。これだと使用頻度の少ないアプリも時と場合に応じて推測枠に出現するので、固定アプリとのバランスが良く気に入っています。

”ホーム画面上に候補を表示”の設定をした後に推測アプリのアイコンを削除し、通常のアプリアイコンで置き換えればこのような設定にできます。

Android14にアップデート

Android14が展開開始されているということで、試しに手動でスキャンしたらインストール可能な状況だったので早速インストールしてみました。

パッと見では大きく見た目が変化したところはないですが、事前の情報通りロック画面やホーム画面のカスタマイズ機能は強化されていました。せっかくなので時計のフォントデザインを変えてみました。

また、ベータ版の”テーマアイコンをON”を設定するとアイコンのカラーがホーム画面のテーマカラーに統一され、単色の見た目になります。

しかしアプリによってはテーマカラーに対応していないものがあり、それらは色がそのままなので未対応のアプリが浮いた感じになってしまいます。まだ対応アプリが少ないゆえにベータ版なのだと思いますが、多くのアプリが対応すれば色がうるさくない落ち着いたホーム画面が作れると思います。

体感ではバッテリーのもちがかなり改善されている感があるのですが、同じ条件でAndroid13と比較することができないのが残念です。

Made by Google 2023

恒例のMade by Googleが開催され、Androidの新バージョンと新製品が発表されました。

Pixel8シリーズ

Pixel8とPixel8ProはAIによる処理がさらに強化され、CMでもおなじみとなった消しゴムマジックに加えて編集マジックが使用可能になり、物体の移動などにも対応するようになったそうです。

また、Pixel8シリーズはサポート期間が従来の5年から7年に延長されています。昨今端末の価格も高額化しているので、長く使えるのは良いことだと思います。

Pixel8はPixel7比でわずかではありますがサイズが小さくなっているのが良いと思います。私はかなり手が小さいので、Pixel7を含めて6.1インチ以上のスクリーンサイズを持つスマートフォンは文字通り手に余る感じがします。最近はスマートフォンの大画面化が著しいですが、この辺でブレーキがかかってくれるとありがたいです。

Android14

Android14はPixelシリーズから順次展開されるとのことです。バックグラウンドアプリのCPU使用率が最適化された結果、より省電力になっているそうです。

ロック画面のカスタマイズ性が向上しているそうで、テンプレートから色味やフォントを自由に選んでカスタマイズできるようになっているそうです。また、ホーム画面全体を単色のテーマで統一することもできるようになるということです。

直接の性能とは関係ない部分の強化ですが、私は割と何でもカスタマイズするのが好きなので楽しく遊べそうな機能だと思います。

Android 14 が登場。さらなるカスタマイズや便利な設定、ユーザー補助機能など

[Google Japan Blog]

Androidの不明なトラッキングアラート

時々スマートフォン上に”不明なトラッキングアラート”という通知が表示されることがあります。私の場合は移動中に出ることがまれにあるのですが、どういう仕組みなのか調べてみました。

不明なトラッカーを検出する

[Android ヘルプ]

通知の目的

昨今Bluetoothを利用した忘れ物防止タグが流通しています。有名なものとしてはAppleのAirtagがあります。こういった製品はスマートフォンとペアリングすることで製品の位置をスマートフォンからモニタリングできますが、これを悪用して標的に密かにタグを持たせ、行動を追跡するような犯罪が発生しているそうです。

この通知は”自分のものではないが、忘れ物防止タグと一定時間行動を共にしている場合”に警告目的で表示されるもののようです。

表示された時に何ができるか

表示された場合、直ちに自分が何者かに追跡されているかどうかは分かりません。確認のために身の回りの忘れ物防止タグをスキャンする機能が備わっています。Androidの”設定”→”緊急情報と緊急通報”→”不明なトラッキングアラート”でチェック機能にアクセスできます。

スキャンの方法は周辺のスキャンと、通知の原因になったデバイスから音を出す方法の2種類があります。スキャンした結果デバイスが発見されなければ、行動を共にしていたのは一時的なものと判断が可能です。

デバイスが見つかった場合でもトラッカーを無効にすることができます。ただ、上記のヘルプにもありますが、もし身に覚えのないトラッカーを持たされていた場合にはまず当該デバイスを持って警察に届けた方がよいように思います。

誤検知

私の場合も毎回誤検知のようなのですが、出る時は決まって指定席の乗り物で長時間移動する時です。なので、周囲の人のうち誰かがこういったデバイスを持っており、一緒にいる時間が一定以上になったところでAndroidが親切に警告してくれているのだと思います。

急に表示されるとびっくりしますが、あると安心できる機能です。

Android OSの更新モジュール化

興味深いニュースが出ていました。

ランタイム更新をモジュール化、「Android 12」以降なら古いデバイスでもセキュリティ・パフォーマンスで恩恵

[窓の杜]

Android OSで従来OSとセットで更新されていたARTというランタイムをOSと切り離し、別個にGoogle Play経由で更新できるようになる見込みということです。

Androidは機種によってOSの更新が配信されるかされないかが異なるので、ものによっては発売後割と短期間で更新がストップしてしまうものもあります。更新がされないということはパフォーマンス面での向上が見込めないほか、セキュリティ上のリスクも抱えることになります。

そこでOS本体はともかく、OSとアプリの中間に入るランタイム部分を更新しやすくしたことで、多くのAndroid端末に恩恵がある仕組みが構築されたということのようです。

様々な端末でOSのアップデートがなくてもOS更新並みのメリットが得られるようなら、かなり良い取り組みだと思います。相対的に端末が長期間使えるようになるので、環境保護などの面から見てもメリットのある話ではないかと思います。

Google ONEによるダークウェブモニタリング

5月に発表されていた内容ではありますが、Google ONEによるダークウェブモニタリングを試してみました。これはGoogle ONE用の機能なので、無償のGoogleアカウントでは利用することができません。

New security features for all Google One plans

[blog.google]

この機能を使うと、Google ONEに登録されている個人情報や認証情報のうち、任意のものについてダークウェブ上で流通しているかどうかをチェックすることができます。

ダークウェブというのは一般的なブラウザや検索エンジンでは到達できないWeb上の空間で、漏えいした情報や違法な情報・物品の流通によく使われているそうです。

試しにメールアドレスでチェックをしてみましたが、過去に情報漏えい事件のあったショッピングサイトで使用していたメールアドレスが検出されました。

チェック自体は数秒で実施できるので、気軽にチェックができます。また、漏えいした情報があった場合、対抗策についてアドバイスももらえるので親切な設計です。

今回チェックしてみて思いましたが、自分で気をつけていてもこういった情報は外部のサービスに預けることになるので、どうしても漏えいの危険性が避けられません。

特に認証情報などについては漏えいしても重大な結果につながらないよう、パスワードの使い回しを行わないことや、設定可能な場合できる限り多要素認証を設定するなどの対策が必要であることが認識できました。

Google I/O 2023と新しいPixelファミリー

Googleの開発者向け会議であるGoogle I/Oが開催されました。目玉の講演はジェネーティブAIのBardに関するものだったと思いますが、Pixelシリーズのハードウェアも新たに3種類発表になりました。

New Pixel devices for your pocket and your home

[Google]

今回新たに登場したのはPixel7a、Pixel Fold、そしてPixel Tabletの3種類です。特にPixel 7aは定価6万円少々でPixel7シリーズの機能を数多く搭載しており、かなりお買い得なモデルなのではないかと思います。

私が注目しているのはPixel Tabletです。Tensor G2プロセッサを搭載しており、メモリも8GB搭載とかなり高性能な仕様になっています。その上で発売時点の定価は\79,800と性能の割りにはお買い得な価格設定になっているのではないかと思います。

昨今タブレットと言えば実質ipadのようなところもあり、Androidタブレットのラインナップが寂しかったのですが、今回のPixel Tablet投入でAndroidタブレットも盛り上がってくれると良いと思います。

Android版Yahoo!天気に風レーダーが追加

Android版限定ということだそうですが、風の情報が見られるようになりました。

風の動きが色と粒子状のアニメーションで視覚的に把握しやすくなっています。

この手のサービスではWindy.comが有名だと思いますが、見た感じはおおよそ同じ雰囲気です。既存の雨レーダーのレイヤーの1つとしての提供になっています。

閲覧時点での想定の情報に加えて、60時間近く先の予報も見ることができるので自転車ツーリングの予定を決める時に便利そうです。

Pixel 6/7シリーズの通信機能の脆弱性

SAMSUNG製のモデムに脆弱性があり、GoogleのPixel 6/7シリーズが影響を受けるそうです。

Pixel 6/7採用のSamsung製モデムに脆弱性。対策までLTE/Wi-Fi通話オフを推奨

[PC Watch]

インターネット経由で脆弱性を利用した攻撃が可能で、相手の電話番号が分かれば理屈の上では攻撃が可能ということです。緩和策としてはVoLTEおよびWi-Fi通話を使用しないという方法があるそうです。

Pixel 6/7シリーズに関しては2023年3月のセキュリティパッチで当該脆弱性は修正されているということです。

攻撃の難易度は分かりませんが、相手の電話番号が分かれば攻撃可能というのは攻撃の前提条件となるハードルがかなり低いように感じます。モバイル機器にこういう脆弱性が見つかることはあまり気にしていなかったので、勉強になりました。