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Vivaldi6.6がリリース

2/29にバージョン6.6がリリースとなりました。

デスクトップ版 Vivaldi 6.6:メールの検索と翻訳サービスを改善し、拡張機能のサポートでウェブパネルを強化

[Vivaldiニュース]

ウェブパネルの強化

今回のバージョンではウェブパネルでWebサイトを表示した際の機能が強化されました。ウェブパネルというのはサイドパネルで別のWebサイトを開く機能です。単にWebサイトを開くだけではなく、Chromeの拡張機能を追加して使うことができるようになったそうです。また、ウェブパネル用にメインのタブとは別にナビゲーション操作が追加されているため、実質Webサイトを1ウィンドウで2つ開いて使うことができます。ウェブパネル側にNotionのようなメモを取れるサイトを開いておくと便利ではないかと思います。

翻訳の改善

Vivaldiに内蔵されている翻訳機能が改善されているということです。Vivaldiの翻訳機能は翻訳したサイトの情報やテキストが収集されないという点がセールスポイントではあるのですが、従来のものは翻訳の品質がもう1つだったり、スクロールする過程で訳文と原文が混合されてしまったりと実用するには少々厳しいところもありました。

今回改善されたということで簡単に試してみたところ、確かに挙動については不自然な部分がなくなっているように感じます。翻訳の品質についてはまだ十分に見られてはいませんが、従来見られたような明らかに機械翻訳したような意味の通らない直訳は見なくなったように思います。今回の改善は結構期待できそうに思います。

Vivaldi6.5がリリース

バージョン6.5がリリースとなりました。

デスクトップ版 Vivaldi 6.5:機能盛りだくさんのアップデートで年末年始をお祝いしよう

[Vivaldi ニュース]

セッションパネル

今回のアップデートではセッションパネルという機能が新規に導入されました。これを使うとブラウザで開いているタブの状態を”セッション”としてまとめて保存することができます。セッションからの復元を行うとタブが元の状態で復元されるので、個別にブックマークをするよりも簡単に状況の保存ができます。

セッションは時点ごとに複数保存できるそうなので、その時やっていた作業ごとに違うセッションとして保存することが可能になっています。

同期機能の強化

Vivaldiは他OS版と同期をする機能が搭載されているので、PCとモバイルデバイスで入力履歴や検索結果などを同期することができます。今回同期の機能が強化され、ブックマークや閲覧履歴についても同期が可能になったとのことです。

公式のニュース記事でも触れられていますが、確かにモバイルデバイスで移動中にパラパラ見ていて保存もしなかったWebサイトを後になってから再確認したくなることは時々あります。従来以上に便利に使うことができそうです。

Vivaldi6.4がリリース

バージョン6.4がリリースされました。

デスクトップ版 Vivaldi 6.4:すべてのデバイスでの使用が可能になり、よりパワフルに

[Vivaldiニュース]

今回のバージョンでは内蔵カレンダーに予定のテンプレート機能が追加されています。これにより、よくある予定を簡単に登録できるようになっているとのことです。

Vivaldiは毎回大きめのアップデートをいくつも入れてきますが、今回はiOS版がリリースされたばかりということもあってか少々控えめの印象です。

これで主要なデバイス向けの各エディションが出そろったということで改めてデスクトップ版の紹介を行うためなのか、6.4の機能紹介は今までのまとめ的な性格も含むものになっているようです。

Vivaldi6.2がリリース

大規模なコードリファクタリングを施したというバージョン6.2がリリースされました。

デスクトップ版 Vivaldi 6.2:コードの大幅書き換えにより、新しいウィンドウを開く速度が向上

[Vivaldi News]

従来ウィンドウごとに独立して管理していたリソースを共有化するようになったのが改良のポイントだということです。

この結果動作が高速になったほか、リソースの共有の効果によりウィンドウ間でのタブのナビゲーションやウィンドウパネルの機能も拡張することができたそうです。

肝心の高速化はテスト環境では最高37%の高速化が見られたということらしいのですが、確かに我が家の環境でも体感できるくらい速くなった感はあります。元々それほど遅いと感じることはなかったですが、わずかな待ちがなくなってキビキビ動く感じが増したように思います。

Vivaldi6.1が登場

なぜかBing Chatが使えるようになってしまったデスクトップ版Vivaldi6.1がリリースとなりました。

デスクトップ版 Vivaldi 6.1:Vivaldi から Bing Chat にアクセスできるよう、クライアントヒントを変更し、ワークスペースも改善。

[Vivaldi ニュース]

ブラウザはWebサイトにアクセスする時に自分がどのブラウザなのかを伝えています。Vivaldiは以前は「Vivaldiです」と名乗ってアクセスをしていたそうですが、Webサイト側で”サポートされていないブラウザ”と判定され、アクセス自体をブロックされたり、コンテンツの一部が利用できなかったりしたそうです。

以前はユーザーエージェントという仕組みが利用されていましたが、最近はクライアントヒントという仕組みに置き換わってきているようです。

今回、Vivaldiはクライアントヒントにおいても他のブラウザを名乗るように設定されたため、一部のWebサイトに対しての互換性が高まっているということです。

また、Bingにアクセスした際にEdgeとしてアクセスするようになったので、EdgeではないのにBing Chatが利用できるようになったそうです。

この他、6.0で導入されたワークスペースの機能強化が図られたほか、タブスタック全体に1つのリンクアドレスを設定して共有する機能も新たに追加されています。

Vivaldi6.0がリリース

バージョン6.0のメジャーリリースが公開されました。

デスクトップ版 Vivaldi 6.0:新機能「ワークスペース」で目的別にタブまとめ&カスタムアイコンで自分らしさをちょい足し

[vivaldi.com]

ワークスペース

6.0の目玉機能の1つがこのワークスペースです。ワークスペースはテーマ別にタブをまとめておける機能で、ワークスペースを切り替えると表示されているタブが全て切り替わります。

従来もタブスタックなどの機能でタブの整理は行えましたが、ワークスペースはWindowsで言う仮想デスクトップのような感じでワークスペース間が独立しているので、多くのタブを同時に開く人には便利そうな機能です。

ワークスペース内にもタブスタックを作ることができるので、タブの格納量はかなりのものです。

カスタムアイコン

Vivaldiといえばテーマや背景画像などの見た目のカスタマイズ性の高さも以前から力が入っているポイントでした。今回のバージョンからアイコンセットもカスタム可能になっています。

設定→テーマを選択し、”他のテーマも見てみる”で投稿されたテーマ一覧を見ると、カスタムアイコンセットを含むテーマを選択できます。既に公式がいくつかサンプル的に投稿を行っているほか、カスタムアイコンコンテストも実施するということなので、今後のラインナップ充実に期待です。

VivaldiでWebサイトの通信量を確認する

人からWebサイトの通信量のことを質問されたので、簡易にWebサイトのページを読み込んだ際の通信量を把握する方法がないか調べてみました。

簡単な方法としてはブラウザの開発者モードを使って計測するのが良さそうだということが分かりました。

開発者ツール

[Vivaldi help]

計測対象のWebサイトに移動し、開発者ツール起動後に上のメニューから”ネットワーク”を選択した上でCtrl+Rで読み込みを行うと、読み込んだリソース量やデータの転送量、読み込みにかかった時間などを記録してくれます。

2023/3/10時点での当ブログのトップページはリソース量2.9MB、読み込み時間793msということでした。色々なWebサイトを計測してみると結構興味深い結果になります。Webクリエイター向けの機能だとは思いますが、測定だけでもなかなか楽しめます。

VivaldiのメールクライアントにOutlook.comのメールアドレスを設定する

Vivaldiが内蔵メールクライアントに力を入れているようなので、ブラウザ内蔵のメールクライアントはしばらく使っていませんでしたが使ってみることにしました。

Gmailについては簡単にセットアップができたのですが、Microsoftアカウント用に持っているOutlook.comのメールアドレスがセットアップできませんでした。

IMAPに対応しているメールアドレスは基本的にIDとパスワードで認証ができればメールサーバーやポートの設定は個別に必要ないと思っていましたが、どうもこれらの設定が違っているようなので設定を見直してみました。

Outlook.com の POP、IMAP、および SMTP の設定

[Microsoft サポート]

この情報を確認したところ、どうも自動設定されたメールサーバーの情報は送信メールサーバーが違うものになっていたようです。手動で設定できるオプションがあるので、そちらを選択して上記リンクの情報を打ち込んで無事に設定ができました。

Vivaldi5.7がリリース

バージョン5.7がリリースとなりました。

デスクトップ版 Vivaldi 5.7 – ウィンドウパネルがさらに進化

[Vivaldi ニュース]

Vivaldiにはウィンドウパネルという全てのタブを表示してアクセス可能なサイドパネルが搭載されています。従来、このウィンドウパネルはアクティブウィンドウのタブのみをまとめて表示できる仕様だったのですが、今回のアップデートでVivaldiのウィンドウが複数あった場合でも、それぞれのウィンドウのタブをまとめて表示できるようになりました。

これによりVivaldiのウィンドウが複数ある場合でも、ウィンドウパネルを経由してそれぞれのウィンドウを自由に行き来することができるようになりました。

ウィンドウパネルの便利な機能として、閉じたタブの情報を格納している”閉じたタブ”機能があります。こちらについても全てのウィンドウで閉じたタブの情報を格納するようになっているので、どのウィンドウで閉じたか分からないタブであっても簡単に復元することが可能になっています。

このほか、メールクライアントの挙動などについても機能強化が図られているということです。

Vivaldi5.6がリリース

バージョン5.6がリリースになりました。

デスクトップ版 Vivaldi 5.6 – Mastodon を導入

[Vivaldi blog]

VivaldiによるMastodonインスタンス

Twitterが買収され、様々な方針変更が伝わってきています。ここに来てTwitterライクなサービスとして一時期注目を集めたMastodonが改めて注目されているそうです。Vivaldiもこの機にMastodonインスタンス(Mastodonのサーバーのようなもの)を独自に立ち上げたということです。

今回のバージョン5.6ではサイドパネルからMastodonに直接アクセスが可能になっています。ブラウザの標準機能でMastodonクライアントを導入したのはさすがにVivaldiが初とのことです。

VivaldiのMastodonインスタンスにはVivaldiアカウントを使ってシームレスにサインアップが行えるということです。

タブスタックのピン留め

単体のタブに加えてスタックさせたタブを丸ごとピン留め可能になりました。昨今SaaSも様々なものが登場しており、このタブは常に開いておきたいというものも増加傾向なのではないかと思います。

常用するWebサービスのタブをまとめてピン留めしておくと、うっかり閉じてしまうことがなく便利そうです。

設定のカラー表示

ユーザーからのフィードバックに応えてVivaldiの設定項目もどんどん増える一方ですが、今回のバージョン5.6で設定の内容が整理され、カテゴリごとに色分けされるようになりました。

どこに何の設定があったかが直感的に分かりやすくなり、非常に良い改良になっていると思います。