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上信越自動車道 入田橋

秋頃に上信越自動車道の入田橋に下側からアクセスしました。

入田橋は上信越自動車道の106.4キロポスト付近にあります。大きく看板が出ているわけではないので橋の名前には気がつきにくいかもしれません。

地点としては千曲川さかきPAのすぐ近くです。東京方面から走ってくるとPAを過ぎてすぐです。高速道路を走っている分には普通の橋なのですが、下から見ると橋脚の高さがかなりあり、迫力のある構造物です。

調べてみると橋脚の高さは12mくらいあるんだそうで、4階建てビルくらいの高さということになります。

この入田橋がある地点は千曲川沿いに対して100mくらい標高が高いので、ここからの景色はなかなかです。

長野市大岡支所付近の道路改良

聖山の西半分をぐるっと回る県道12号の一部がかなり大きく改良されていました。

写真左奥が旧道です。新道は右に急なカーブになっています。

場所としては長野市大岡支所の近くです。この区間は沢があり、沢を橋で横断する関係上コの字型の横断線形になっていました。道路をできるだけ山に寄せることで橋の延長を短くしていたのではないかと思います。

新道と旧道の分岐点です。

新道も新しくなったとは言え相当急なカーブなのですが、旧道はそもそも道幅がそんなに広くない上に直角に近いカーブが2連続であります。自転車だとそんなに気になりませんが、四輪車だと結構な難所ではないかと思います。

旧道側から新道を見てみました。

しかし今回立派な橋が新たに架かったことで、1回のカーブで抜けられるようになりました。すれ違いも問題なくできるので大きな改良になっているのではないかと思います。

橋は鋼製と思われますが、橋桁部分も鋼管製のようです。鋼管であればこういった山間部でも設置はしやすいと思いますし、コンクリート製に比べて大掛かりにならないので良さそうに見えます。こういった新しい工法が登場したからこそ今回改良できたのかもしれません。

沢はちなみに樋之口沢というそうです。

中央橋(飯山市)

飯山市の千曲川に架かる中央橋です。飯山市街と木島平村方面を結んでいます。

この橋は説明板らしきものがずいぶんたくさん設置されていたので前から気になっていました。

中央橋の歴史に関する説明です。
こちらは諸元や工法に関する細かい説明です。

中央橋は元々木の舟を並べて上に板を渡した舟橋で、その後木製の流れ橋になったそうです。1956年に鋼製のトラス橋になったそうですが自動車時代の交通には手狭で、ついに2014年に現在の橋になったとのことです。

説明板の後ろに保管されているのは3代目のトラス橋の一部です。

広い歩道もあるので自転車でも通行しやすいのがありがたい橋です。

規制が解除された水篠橋

長らく災害で片側交互通行規制がかかっていた国道19号の水篠橋を久々に通過しました。

この区間はここ数年そもそも避けていたのと、通行する場合でも並行する市道(並行する山道)にう回していたので本線をそのまま走るのはずいぶん久しぶりに感じます。

何事もなく通行できることのありがたさが改めて分かります。

西側の擁壁には新しいアンカーが大量に打ってあり、対策の入念さを感じることができました。一応通行可能にはなっているものの、センサーで変動の増加が確認された場合は再度規制がかかる可能性もあるということです。

古間跨線橋

信濃町にある国道18号の跨線橋です。新旧の跨線橋が並んでいる珍しい構造です。

旧橋の方は現在は歩行者専用道路となっています。橋の上から北しなの線の線路がよく見えることから、鉄道の撮影スポットとして人気があるようです。

旧橋の遊歩道からは妙高山を背景に線路がよく見えます。

旧橋はいつ竣工したものか分かりませんが、雰囲気から見てかなり古そうな印象です。形式としてはトラス橋の中でも曲弦プラットトラスという形式に属するようです。旧橋の方は何となく意図的に残してあるように見えるので、細かいスペックが気になる橋りょうです。

笠倉壁田橋(中野市)の工事現場

千曲川左岸側の国道117号(旧道)側を自転車で走っていたところ、気になる工事の案内を見つけました。

笠倉壁田橋という橋の工事のようです。結構立派な道路が既にあったので、先を見に行ってみました。

道路の先は斎場で、橋の工事現場まで行くことはできないようでした。

位置関係で言えば千曲川に架かる橋になりそうですが、右岸側は急な崖のような地形だったはずです。本当に橋が架かるのか気になったので写真だけ撮影して帰宅後に調べてみました。

工事中の橋は確かに千曲川に架かる橋で、右岸側の県道500号(豊田中野線)の延長線上にあるようです。

今時新規に架橋というのも珍しく感じますが、この近くの橋は上流側が県道505号(上今井橋)、下流側が国道292号(古牧橋)で、橋の間は7-8kmほど離れています。千曲川左岸側の中野市豊田地区(2005年まで豊田村)から見ると、どっちに行っても橋が遠いために右岸側にある中野市中心部へのアクセスがあまり良くなく、県道500号の延伸は長年の懸案事項だったようです。

恐らくこの赤線のようなイメージで川を渡る道路が開通するものと思われます。

工事自体は2023/10/31までということで、最終的にどんな感じになるか要注目と言えそうです。国道117号の旧道は現状ではほとんど車が通らないのでツーリングに重宝していたのですが、橋が供用開始になると車の流れに変化がある可能性があります。この点も気をつけておきたいと思います。

新布下橋

千曲川沿いの地図を眺めていたら渡ったことのない小さい橋があることに気がつきました。東御市にある布下橋という橋です。

この橋は道の駅みまきの近くに架かっている橋で、規模から見て幹線道路ではなく生活道路的な使われ方をしている橋のようです。

新しい橋で、竣工は2022年3月になっていました。こんなに最近この位置に橋が架かるのは少々妙だと思ったので帰って調べてみたところ、旧布下橋が今の橋の位置から200mほど上流にところに長らくあったそうです。

しかしながら2019年の台風19号災害で橋が架かっていた中州がなくなってしまい、橋は残ったものの利用できなくなってしまったそうです。結果、位置を移動させて新たに布下橋を架橋し、現在に至っているということです。

改めて台風19号災害の被害の大きさを感じることができました。

神川橋(上田市)の架け替え

しなの鉄道の信濃国分寺駅近くに神川橋という橋が架かっています。橋の名前の通り、神川という川に架かっている橋です。先日通りがかったところ、隣に新しい橋の橋桁が準備されていました。

この橋は旧北国街道上に位置しており、自転車で千曲川沿いを移動する時に便利です。旧北国街道のこの区間は正式には上田市道踏入大屋線というそうで、都市計画道路にも指定されています。

現道は上田方面から走ってくると神川橋を渡った後に左折するルートになっています。上田方面から来る分には左折なのでまだ良いのですが、大屋方面から来る場合は一時停止して右折することになるので、通行上のボトルネックになっています。

大屋方面から来る車はどうしてもここで詰まり気味になります。

既存の神川橋もかなり古そうな橋なので、橋をリニューアルしつつ線形を良くする計画なのかもしれません。神川橋の先の区間についても舗装を打ち直しつつ拡幅が進んでいたので、この道路の規格を良くして東西の交通を改善するというのが上田市の都市計画に含まれているのではないかと思います。

第二白田切橋

妙高市内を流れる白田切川に架かる橋です。こちらは旧北国街道の橋で、現在のメインルートである国道18号は白田切橋という橋で川を渡ります。

この橋に関連して興味深いものが近くにあります。ガスの遮断バルブです。

新潟県の直江津から東京に向かって天然ガスのパイプラインが通っており、その経路にこの橋があるものと思われます。緊急事態にはここでガスの送出を遮断できるということのようです。

このガスパイプラインには意外な恩恵があり、経路にあたる長野県内の自治体では都市ガスが供給されています。県内の大半のエリアはプロパンガスでガスをまかないますが、国道18号に並行している一部区域については都市ガス会社が存在し、都市ガスを利用することが可能です。

国道18号妙高大橋の旧道の旧道

国道18号の太田切川に架かる妙高大橋は2021年の8月に新橋が供用開始となり、旧妙高大橋は通行できなくなりました。

地図を見ていたところ、旧妙高大橋の更に下にもう一本旧道の橋があるようだったので見に行ってきました。

この旧道の旧道とでも言うべき橋を通る場合、事前に国道18号の脇道となっている旧北国街道に入っておく必要があります。

この道路は橋の長さを節約するため、一旦川に向かって坂を下り、短い橋で川を渡ってまた登るというルートが採用されています。高低差があることに加えて、横断線形もあまり良くない点が昔の道路という雰囲気を感じさせます。

奥の橋が旧道、手前の橋が現道、下を走るのが旧道の旧道です。
橋の名前や竣工年が気になりましたが、詳しい情報は分かりませんでした。
橋の手前のコーナーに”スピードおとせ”という電光表示板がありました。いつのものかは分かりませんが、穴の開いた板の裏からランプで照射するという仕組みのものです。

北国街道と直接関係なさそうですが、眼下に見えた妙高はねうまライン(旧信越本線)の線路沿いに何か石碑のようなものがありました。良くある工事完工記念の石碑なのかもしれませんが、アクセスできないところにある石碑なのでちょっと気になりました。

中央にあるコンクリート製構造物の前に石碑が見えます。