月別アーカイブ: 2014年1月

Mantle対応版Catalystは2月以降に延期

Mantleに対応したドライバのリリースですが遅れているようです。

Mantle対応版Catalystは2月以降に延期
[PC Watch]

もうデモができるレベルではあったので納得できるところまで煮詰めているだけだと思いたいのですがちょっと心配ですね。
BF4はやっていませんが、リリースから間もないGPUを積んでいる関係上ドライバの更新は大いに楽しみです。

ところでドライバのナンバリングは[年数].[月数]だったと思うのですが、2月に出た場合でも14.1として出るのでしょうか。
小さなことですがちょっと気になります。

Opera19がリリース

19安定版がリリースとなりました。

「Opera 19」正式版公開、ブックマークバー機能が追加
[Internet Watch]

Opera 19 is going stable!
[Opera Desktop Team’s Blog]

Operaの開発チームのblogを見ると更新時にスピードダイヤルがデフォルトに戻る不具合があったようですが、このエントリを書いている時点では修正されているようです。

19の目玉は何といってもブックマーク(バーとして実装)の復活でしょう。
Opera側が「統計を見てみると使われていないようだから」という理由で一旦は廃止したブックマークですが、Chrome風のブックマークバーとして復活しました。
個人的にはスピードダイヤルを利用したブラウジングにすっかり慣れてしまったので、常用するかどうかは今のところ未定です。

その他、スピードダイヤルの背景に任意の画像を表示できるようになりました。
スピードダイヤル上で右クリック→”テーマを変更”→左上のメニューで”テーマを作成する”を選択すると任意の画像を表示したテーマが作れます。

設定関連では”詳細設定”が新たに追加されました。
現状ではオンにするとハードウェアアクセラレーションの有無などを設定できるようになります。
ちなみに英語表記では”Hardcore Mode”という何とも物騒な名前になっています。日本語版でも”ハードコアモード”だったらちょっと面白かったですね。
詳細設定で設定できる項目は今後も増えていくそうです。

IL Remoteのコントローラ設定(標準コース)

今度は一般的な設定の方法です。
IL Remoteの各UIはそれぞれ”CONTROL ID”という番号を持っており、これがMIDIメッセージと対応します。

FL側で変更したいパラメータのMIDIメッセージ番号を決めておき、その後IL RemoteのUIに対応するIDを割り当てればリンクを張ることができます。
大量に割り付けをしたい場合はこちらの方が簡単だと思います。

まず、FL側でパラメータのMIDIメッセージ番号を決めておきます。
今回はFruity Love Philterのカットオフ、またフィルターがSVFモード時のLOW・MID・HIGHそれぞれをIL Remoteで操作できるようにします。
140129_01
こんな感じです。これはカットオフの割り当て状況です。
続きを読む

IL Remoteのコントローラ設定(簡単コース)

気になったのでIL RemoteとPCのFL Studio間でコントローラのリンクを張る方法を調べてみました。
まずは非常に手っ取り早く設定できる簡単コースです。

例としてFMシンセのDX10を呼び出し、Modulation1のCoarseのノブとIL Remoteのデフォルトページにある”PIANO”のMOD 2(紫色の縦フェーダー)をリンクします。
まずFL Studio側で操作を行います。

Coarse1のノブを適当に操作し、その後上のメニューから”TOOLS”→”Last tweaked”→”Link to controller”と順番に選択します。
140128_01
この操作により、”最後に操作したパラメータに対しコントローラからリンクを張る”ことができます。

続けてこのような画面が出ますので、IL Remote側でリンクしたいフェーダーやノブを操作します。
これだけでリンク完了です。
140128_02
ちなみにMIDIポートは250、MIDIチャンネルは2、コントローラの番号は0になっていますね。
この番号の振られ方にも理屈があるそうなので、こちらは別途エントリにまとめてみようと思います。

Image-Line Remoteの動作チェック

お正月にニュースで届いていたImage-Line Remoteを試してみました。
Image-Line RemoteはAndroidまたはiOSで動作するImage-Line製品用のソフトウェアコントローラです。

試しに使ってみましたが、やはりパフォーマンスモードでクリップをトリガーするのが大変面白いです。
クリップを流しながら画面を切り替えてジェネレータのエンベロープを変えるといった操作も非常に簡単に行えます。
この辺はソフトウェアコントローラゆえの柔軟性があります。

あと地味に、という感じなのですが無線ゆえに適当な姿勢であれこれパラメータを変えて遊べるのが楽でいい感じです。
MIDIキーボードなんかだとどうしてもある程度姿勢を維持して操作しないといけないところですが、Nexus7(2012)なのでかなりくつろいだ姿勢でも楽しめます。

ちなみにDeckadance2もサポートしているらしいのですが、現状ではDeckadance2の操作は実装されていないようです。
Deckadance2本体でもIL Remoteをサポートしている様子はないようです。
この辺は続報待ちですが、恐らく同じような感覚でDeckadance2も操作できるようになるはずです。期待したいです。

WordPressが自動的に3.8.1になりました

とうとう自動アップデートの威力が発揮されました。

今回の3.8.1はメンテナンスリリースでバグフィックスが中心のリリースだということですが、自動的にアップデートをしてもらえると非常に助かります。
登録しているメールアドレスにアップデートされた旨のメールが届くのも親切です。
ただうちではメーラーが気を利かせて迷惑メールとしてフィルターしていましたが…

水冷化したRadeon R9 270Xの温度

システム全体の温度を改めてチェックしてみました。
構成はこんな感じです。

【構成】
CPU:AMD FX-8120(3.1GHz→3.6GHzにOC、電圧は1.3625V)
CPUブロックは確かアルファクールのNexXxosXP(旧品)です。

VGA:MSI R9 270X Twin Frozr 4S OC(コアクロック1,080MHz、メモリクロック1,400MHzで固定)
VGAブロックはEKのEK-VGA Supremacy – Acetal+Nickelです。

ラジエータはHardwarelabのBlack Ice Pro(360サイズ)です。

【試験の条件】
試験はCPU全コアとVGAにFolding@Homeで1時間ほど負荷をかけて行います。
室温は空調により約20度にしました。

各部の温度については

CPU:     AMD Overdriveの熱マージン値
VGA:     Catalyst Control Centerの値
VGA表面の温度:VGAのヒートスプレッダに貼り付けた温度センサの値
水温:     リザーバに設置したインライン水温計の値

としています。
続きを読む

Radeon R9 270Xを水冷化する(3)

組み込んでみた状況がこちらです。
140123_01
フィッティングはストレートのものを使用しました。
ストレートのものを使用した場合管路はマザーボードから垂直に伸びてくることになります。
この部分の取り回しが結構大変でした。

ポンプ→カードの部分は前に買った柔らかめのPVCチューブで何とかつなげました。
カード→CPUブロックの部分はほぼ180度方向が変わる半円状の管路になるため大きく半径を取った上で折れ防止用のコイルを巻いています。

その他、温度計測用にカード表面のヒートスプレッダにファンコンの温度センサを貼り付けてあります。
多分大丈夫だと思っていますが、一応データ取りのためにしばらくカード表面の温度も取れる状態にしておく予定です。

Radeon R9 270Xを水冷化する(2)

さっそく工作に入っていきます。
VGA背面のコア周辺にあるねじ(4つ)を外してクーラーを外します。
このねじのうち1本にはシールが貼られており、破った時点で保証が切れてしまいます。
140122_01
クーラーを外した状態です。ご覧の通りヒートスプレッダがメモリチップやVRMを覆っています。

次に最初からついていたサーマルグリスを落とします。
うちではいつもArcticleanという2液式のグリス落としを使っています。

次に新しいグリスをVGAコアに塗り、ウォーターブロックを取り付けます。
140122_02
ウォーターブロックはこんな感じです。
グリスはウォーターブロックのパッケージにArcticCoolingのMX-2が小袋で入っていました。
続きを読む

Radeon R9 270Xを水冷化する(1)

というわけでとうとう我が家のPCのVGAが換装されました。
Radeon HD6970がRadeon R9 270Xに交換となりました。
140121_01
実質HD7870になったようなものなので演算能力は現状維持からちょっぴりダウンというところではありますが、消費電力削減目当てでの換装です。
一応290と280Xも候補として検討しましたが290はやはりコスト高がネック、280Xはアイドル時の消費電力が290系とそう変わらないのでグレードを下げる旨味がないな、と思って270Xを選定した次第です。

270Xには対応するウォーターブロックが出ていないようでしたが、EKから出ているコアだけを冷やすVGA用汎用ブロック(EK-VGA Supremacy – Acetal+Nickel)は使えるようでした。
その後ネットのレビュー記事などで基盤の写真をチェックして、MSIのR9 270X Twin Frozr 4S OCを水冷化することにしました。
一応MSIの270Xにはメモリ4GB版もあったのですが、メモリチップの配置が変わっていると困るので2GB版を選択しています。

ちなみに基盤の写真はEKのWebサイトのCoolingConfigurator.comに登録されている場合がある他、
「270X pcb」等の検索クエリで画像検索しても見つかる場合があります。いつも大体これらの手段で基盤の情報を集めています。

今回なぜMSIにしたのかというと、どうもGPUコアを冷やすメインのクーラーを外すとメモリやVRMにヒートスプレッダがついているようだったからです。
VGAでコアだけを冷やす場合、周辺のメモリチップやVRM部をヒートシンクを追加するなどの別の方法で冷やす必要があります。
ところが、わし程度の電子工作の知識ではメモリチップはともかくVRM周りはどれが冷やすべき部品なのかいまいち判断できなかったので、最初からヒートスプレッダのついているMSIのカードにしたというわけです。
メモリチップやVRMは既にヒートスプレッダで覆われている状態なので、コアについているクーラーをウォーターブロックに取り換えればほぼそのまま水冷仕様で使えるだろうという目論見です。