日別アーカイブ: 2015年4月16日

Etyomotic Reserch社の耳栓

趣味がDJなのにおかしいだろと突っ込まれそうですが、大きい音とかにぎやかな環境が苦手です。

・飲食店(特に居酒屋)
・休日の繁華街
・朝の駅構内
・工事現場
・ピンポイントですが自転車に乗っている時に車の窓から顔を出した犬に吠えられる現象

なんかが特に苦手分野です。
クラブとかコンサートが平気なのは恐らく流れている音が整理されているからだろうと推測しています。

基本的にそういうところには寄り付かないように生活しているのですが、諸事情ございまして朝の駅構内だけは回避できないので、ER-4Sで好きな音楽を聴きながら行動しています。
サウンドハウスさんでEtyomotic Reserch社の製品をいろいろ物色していると耳栓があったので試しに購入してみました。
150416_01
ER-20という製品です。
面白いのはこの耳栓は音を完全に遮断するのではなく、ある程度まで減衰させるという働きをするところです。
パッケージに周波数別の減衰度合いが書いてあるのですが、特に2000Hzと8000Hzの周波数域を大きくカットする特性があり、いわゆる耳に刺さると表現されるような高音成分を中心にカットしてくれます。

いくつかの場面で使用してみましたが、

朝の駅構内:まあまあうるさいのは変わらず、だがアナウンスはかなり耳に優しく聴こえる。駅で流れるメロディ全般が音質が良くなったように感じる。
人ごみ:ちょっと離れた会話や足音がかなりカットされるので気分的にはかなり楽。近くで話している人や声の大きい人の会話は割りと普通に聴こえる。
屋外:車のロードノイズ成分が多くカットされるので、交通量の多い幹線道路沿いなどはかなり楽に感じる。低音域が残るのでエンジン音中心に聴こえる。
ライブ:高音部分がカットされるので耳に優しい音量で楽しめる。低音が目立つようになるのでその辺は好き嫌いがあるかも。楽器の演奏が細部まで聴きやすい。

完全に遮音をしてくれるわけではないので無音を期待すると全然期待はずれになってしまいますが、極端に大きい音やガヤ系の音が苦手でどうにかしたい方には良い製品なのではないかと思います。
耳から露出する部分もクリアで目立ちにくいので、フォーム系の耳栓をしているときのような変な目立ち方をしないのが良いです。
上記写真に写っている付属品のケースも便利です。