Fairweather Seat Bag(旧型)がタイヤとこすれるのを防止する

泊まりや輪行のツーリングでは常に起用しているFairweather Seat Bagは非常に頼りになる存在です。しかし1つだけ難点がありまして、それは”荷物をフルに積むとバッグの底がタイヤとこすれる”ことです。

これはバッグそのものの欠陥ではなく、私がチビでサドルが低いのが原因です。うまいことバッグを固定できれば何とかこすらずに旅ができるのですが、バッグの固定の出来不出来を気にしながらのツーリングというのも気持ちの良いものではありません。

同バッグは現在モデルチェンジしていて、2本のベルトで締結するようになっています。私の物は型が1世代前ですが、ベルトを追加することで現行品に近く、より強固に締結する方法を考えてみました。

160917_01丸をつけた部分がタイヤとこすれます。常時ということではなくて、マンホールの周囲などの段差を通過した時に「シュッ」とこすれる感じです。

160917_02ベルトは以前買った輪行袋についていたナイロン製のものです。70cm程度にカットしました。

本格的に改造するならバッグに縫い付けたりする必要があるのかも知れませんが、木綿針くらいしか持っていませんし、後戻りできないと困るので不可逆な加工はやめておきます。幸い、このバッグはロールトップ式なので、それをうまく使います。

160917_03バッグの口の部分にベルトを置いて、ベルトごと口を巻いていきます。巻き寿司を作るような感じです。

160917_04巻き終わるとこんな感じで、端がバッグの脇から出ます。

160917_05バッグから出た分をこのようにサドルレールに通して締めていきます。大ざっぱに言うと、青線部分が今回追加するベルトの通る場所になります。

160917_06できあがりはこんな感じです。何となく見た目は現行のシートバッグに似ています。黄色が既存のベルト、青が今回追加分です。バッグの後方を斜め上に引き上げる力が強くなり、バッグが上下に揺れにくくなります。また、バッグの口の部分にベルトを置いているため、バッグ自体を前後方向に圧縮する効果も多少あります。

先日の飯山線各駅停車の旅で実地試験を試みましたが、この一工夫で底がこすれる問題は解消したと言って良さそうです。難点は荷物の出し入れがちょっと面倒なことです。撮影の度にベルトをあれこれするのはちょっと大変でした。この辺の省力化は今後の課題です。

 

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