オーバーホール完了(CS-R8000について)

オニキスさんがオーバーホールから戻ってきました。

ほぼ新車みたいなものなのですがあまり見た目は変わりません。

今回は完成車についていたコンポーネントの更新を行ったのですが、中でも一番気にしていたスプロケットのご紹介をしようと思います。

この部品です。

今回コンポーネントは105(5700系)→105(5800系)への更新となり、リアの変速段数が11段になりました。

単純に1段増えるだけでもありがたいのですが、せっかくなので上位のアルテグラグレードに用意されているギア比の近いスプロケットを装備しました。

これは主にジュニア選手向けに用意されているスプロケットだそうで、一番重いギアでも歯数が14あるというものです。軽いギアが28なので、途中までは完全に1個ずつ歯数が増えていく構成です。

筋力がないのでそんなに重いギアを使わないからという理由もありますが、この”ギア同士のギア比が近くなる”という部分に魅力を感じたので、あえてスプロケットだけを違うグレードにしてまで装備したわけです。

例によって表にしてみました。

更新前(CS-5700 12-25)

R12 R13 R14 R15 R16 R17 R19 R21 R23 R25
F46 3.83 3.54 3.29 3.07 2.88 2.71 2.42 2.19 2.00 1.84
F34 2.83 2.62 2.43 2.27 2.13 2.00 1.79 1.62 1.48 1.36

更新後(CS-R8000 14-28)

R14 R15 R16 R17 R18 R19 R20 R21 R23 R25 R28
F46 3.29 3.07 2.88 2.71 2.56 2.42 2.30 2.19 2.00 1.84 1.64
F34 2.43 2.27 2.13 2.00 1.89 1.79 1.70 1.62 1.48 1.36 1.21

まだ自転車店から自宅まで回送しただけなのですが、7枚目に入っている20tの効果は絶大です。インナーの6枚目(1.79)かアウターの9枚目(2.00)からスタートして順に進段していくと、非常にスムーズに走れます。電車のバーニア抵抗制御のようなもので、何とも滑らかです。

また道路も平坦路とは言っても何だかんだで多少の勾配はついているもので、状況に応じて2.00-2.42の間でギア比を微調整するとちょうど良い力の入れ具合で走れます。

恐らく長い坂においても、1.79-1.21の間で6種類もギア比を選べるので、勾配が移り変わるタイプの坂では威力を発揮してくれると思います。

アルテグラ(R8000)のCS-R8000 14-28というのはちょっと変わった存在ではありますが、最適ギア比にこだわりたいという方にとっては唯一無二のパーツだと思います。

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