両眼視機能検査を受ける

自転車用のスポーツサングラスに入れている調光レンズが最近あまり変色しなくなってきました。自転車に乗り始めてから作ったものなので、かれこれ6年ちょっと使っていることになります。

調光レンズは経年劣化で色が変わらなくなってしまうものだそうなので、今回サングラスごと新調することにしました。

新調に当たって、お世話になっているメガネ店で両眼視機能検査をしてもらうことにしました。この両眼視機能検査というのは通常の視力検査とは違い、左右の目の協調性などもチェックするものなんだそうです。

通常の視力検査だけでは見つからない微細な協調性の不具合が発見されることもあり、それがレンズのレシピに反映されるそうなので、精密検査のような感覚で受けてみた次第です。

検査の流れ

まずはメガネやコンタクトレンズを作ったことのある方ならおなじみの”気球が見える機械”で視力を測定します。

その後別の機械の前に座ります。”気球が見える機械”に見た目は似ているのですが、左右の目で覗く場所が完全に分離しているように見えました。

その後は左右からレンズを差し込むテストフレームをかけ、様々なテストをしながら設定を追い込んでいくような流れです。このテストは非常にボリュームがあり、あれこれやっていると20分~30分はかかります。

基本的に検査者からは「サンプルAとサンプルB、どちらが見やすいですか?」という形で質問がされます。最初のうちは設定が粗いので差が分かりやすいのですが、設定を追い込んでいくので最後の方はサンプル同士の差がよく分からなくなってきます。

この場合は素直に「う~ん…」とか「同じに見えるんですが…」といった具合に「決めがたいです」という意思表示をするとまたちょっと違うサンプルやテストに変えてもらえたりします。

検査を受けての感想

この検査、技術的にももちろん高度な検査だと思うのですが、検査の進め方や受検者への聞き方にもかなりの訓練を要しそうな感じがしました。

それなりに時間を要するのと、区別の付きづらいものを注意して見て、どちらが見やすいか判定するという検査の性質上、受検者側も集中力が必要です。

できあがったテストフレームの見え方も確認させてもらいましたが、期待できそうなきれいな視界でした。前回レシピから大きくは変えていない、との店主殿のお話でしたが、楽しみにしています。

 

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