埼玉県自転車みどころスポットを巡るルート100 #35

今回は35番の 川越・小江戸の歴史めぐりルート を走ってみました。埼玉県を代表する観光地である川越の市街地を走行する短いルートです。全長9kmのルートですが、この中に16箇所もの見どころが盛り込まれています。

ルートはこちらです。

まずは市内観光用の無料駐車場からスタートです。川越の市街地はスペースに余裕がないため、このように市街地から離れたところに観光用の駐車場があります。川越市役所の駐車場も休日はコインパーキングとして営業をするそうです。

目の前に川越に関連するルートである34番と35番のルート案内図があります。

すぐ近くにあるのが川越城本丸御殿です。室町時代から存在するお城だそうです。現存しているこちらの建物は江戸時代のものとのことです。

川越城近くにあるのが三芳野神社です。童謡”通りゃんせ”の起源がこの神社であるという伝承があるそうです。

県道15号を横断すると成田山川越別院があります。その名の通り成田山新勝寺の別院で、川越七福神を構成するお寺の一つです。恵比寿様をまつっています。

すぐ近くにあるのが喜多院です。喜多院は川越を代表する観光スポットの一つで、広大な境内を有しています。境内には江戸城から移築された建物もあるそうです。

川越七福神の大黒天担当です。

喜多院のちょっと南にあるのが仙波東照宮です。徳川家康が亡くなった際にここで法要を営んだことから東照宮を建立することとなったそうです。

仙波東照宮のもう少し南にあるのが中院です。このエリアには南院など、いくつかに分かれてお寺が立地しています。

国道254号まで出ると天然寺があります。

川越七福神の寿老人担当です。

国道254号沿いを少し南西方面に走ると仙波河岸史跡公園があります。

仙波河岸というのは新河岸川を利用した船運の起点となっていた河岸です。ここから新河岸川を使って江戸まで川越の物産が運ばれたそうです。

現在も東武東上線の駅に新河岸の地名が残っていますし、川越名物のくらづくり本舗のポイントカードは”舟運台帳”と称する洒落たものです。かつて舟運で繁栄したというのも川越の一側面です。ルート100では18番が新河岸川にフォーカスしたものです。

中心市街地に戻って川越駅すぐ近くの妙善寺です。川越七福神の毘沙門天担当です。

ここからは八幡通りという細い道を使って北上していきます。

小江戸蔵里というお土産を買える店舗があります。

元々は鏡山酒造という酒屋さんだったそうです。現在も酒の仕込みに使っていたという井戸が残っています。

蔵造りの街並みで知られる県道12号はすぐに横断して、蓮馨寺に立ち寄ります。

川越七福神の福禄寿担当です。

境内にトイレがあるのがありがたいです。ここに限りませんが、川越はさすがの観光都市らしく公衆トイレ事情は相当充実しています。

住宅街の中にある妙昌寺です。川越七福神の弁財天担当です。

ルートはここから新河岸川沿いになります。

川沿いにあるのが見立寺です。

川越七福神の布袋担当です。

そのまま新河岸川沿いを走って行くと田谷堰があります。

かなり古そうな堰です。橋として渡ることも可能です。

新河岸川沿いに川越氷川神社があります。川越の総鎮守ということで、かなり規模の大きな神社です。神職の方も常駐しています。

そのまま国道254方面に向かう途中に川越市立美術館と博物館があります。この付近は車道に自転車レーンがあります。

まとめ

さすが川越と言えるみどころたっぷりのルートになっています。全体で9kmのコースですが調査に2時間近くかかりました。全体的に道が狭いので走行には注意が必要ですが、ルートからは最も混雑する菓子屋横町が外れているなど、少しでも走りやすい道を選ぼうとした痕跡は見受けられます。

見どころ1個1個の由緒も深く掘ればまだまだ楽しめそうです。他のルートとは異なる特色あるルートと言えます。

自転車シェアリングについて

まとめで書いた通り、道路スペースや人出の関係で自転車で走行するのがちょっと大変な川越ですが、自転車シェアリングが市街地に設置されています。

これをうまく使って、市街地の長距離移動は自転車、見どころ周辺でポートに返して徒歩で身軽に散策、というのが効率が良さそうに思いました。

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