日別アーカイブ: 2018年7月17日

ルートラボに地理院地図が追加

いつもサイクリングコースの紹介に利用させて頂いているルートラボに地理院地図の表示が追加されました。

地理院地図というのは書店や日本地図センター等で販売されている国土地理院が作成した地図です。地図が好きな方以外にはあまりなじみがないかもしれませんが、市販されている地図も多くは国土地理院の地図から作られています。

その国土地理院の地図には従来型の紙版に加えて、電子国土基本図というPC上で利用可能なものがあります。今回ルートラボで表示できるようになったのはこの電子国土基本図です。

電子国土基本図には縮尺がいくつかありますが、最大縮尺はおなじみの1/25,000、最小縮尺は1/5,000,000となっています。主に役立つのは1/25,000だと思います。

地理院地図の便利なところは、等高線が明瞭に書かれているので地形の様子がつかみやすいところです。例えば等高線の詰まり具合から急な斜面を発見したり、ルート設計の際に比較的になだらかなルートを選択することができます。

もう1つ便利なのは、道路幅員が正確に描画されているところです。縮尺1/25,000の場合は

  • 4車線以上
  • 2車線(幅員13m以上)
  • 2車線(幅員13m未満)
  • 1車線

でそれぞれ違う太さで描画されます。これはその道が国道か県道か等を問わないので、単純に幅が広い道を探す時などに重宝する要素です。

私が比較的地理院地図に慣れているから便利に感じるのかもしれませんが、見方がある程度分かると、一般的な地図にはない情報が色々と拾えるのが地理院地図の良いところです。ありがたいパワーアップだと思います。