嵐山町の遠山トンネルの碑

国道254バイパスから嵐山渓谷の緑のトラスト保全3号地に向かう途中にちょっとした坂道がありますが、頂上に石碑が建っています。

2013年に建てられた比較的新しい石碑です。内容はかつてここに地元民からの募金で開削されたトンネルのことを記念するものです。トンネルの建設費は地元民からの募金などでまかなわれ、完成後は地域の物流に大変な寄与をしたものの、戦後すぐに崩落してしまったそうです。

気になったので国土地理院の空中写真で調べてみました。

[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基にheboDJ.netが作成]

1940年代の写真です。写真右上の白くて太く見える道路が国道254号と思われます。写真左下に槻川と嵐山渓谷が写っています。水色の線が槻川沿いの遠山地区から嵐山の平澤地区を結んでいた”遠山道”と言われる道路です。線形は現代とそこまで大きく違わないのが分かります。

[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基にheboDJ.netが作成]

峠は黄色で囲んだ部分だと思います。トンネルらしきものは判読しきれませんが、峠の周辺だけ明らかに植生がなく(へこんでいるように見える)、地形に何らかの人工的な改変がなされたことが想像できます。

今や崩落して跡形もないというのが寂しい遠山トンネルですが、記念碑のおかげでこのような興味深いエピソードに触れることができました。

トンネルや峠は難所のショートカットをするという目的で建設されることが多いので、何かとこのようなストーリーを持っていることが多いです。峠の頂上やトンネル坑口付近の記念碑はチェックしてみると面白いです。

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