日別アーカイブ: 2018年10月21日

ラッセルテープの経年変化

最近のパールイズミのウェアには、滑り止めに”ラッセルテープ”という素材が使われています。これは極細い化学繊維を生地上に並べることで滑り止めの機能を発揮するものです。化学繊維で作った畳表のような感じです。

従来、レーサーパンツやレッグカバーの滑り止めはシリコンゴムのテープが使われていましたが、装着時間や体質によってはミミズ腫れのようにかぶれてしまう場合がありました。ラッセルテープはこのような心配が無い優れた素材と言えます。

そのラッセルテープを使ったレッグカバーを今シーズンずっと使っていたのですが、最近レッグカバーが徐々にずり落ちてくる現象が発生するようになりました。ラッセルテープの経年変化が疑われたので、最近買ったばかりのレーサーパンツのものと比較してみることにしました。

まず約1シーズン使ったレッグカバーのものです。こんな感じで生地の表面に細かい繊維が植えてあるような構造になっています。

続いてほぼ新品のレーサーパンツのものです。

比べてみるとレーサーパンツの方が繊維が太い(密度が高い?)ように見えます。もしかすると洗濯の過程で繊維が切れたり、あるいは痩せたりしてしまうのかもしれません。

単純に自分の足が細くなっただけという可能性もあるので、この辺りは追って検証しようと思います。