日別アーカイブ: 2019年5月26日

PENTAX Q-S1用の交換レンズ(04 TOY LENS WIDE)

Q-S1用の新しいレンズを1つ買いました。今回買ったのは4番のTOY LENS WIDEというレンズです。PENTAX Qシリーズ用のレンズには”高性能レンズ”と”ユニークレンズ”という2つの種類がありますが、今回のTOY LENS WIDEはユニークレンズに含まれます。

スペックについて

寸法は同シリーズのSTANDARD PRIMEに近く、装着しても比較的コンパクトに収まります。

画角は35mm換算で33mmと使いやすい広角レンズになっています。

これだけであればスペック的には無難な感じですが、このレンズはフォーカスがマニュアルのみとなっています。結果としてかなりの確率でピンボケ写真が生まれてしまう可能性があり、この部分が難点ではありますが、面白いポイントでもあります。

このくらいピントが合ってくれればOKですが…
簡単にこういう写真が出てきます。面白いです。

フォーカスリングもあえて軽く作ってあるようなところがあり、うっかり面白い写真が生まれやすい設計になっています。

実はかなり短い距離でもピントが合うので、ピントの精度さえどうにかなれば対象に寄って撮影することも可能です。ただF値は7.1固定と暗いので、屋内で使う場合は照明も気をつかう必要がありそうです。

ピント合わせの難しさもさることながら、部屋の照明だけではシャッタースピードが0.5秒くらいになってしまうのが難です。

使い道

やはりある程度面白写真が撮れることを織り込まないといけないので、道路調査や目的の決まった写真撮影に起用するのは難しそうなレンズです。

一方、ピンボケになった時の面白さやクリーンヒットが出た時のきれいな絵は魅力的なので、特に目的無く持ち出してとにかく撮り、帰宅してゆっくり吟味するという使い方が楽しそうです。

接写についても環境を整えれば意外な実力を発揮してくれそうな感触はあります。価格もそれほど高くないのでオススメです。