伊那谷輪行ツーリング

先日南信方面に輪行ツーリングに行きました。

スタートは塩尻駅に設定しました。本当なら辰野駅辺りからスタートできると良いのですが、電車の乗り継ぎの都合で塩尻以南へのアクセスはあまり良くないので、この際塩尻で降りてスタートしてしまうことにしました。

スタートの塩尻駅です。

塩尻スタートの場合、冒頭に善知鳥(うとう)峠を越えていく必要があります。標高差は150mくらいで勾配もそこまでではありませんが、いきなり登りが始まってしまうので少々注意です。

善知鳥峠を下ると旧小野村に出ます。ここは古くから伊那側と松本側で領地争いが繰り広げられていたところだそうです。豊臣秀吉の時代に争いを収めるべく、村の中央を流れる川で領地を南北に分割し、その際に神社も2社に分かれたそうです。

現在も地域の中央に辰野町と塩尻市の行政界があります。2社ある神社の内、南側の矢彦神社は塩尻市側にありますが、神社の境内のみ飛び地として辰野町の所属となっています。

信濃国二之宮である小野神社です。
過去の領地分割の関係で小野神社と並んでいる矢彦神社です。

その後は国道153号を南下し、伊那新町駅付近で山側の県道203号に入りました。細かいアップダウンが多くなかなか走るのが大変でしたが、東側には谷の眺望が開けるので良い道路だと思いました。

ちょっと高いところから見る辰野の町並みです。
伊那谷らしい風景もたくさん見られました。

伊那市の中心部付近で県道203号を外れ、伊那西部広域農道に入りました。この道路は伊那谷西側のメインルートになっている道路です。2013年8月以来に走行しました。

当時はあまり気になりませんでしたが、今走ってみると幅員の割には交通量が多く、少々きゅうくつな感じがしました。これは最近あまり車の多い道路を走らなくなってしまったので、感じ方に変化があったからのような気がします。

県道203号から広域農道にスイッチする途中の道路です。

広域農道を南下し、駒ヶ根を過ぎたところで2013年当時に寄ろうと思って通り過ぎてしまった駒ヶ根SAを見に行きました。

NEXCO中日本管轄の中央自動車道なので、一般道からSA・PAが利用できる”ぷらっとパーク”対応の施設です。

駒ヶ根SAを後にしてからは天竜川の左岸側に移動し、県道18号で北上していきます。この県道18号は飯田-伊那を南北に結んでいる長い道路で、伊那からは県道19号に接続して辰野までそのまま行くことができます。

今回はさすがに飯田からというわけには行きませんでしたが、駒ヶ根-辰野間をまとめて走ることができました。

途中にある火山峠という峠の登り口です。

県道18号は交通量も少なめでかなり好みのタイプの道路でした。今後伊那谷の南北移動にはこの道路が良いかもしれません。

そして前述の通り、県道18号から伊那で県道19号にそのまま接続し、辰野駅でゴールとしました。

中央東線がかつて全部辰野経由だったというのは知っていましたが、塩嶺トンネルの開通が1980年代というのは少々意外に感じました。もう少し前から開通しているものだと思っていました。

今回のツーリングで日帰りの南信ツーリングが十分可能であることが分かりました。しかしながら電車の本数が少ない関係で行きの電車・帰りの電車とも結構気を使う必要はありそうです。いきなり善知鳥峠というのはあまり良くないような気もするので、今度の機会があれば辰野スタートを試してみても良いように思いました。

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