デジカメ」カテゴリーアーカイブ

Q-S1のスマートエフェクトを設定する

PENTAX Q-S1にはホワイトバランス・カスタムイメージ・デジタルフィルターを組み合わせた”スマートエフェクト”という撮影設定があります。

このスマートエフェクトはプリセット9個の他、ユーザー設定でオリジナルの設定を3つセットすることができます。

この設定方法が今まで良く分かっていなかったのですが、最近説明書を読み直したところ以下の手順で登録できることを知りました。手順は以下の通りでした。

  1. ユーザー設定に登録したい撮影設定で写真を撮影する
  2. 撮影した写真を再生モードで再生する
  3. 本体のホワイトバランスボタンを押してスマートエフェクトに登録

この方法でユーザー設定を作成するとクロスプロセスなどの変わったカスタムイメージを本体前面のクイックダイヤルに登録できて便利です。

Insta360 ONE RSが登場

Insta360のWebサイトで謎のカウントダウンが行われていましたが、ONE Rの新型の発表でした。

Insta360 ONE RS:新しいレンズ交換式アクションカメラで革新的な汎用性を

[blog.insta360]

今回発表になったのは新しい本体モジュールと新しい4Kレンズです。

本体モジュールに関しては手ブレ補正機能とマイク、そしてWi-Fiによる転送速度などが強化されているそうです。

新しい4KレンズはHDR動画の撮影に対応しているほか、6Kワイド撮影にも対応しているということです。360度レンズと1インチレンズについては特に新製品は投入されていません。

Insta360 ONE RとONE RSには互換性があり、ONE RSで従来のONE R用レンズを使うことができますし、逆にONE R本体に今回新しくなった新4Kレンズを装着することもできるそうです。ただしONE Rへの新4Kレンズ搭載は今後のファームウェアアップデート後に可能になるということです。

現在使っているONE Rも性能的には申し分ないと感じていますが、ONE RSとその強化された部分は結構気になります。本体のみやレンズのみのアップデートもできるらしいので、予算等々が見合えば検討してみたいところではあります。

Insta360 ONE Rのファームウェアアップデート(v1.3.8)

5月から約半年ぶりにファームウェアのアップデートがありました。

Insta360ワークフロー高速化アップデート:革新的360度リフレーム、クイックリーダー等

[Insta360 ブログ]

多数の変更が入っている中でも特に大きいのはカメラ内で手ブレ補正処理が完結する”クイックモード”が実装されたことだと思います。

元々Insta360 ONE Rの手ブレ補正は撮影後の動画を専用アプリで処理することで補正がかかるというものでした。

この処理には結構なマシンパワーを使うので、私の環境ではまず手ブレ補正処理済み動画を作るのみにそれなりの時間待たされるというのが普通でした。

今回アップグレードされたカメラ内手ブレ補正の品質は従来アプリで実行していたものに匹敵するということなので、クイックモードを標準と考えても良いのではないかと思います。撮影後にアスペクト比を調整したり、水平維持モードを適用したい場合は従来通りアプリでの処理が必要になるということです。

アプリでの手ブレ補正は同時に動画そのものに圧縮処理がかかっていたので、クイックモードを使うことで動画の画質向上にも一役買いそうです。

Insta360 ONE Rで撮影した動画の明るさ異常

動画の編集をしていたら、タイトルの通り動画の一部に明るさがおかしいフレームが入ってしまう事象を確認しました。

動画の大部分は問題ないのですが、まれに1フレームだけ明るく映ってしまうフレームが混ざります。動画として再生すると画面が一瞬チカッと光るのでかなり目障りです。

こちらは正常なフレームです。
こちらがトラブルの起きているフレームです。上の画像の1フレーム後です。

何となくカメラ側のファームウェア不具合のように思うのですが、今のところそれほど高頻度に発生しないので、編集過程で発見できたら色調整で目立たなくするか、フレームごと削除しています。

Insta360 ONE Rのファームウェアアップデート(v1.2.64)

2月にリリースされたv1.2.41が不具合により取り下げられていたところでしたが、新たにv1.2.64がリリースされました。

単なる再リリースではなく、新たな機能も盛り込んだ大規模なものになっています。いくつか気になる点をピックアップすると以下の通りです。

ループ録画

ドライブレコーダーなどによくあるループ録画モードが実装されました。通常、ONE Rは録画をしていってSDカードの容量がいっぱいになるとそれ以上録画をすることはできません。

ループ録画モードにしておくと、容量がいっぱいになった時点で一番古いデータを削除し、新たに録画したデータを記録します。撮りたいシーンがいつ来るか分からないけど、カメラは回しておきたいという場合に便利な機能です。

ループ録画の長さを細かく設定できるので、単純に動画1本のデータ量を軽くしてファイルのハンドリングをよくしたいという場合にも使えそうです。

水平維持

事前にカメラ側で水平維持録画モードを設定して動画を撮影すると、Insta360 Studioでカメラの傾きを補正してあたかもずっと水平を維持して撮影したかのように加工してくれる機能が追加されました。

試しに屋内で大げさにカメラを振りながら撮影してみたのですが、Insta360 Studioで下処理をするとほとんどと言って良いほど傾きが除去されていて驚きました。

自撮り棒などを使う手持ち撮影の時には威力を発揮しそうです。本当はジンバルを導入して撮影したいけど、そこまでの予算がないという場合の代替手段としても使えそうです。

電源スイッチ長押しによる録画開始

本体で事前に設定しておくと、電源スイッチを押しっぱなしにすることで電源ON→撮影開始までを続けて行えるようになりました。私のように撮影時にグローブをしているような人にとっては便利かもしれません。

タッチ起動

お蔵入りになってしまったv1.2.41で追加されていた機能ですが、撮影中に液晶パネルがオフになっている時に、液晶パネルを触ることでUIを起動することができるようになりました。

Webカメラモード時のズーム

ONE RはWebカメラとして使うことができますが、いかんせん超広角のカメラなのでデスク周りを撮影した場合、人が小さく写ってしまう問題がありました。

今回、本体のオプションでズームを有効にできるようになったので、一般的なWebカメラのような画角が欲しい場合はズームをオンにすると良いと思います。

まとめ

一旦v1.2.41が取り下げになった後、新製品のONE X2も発売されたので、ONE Rはちょっと開発優先度が低くなってしまったのかなと心配していましたが、ここに来て大規模な機能追加を含むアップデートが来たので喜ばしいです。

Insta360の日本法人もわざわざプレスリリースを打って大々的にファームウェアのリリースをPRしており、力の入れようが伝わってきます。

Insta360 ONE Rのチェストマウントで徒歩動画を撮る

そういえばInsta360 ONE Rで歩きながら動画を撮影したことがないなと思ったので、バイクマウントキットに同梱されていたチェストマウントを使って試し撮りをしてみました。

手ぶれ補正なども含めて動画の品質自体は問題なかったのですが、歩きでチェストマウントキットを使うと微妙にカメラが下向きになることが気になりました。

こんな感じで、胸にあたるプレートに対してカメラが下向き気味に固定されます。

元々バイクマウントキット用なのでデフォルトが下向きなのかもしれませんが、歩きの場合は水平か気持ち上向きくらいが良いと思うのでこの点改善が必要そうです。装着時に工夫してうまく角度をつけるか、あるいはGoproのアクセサリーにあるようなネックレスタイプのマウントが良いのかもしれません。

Insta360 ONE R v1.2.41の不具合

2月にInsta360 ONE Rのファームウェアv1.2.41がリリースされましたが、不具合が報告されているとのことで一旦公開が停止されています。

私がファームウェアアップデート後にテスト撮影した限りでは問題には遭遇しなかったのですが、メーカーのフォーラムに投稿されている情報によれば360度モジュールを装着している時にフリーズする・バッテリーが異常に消費されるなどの問題があるそうです。私は4Kモジュールしか使っていないので問題に遭遇していないだけなのかもしれません。

スリープ状態からの復帰がタッチパネル操作でOKになるなどありがたい改善点の多いファームウェアだったので、不具合修正に期待したいところです。

Insta360 ONE Rのファームウェアアップデート(v1.2.41)

2020/10/29以来の久々のファームウェアアップデートがありました。

UIの改善

大きいトピックとしてはまずUIの改善が挙げられています。具体的にどこが改善したのかは検証し切れていませんが、v1.2.16で気がついた動画撮影モードの”ベーシック”と”プロ”が逆になっている問題は修正されたようです。”ベーシック”は”基礎”に名前が変更されています。

液晶画面のタッチによるカメラのウェイクアップ

Insta360 ONE Rは電源ON時に一定時間無操作状態が継続するか、電源ボタンを短く押すと液晶がオフになり、スリープ(?)モードになります。

従来この状態からウェイクアップをする時には再度電源ボタンを短く押す必要があったのですが、Insta360 ONE Rの電源ボタンは誤操作防止のためか結構硬いので、思ったように操作できない場合がありました。

うまく操作できないうちに長押しになってしまい電源がOFFになるなどのトラブルもあったのですが、今回のアップデートで液晶画面を触るだけでウェイクアップするようになりました。これは使い勝手の面では大きな改善だと思います。

まだ自転車で屋外を走るのはちょっと厳しいコンディションなので新ファームウェアを試せませんが、早いところ実戦投入してみたいものです。

Insta360アプリを使わずにInsta360 ONE Rのファームウェアをアップデートする方法

v1.2.18の公開と同時かどうか定かではないのですが、ファームウェアアップデートの方法が追加されていたのでv1.2.18へのアップデートの際に試してみました。

従来、Insta360 ONE RのファームウェアアップデートはスマートフォンのInsta360アプリ経由で行っていたのですが、カメラ本体にファームウェアを書き込むことでもアップデートが可能になりました。

方法は以下の通りです。

  1. Insta360のWebサイトからファームウェアファイルをダウンロードする(拡張子は*.bin)
  2. Insta360 ONE RをUSBモードでPCに接続し、認識したドライブの直下にファームウェアファイルを書き込む
  3. PCからInsta360 ONE Rを取り外す
  4. Insta360 ONE Rの電源を入れると自動的にファームウェアアップデートが始まる
  5. 再起動後にアップデート完了

作業上の注意として、ファームウェアファイルを本体直下に書き込むことと、ファームウェアファイルのファイル名称を変更しないことが挙げられています。

正直私はスマートフォン用のInsta360アプリを使わないので、直接ファームウェアがアップデートできるようになったのはかなりありがたい変更です。今後はこの方法をメインで行けると思います。

Insta360 ONE Rのファームウェアアップデート(v1.2.18)

2020/10/29付けでバージョン1.2.18のファームウェアが公開されています。

今回の更新ではそれほど大きな変更は加わっておらず、ChangelogにはMatterportのサポートが向上したとだけ記載されています。

このMatterportという単語に聞き覚えがなかったので調べてみました。

Matterportというのはアメリカのカリフォルニア州に本拠を構える企業で、3Dカメラで撮影した画像から3DCGを自動生成するテクノロジを売りにしているそうです。ちなみに本社は様々なIT系企業が集積しているサニーベールにあるそうです。

https://youtu.be/grnE3RVHS4Y

Matterport自身でも純正3Dカメラを製造販売しているらしいのですが、サードパーティ製のカメラでも撮影ができるというのが売りの一つのようです。iPhoneやRICOHのTHETA、そしてInsta360社の製品も互換性があるそうです。今回のアップデートではこのシステムへの互換性が向上したということだと思います。