DJあれこれ」カテゴリーアーカイブ

Shureがフォノ製品の生産を終了することを決定

M44GなどのカートリッジでDJにもおなじみのShureがフォノ製品の生産を終了するそうです。

シュアがフォノカートリッジ生産を終了へ

[ITmedia]

Shureのプレスリリースを見ると、終了するのは”Phono Products”と表現されているので、交換針も含めて生産終了となるものと思われます。

M44Gの交換針についてだけ言えば、JICOの針やディスクユニオンで売っている針などの互換性のある商品もあるので、まだ延命して使うことはできそうな気もします。

M44Gは以前主力で使っていたので、現在もサブで使っています。あまり音がうるさくならないので気に入っているカートリッジです。ランニングコストが非常に安いのも魅力的です。

Shureと言えばWhitelabelという個人的に憧れのカートリッジがあるのですが、「高いしなあ…」と思っている間にこんなことになってしまいました。今からWhitelabelと交換針を買い集めるのは現実的ではないので、我が家のM44Gを大事にしようと思います。

FLACのファイルフォーマットを調べる

先日Foobar2000で設定したアルバムアートがTraktor Scratch Proで読み取れなかったというエントリを書いたところですが、その後も気になったので調査をしています。

まずFLACのファイルフォーマットについて調べてみました。

FLAC -free lossless audio codec

[FLACの公式webサイト]

これにはFLACのピクチャーブロックはID3v2のAPICタグに似た仕様であると書かれています。

ID3.org

[ID3タグの公式webサイト]

ID3v2の仕様について調べてみると、画像のタイプはMIME形式で指定するように書かれています。つまりjpegであれば”image/jpeg”というように指定しないといけないそうです。

”image/”のみでも大丈夫らしいのですが、その場合暗黙的なファイル形式判定が行われるようなので、この辺がちょっと怪しい感じがします。

同じようにFoobar2000では画像を読み込めるが、Traktorでは画像が読み込めないFLACファイルを用意して、タグ情報を確認できれば何らかのヒントが得られそうな気がしています。

Traktor Scratch Pro2でアルバムアートの設定をする

Traktorの使い方を覚えているところなのですが、手持ちのトラックファイルの中にアルバムアートが表示されないものがいくつか混ざっていることに気づきました。

アルバムアートについては全て埋め込んでいるつもりだったので不思議に思いましたが、Traktorのブラウザ機能で改めてアルバムアートを再設定しました。トラックを右クリックして”Import Cover”を選ぶだけなので簡単です。

現在私が持っているトラックファイルは原則としてFlac形式で、購入したらすぐにアルバムアートの設定やタグ打ちをして所定のフォルダに保存しているので、作業忘れの可能性は低いように思います。

とりあえずTraktorでアルバムアートを設定すれば100%確実なので良いのですが、今後は今までの音楽ファイル整理の方法をちょっと改めないといけないかもしれません。

 

Rodec製品の生産が終了

タイムリーな情報ではなく、2015年の10月に出ていた情報です。久しぶりにアクセスしたRodecのWebサイトのトップページに載っていました。

http://www.rodec.com

[rodec.com]

理由として、2008年以降の景気後退や、安価な量産品の普及について触れられていますが、Rodecが単機能のミキサーにこだわり続けたのも一因ではないかという気がします。

もっとも、私はRodecのミキサーの魅力は”ミキサー以外の機能がついていない”ことだと思っているので、仮にエフェクターなどが内蔵されていてカラフルなLEDがたくさんついていたら買わなかったと思います。

アフターサービスとスペアパーツの供給は続けるそうですが、ここから復活するというのは結構な難易度のように思います。うちのミキサーは大事にしてあげたいです。

DJ用のデータもflac化

ちょうどDeckadance2でwavにもタグ打ち的なことができるのを発見したところではありましたが、他のソフトウェアでの運用も考慮して、手持ちのDJ用の曲データをflac形式に変換しました。

問題はタグ打ちで、アルバムごと購入したものはタグを自動検出できる場合があるのですが、シングルから気に入った1曲だけ買ったものなどはどうにもならなかったので、 SuperTagEditorでせっせとタグ打ちをしました。

元々ファイルを[アーティスト名]-[アルバム名]の形で保存していたので、そこからコピペできたのが大きかったと思います。

地道な作業ですが、ペースに乗って来るとそんなに苦痛でもありませんでした。こういった作業が意外に向いているのかもしれません。

Deckadance2のファイルブラウザでタグ情報を編集する

Deckadance2のファイルブラウザには曲データのタグ情報を編集できる機能がついています。

特段使いやすいというわけではないのですが、曲名や作者などをダブルクリックすれば編集ができます。

ちょっと面白いのはwavファイルについても情報を書き込めることです。wavファイルは仕様上タグ情報を持てないと思っていたので、どういう仕組みになっているのかがいまいちよく分からないのですが、持っている曲データにwav形式が多く、管理が大変だという場合は便利なのではないかと思います。

うちにもそれなりにwavファイルがあり、今まではファイル名で管理をしていました。やはりアーティスト名などもあった方が曲のピックアップが楽です。

 

Vestaxが破産

知り合いのDTMに詳しい人がわざわざメールで教えてくれました。

DJミキサー・ターンテーブルの「Vestax」破産
[ITmedia]

記事の内容を見ると低価格品に押されて経営状況が良くなかったということです。
VCIシリーズのようなデジタル対応製品もリリースしていましたし、ヘッドホンや小型スピーカーなどDJ機器以外の製品も良さそうな物が出ていたので意外に感じました。

うちにVestax製品があったことはないのですが、ミキサーのアルミ感あふれるパネルの雰囲気は落ち着いていて好みでした。
Xone:32のリプレイス時に”電飾が華美でないミキサー”ということでRodecと迷った記憶があります。

特にターンテーブリストでVestax製品に体が最適化してしまっている人は結構困るのではないでしょうか。
また、優秀なダイレクトドライブ式ターンテーブルのメーカーが1社なくなってしまったという点でもちょっと心配です。

風営法改正案が閣議決定される

かねてより改正に向けて動いていた風営法改正案が閣議決定されたとのことです。

クラブ、「24時間」可能に 風営法改正案を閣議決定
[47NEWS]

店内が照度10ルクス以上なら24時間営業可、ということで「どこが10ルクス以上なら良いのか」という部分がやや心配ではありましたが、
上のリンクの情報によればダンスフロアの照度ではないということのようです。

ダンスフロアやステージ等、照明演出の影響を受けないところが10ルクス以上であればOKということなんでしょうかね。
風営法で24時間営業の根拠ができたというのはめでたいことだと思います。

一方で、近隣住民とのトラブル防止のために苦情処理については帳票として残しておくルールもあわせて設定されているそうです。
各店舗の方は大変だと思いますが、こういったところから地道にいいイメージを育てて行ってくれればと思うところです。

パイオニアがDJ事業を別会社に分割

兼ねてより「DJ事業の売却があるのではないか」という噂のあったパイオニアですが、会社分割という形でブランド名称は残るようです。

パイオニアがDJ事業を切り出し。投資ファンドKKRと共同で「パイオニアDJ」運営
[AV Watch]

パイオニア本体も新会社の株式は持つようですが、全体の80%以上は投資ファンドが持つことになるとのことです。
パイオニアとパイオニアDJの商標と商号は使用許諾されるとのことで、一消費者としてみればそれほど変わる部分はないかもしれません。

直近の有価証券報告書を見てもDJ機器を含むホームエレクトロニクス事業は割合好調のようですが、パイオニア本体はカーエレクトロニクスに集中するという意図が鮮明に感じられるニュースです。
CDプレイヤーやミキサーは間違いないトップブランドですし、今後も引き続きDJの世界を盛り上げて行ってほしいものです。

中古レコードのピックアップ

先日買って来た中古レコードは結構いいものが見つけられたのですがこんなのがありました。
140730_01
Damon WildのDowntown World Pt.1という盤です。
レーベルはKanzleramtです。アーティストもレーベルも結構好きなので買ってきました。

1サイクルが短めのミニマルなトラックが4つ入っています。
前の持ち主が”2″というシールを貼っていますがこれはキューポイントのシールではなく、トラック2がいいぞ、という意味で貼ってあるようです。
今度はSynewaveのレコードがうまいこと見つかるといいんですけどね。