Opera」カテゴリーアーカイブ

ContentBlockHelperでドメインを遮断

ContentBlockHelperの気に入っている機能の一つに、任意をドメインを丸ごとブラックリストやホワイトリスト化できる機能があります。

設定は”詳細フィルタ”から行います。ペンのようなアイコンです。”追加”ボタンを押した後に任意のドメインとマッチング規則を入力するとドメインへのアクセスがブロックされるようになります。

追加ボタンを押すとデフォルトで ||example.domain.com^* となっていますので、これを書き換えて例えば ||hebodj.net^* としておけば、当blogへのアクセスができなくなるというわけです。

広告フィルタの拡張として使えるので、非常に便利です。

Prestoのソースコードが漏洩

PrestoというのはOpera12系のレンダリングエンジンですが、ソースコードが外部に漏洩したそうです。

Opera、“Presto”のソースコード流出を認める~旧版「Opera」のレンダリングエンジン

[窓の杜]

Opera12系はもう更新されなくなって随分経ちますが、あえてまだ使っているという人もいるのではないかと思います。漏洩したソースコードから、対Opera12用の攻撃手段が編み出されたりしないかが心配です。

Opera Neon

コンセプトブラウザ、ということで実験的な性格の強いブラウザだそうです。

Say hello to Opera Neon, our new concept browser

[Opera Desktop team’s blog]

Opera、コンセプトブラウザー「Opera Neon」をリリース。Windows/Macに対応

[窓の杜]

試しにインストールしてみましたが、起動するとWindowsの壁紙を背景に円状のアイコンがいくつか並び、非常にクリーンな見た目です。

円状のアイコンはスピードダイヤル的な働きをし、クリックすることでWebサイトが開きます。

面白いのはタブに相当する機能が画面右に表示されることです。複数のWebサイトを開くと、円状のアイコンがそのまま縦方向にスタックしていきます。この並び順はブラウザ側で制御されているらしく、よく参照されるタブほど上に上がってくるようになっているそうです。

いわゆるお気に入りへの登録は、右側のアイコンを画面中央のスピードダイヤル的な部分にドラッグすれば登録できるという仕組みです。

現行のOperaデスクトップが将来的にこの姿になるわけではないそうですが、一部の要素はこの春にもOperaデスクトップに反映されるそうです。

お気に入りが大量にある場合の整理はどうするのかな、という感じもしますが、見た感じのクリーンさ、ミニマルさはちょっと目新しいです。今後に役立ててほしいところです。

 

Opera41がリリース

起動が速くなったというOpera41がリリースになりました。

Faster and better browsing – Welcome Opera 41

[Opera Desktop team’s blog]

たくさんタブを開いた状態でブラウザを終了し、再度ブラウザを起動すると読み込みが遅くなるのは仕方ないことですが、今回のOpera41では直前まで使用していたタブを記憶して、使用していたタブを優先的に読み込むようにしたそうです。

そのため、起動すると直前まで使用していたタブが真っ先に読み込み完了となり、すぐ作業が再開できるということだそうです。速くなったというよりは”体感的に”速くなったということなんだと思いますが、起動時の一工夫でフィーリングが良くなっているそうです。

その他、ビデオポップアップにハードウェアアクセラレーションがかかるようになっているなど、起動速度以外の改善も図られています。

Opera40がリリース

フリーのVPN機能が搭載されたOpera40がリリースになりました。

Choose where you want to appear on the web with a free VPN in Opera 40

[Opera Desktop team’s blog]

オンにすると仮想ロケーションとして米国・カナダ・ドイツ・オランダ・シンガポールが選べます。Opera的にはセキュリティが気になる方に…というスタンスで提供しているようです。

その他も色々改善点があります。

最近他ブラウザでもPRされるようになった省電力機能は、自動でON/OFFを切り替えられるようになっています。ノートパソコンなどを使っている場合は、バッテリ駆動になった場合に省電力モードがONになるという具合です。

ニュース機能にはRSSリーダが追加されているので、プリセットされているニュース配信と自分で設定したRSSを一緒に見ることができるようになりました。ニュース画面を開いて、 マイソース→ソースを追加 と選択すると入力欄が出てくるので、そこにRSSのURLを貼り付けると任意のRSSを追加できます。

ちなみに、当blogのRSSもちゃんと読めます。自分で試してみましたが、真面目なニュースに混じってカボチャの煮物がどうの、とかお腹の具合がどうの、という記事が流れてくるのが何とも脱力感があります。

Opera Syncのサーバが攻撃される

メールも来ていたので気づきました。

Opera server breach incident

[Opera Security blog]

上記リンクのエントリによると今週(21日の週)からOpera syncシステムへの攻撃が観測され、攻撃はいち早くブロックしたものの、サーバ内のアカウント情報が漏洩した可能性があるということです。

漏洩と書きましたが、原文では ”been compromised” という表現になっています。そのまま翻訳サイトにかけると妥協するとかそういった訳になるのですが、情報セキュリティ周りのドキュメントに出てくるときは漏洩とか危殆化(きたいか)といった意味合いに取るそうです。

漏洩の可能性については “We believe” という表現になっており、これがどのくらいの確実性を意味しているのかがちょっと分かりにくいのですが、恐らく結構な高確率と判断しているんだろうとおもいます。

漏洩した情報の件数や内容については触れられていません。

Opera側としては「パスワードはソルト付きのハッシュで保存している」としながらも、念のためにOpera syncの全パスワードをリセットしたそうです。

またOpera syncでOpera以外のサービスのパスワードの同期をしているユーザに対して、パスワードの変更を推奨しています。

今回の事件はOpera Syncシステムへの攻撃だそうなので、Opera syncを使っていないユーザは特に何もする必要が無いということが明記されています。

同期サービスは便利ですが、こういった弱点もあるということが分かる事件です。

 

 

Opera39がリリース

今回の安定版リリースの目玉はビデオポップアップ機能です。

Better video and news experience in Opera for computers

[Opera Desktop team’s blog]

ビデオポップアウトやニュース機能を強化した「Opera 39」が正式版に

[窓の杜]

ビデオポップアップ機能というのは、Youtubeなどを再生中に動画の上部中央に現れるボタンを押すと、動画がOperaのウィンドウとは別のウィンドウとして分離する機能です。

このポップアップウィンドウは常に最前面表示になっており、他のウィンドウがあっても前面に表示されます。また、Opera本体のウィンドウを最小化しても動画のウィンドウはそのままです。

単純な機能ではありますが、動画がフレームレスでポップアップするのが良いと思います。使う人次第だと思いますが、便利な使い方がありそうです。

Youtubeはもちろん、Netflixもポップアップで見ることができました。最もながら見向きそうなのはJ Sportsオンデマンドのサイクルロードレースですが、こちらはポップアップできませんでした。恐らくFlashで配信されているためなのではないかと思います。

Opera38がリリース

かねてから予告されていたバッテリーセーブモードが搭載されています。

Opera 38 goes final with new battery saver

[Opera Desktop team’s blog]

バッテリーが長持ちするのはもちろん、そもそもCPUの活動が減るのでノートPCの場合は温度的な部分でもメリットが有るというのがOperaの主張です。広告ブロックと併用することで最大限の効果が得られるとのことです。

他にもいくつか変わったところがあるのですが、地味にスピードダイヤルの右上の×ボタンが…ボタンに変わったのが助かります。スピードダイヤルをクリックして開いたつもりが、偶然×ボタンを押していてスピードダイヤルから消えるということが時折あったので、この変更はありがたいです。

ちなみに…ボタンは、そのスピードダイヤルに対して単純に開く、または新しいタブで開く、または削除する、などといくつかの動作から選ぶような振る舞いになっています。

Operaが中国企業に買収される

以前からFacebookが買うのではないか、とか身売りを検討しているらしい、とかいう噂が定期的に立っていましたが、中国の企業が買収したそうです。

Opera、中国企業に買収される

[ITmedia]

ここ最近ですとサッカーチームを中国企業が買収なんていうニュースは良く伝わってくるところです。買収によりOperaに変化が生じるわけではない、ということですが、どうなっていくのかちょっと心配です。

次期Operaにはバッテリーセーバーが搭載予定

まだdeveloper~betaラインの話のようなのですが、Opera38の目玉機能はバッテリーセーバーなんだそうです。

Introducing power saving mode in Opera for computers

[Opera Desktop team’s blog]

よくノートPCにはバッテリーセーブモードのようなものがありますが、ソフトウェアで、それもデスクトップOS用のブラウザでバッテリーを節約するモードがあるというのはあまり聞いたことがありません。

実際にはバックグラウンドタブの動作を抑えたり、JavascriptのタイマーがCPUを呼び出すタイミングを最適化したりしてバッテリーを節約するそうです。

Opera社内の実験では動作時間が1.5倍に延びたということなので、当たり前の対策でありながら効果はかなり劇的なもののようです。何かとコンピュータの処理もクラウド化されつつあり、その分ブラウザを立ち上げておく機会も増えていると思うので、ブラウザが消費するバッテリーを節約できる、というのは悪くないことのように思えます。