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AFMFの動作テスト

24.1.1で使えるようになったAFMFによるフレーム補間を我が家の環境でも試してみました。

我が家のPCは以下のような構成で、ゲーム用としては少々控えめなスペックです。

CPURyzen 5800X
メモリG.SKILL F4-3200C16D-16GTZN(16GB)
マザーボードASUS ROG STRIX X-570-F
ビデオカードASUS ROG STRIX RX7600
ストレージWestern Digital WDS500G3X0C(500GB)

ディアブロ4

とりあえず新しいゲーム代表としてディアブロ4です。解像度WQHD・描画クオリティ高という条件でAFMFによりどのくらいフレームレートが変わるかを見てみました。

結果、通常110前後のところ200近くまで平均値が上昇することを確認できました。
ディアブロ4はFSR2に対応しているので、元の描画解像度をフルHDにし、WQHDに伸張することで最高240近くまでフレームレートが上昇します。

実際に操作してみると、確かに急に重くなる場面でのわずかな引っかかりが軽減されているような感じはします。

こんな感じでゲーム画面に測定結果をオーバーレイ表示することができます。

Kenshi

続いて、DirectX11世代のゲームとしてKenshiで実験をしてみました。描画がリッチなタイトルではないですが、画面内の情報量が多いせいなのか意外に重いゲームです。解像度はフルHD・テクスチャは高品質・地形の精細度を高とし、それ以外はデフォルトの設定としました。

こちらはフレームレートが100から200くらいに上昇しました。ただ、そもそもがアクション性の高いゲームではないのでそこまで変わった感じはしませんでした。

実験してみて

試してみた結果、確かにDirectX11または12世代のゲームならAFMFは機能する事が確認できました。
一方で、補間結果をフレームレートの数字以外で定量的に把握することはできませんでした。
ディアブロ4などでは時々残像めいた絵が見えることがあるのですが、いかんせん主観的なものなので気のせいかもしれません。これは普通の画面キャプチャーなどでは判定が難しいように思います。IT系のメディアでAFMFの詳報が出るのを期待したいところです。

SteelSeries QCK

最近マウスパッドを表題の製品に交換し、しばらく使っています。QCKはサイズが全部で6種類あり、私が使っているのはMサイズです。Mサイズでも縦270mm、横320mmあるので、一般的なマウスパッド比では大きめだと思います。

本当はロゴが左下が正位置だと思うのですが、手首に引っかかる感じがするので右上にしています。

サイズはS・M・Lの一般的な3サイズに加えて、デスクマットを兼ねる特大の3XL・4XL・5XLもラインナップされています。

表面は布地系のサラサラした素材で、マウスの滑りも良好です。特に気に入っているのは掃除がしやすいことです。マウスパッドは使っているうちに表面にホコリがついたり手垢じみてきたりという問題がありますが、このマウスパッドは水洗いに対応しています。私はいつも硬めに絞ったふきんで表面を拭いて清掃しています。

また、マウスパッドに変なくせが付かないのも特徴です。折ったり巻いたりしても設置すればきれいに平滑な状態になります。実際、販売時は巻いて巻物のような状態で陳列されています。

お値段もMサイズで1,500円くらいとゲーム用をうたっているものとしては安価だと思うので、非常に良い製品だと思います。

CS2でRadeon Anti-Lag+がチートとして検出される事象

先日のドライバ更新でCounter-Strike2でRadeon Anti-Lag+がサポートされるようになりましたが、有効にするとValveのアンチチートに検出されて自動的にアカウントがBANされてしまうということです。

Radeonユーザー注意。「Counter-Strike 2」でAnti-Lag/+を使うとアカBAN

[PC Watch]

テストしてみたらすぐ判明しそうな事象に感じますが、事前の検証では問題にならなかったのか気になるところです。確かにゲームエンジンに含まれるリソースを使用しないとなるとチートとして扱われても仕方ない感じもするので、安心して使える形での実装を期待したいところです。

トロピコ3

最近遊んでいたSteam版のトロピコ3(Tropico3)というゲームの紹介記事です。トロピコシリーズはいわゆる街作り系のシミュレーションゲームで、プレイヤーは中南米風(?)の島国の大統領となって国家運営にあたります。

国家体制は独裁体制になっているので、一見すると好き放題に運営ができそうなのですが、ゲーム内では様々な要素が絡み合い、全体としては「国民の不満を抑えつつ国家を発展させていくゲーム」という表現が適切だと思います。

3は2013年くらいに発売された旧作で、Steam上では定価2,000円くらいですが、セールの時に買うと数百円で買えます。シリーズはロングセラーになっており2023年時点での最新作は6となっています。

大ざっぱなゲームの流れ

基本になるのはキャンペーンモードで、各マップごとに勝利条件が設定されています。期限内に勝利条件を達成すればマップクリアとなります。

基本的に島内に働く先があると続々と移民がやってくるので、まずは産業関連の施設を建設して移民を呼び込み、それらを労働力として産業を発展させ、製品を輸出して外貨を稼ぎ、それを元手にさらに島内の施設などを充実させていくという正のスパイラルを目指していくことになります。

クリア失敗になるのは以下の条件です。(他にもあるかもしれません)

  • 目標を達成できずに期限切れになる
  • 選挙で負けて下野する
  • クーデターが発生し、鎮圧に失敗して大統領府が破壊される

ユニークな点

プレイヤーが独裁者なので、一般的な街作りや国家運営系ゲームとひと味違う不穏なコマンドが用意されています。例を挙げると以下のようなことが可能です。

  • 秘密警察の組織やそれを利用した活動(盗聴など)
  • 禁酒法の制定
  • 公的選挙の中止
  • 特定市民の逮捕

ところがこれらのコマンドには副作用が設定されており、何でも施政者の思った通りにできるかというとそうでもありません。圧倒的な権力がありそうな設定ながら実際には思った通りには行かない、この辺がゲームの面白いポイントとなっています。

全体的に各マップの難易度もそれほど高くなく、ゲーム全体の雰囲気もコメディタッチなので気張らず楽しめる良い作品だと思います。

Riot Vanguardが仮想ミキサーのドライバファイルを誤検出する問題

Riot Gamesのゲームを遊ぶ際に必要になる”Riot Vanguard”というアンチチートツールがあります。最近PCの起動時にこのツールが何かのファイルをブロックしていることに気がつきました。

ブロックされているのは”AVoluteSS3Vad.sys”というファイルでした。拡張子から見てsysファイルなので、何かデバイスドライバ関連のファイルだろうというところまでは分かりました。

検索で調べてみるとRedditに関連のありそうなトピックを発見しました。

Riot Vanguard Block AVoluteSS3Vad.sys

[reddit.com]

PCに入っている”Sonic Studio”という仮想ミキサーのようなユーティリティの関連ファイルらしく、Sonic Studioを何らかの方法でアンインストールすれば問題ないということのようでした。

このユーティリティは自分では入れた記憶のないものですが、恐らくはマザーボードにバンドルされて入ってきたものではないかと思います。

上記スレッドでは”DDU”というディスプレイドライバを手動でアンインストールするツールの利用が紹介されていましたが、ややこしそうだったので私はデバイスマネージャーからSonic Studioを”無効”にすることで対応しました。この方法であれば何らかの理由で切り戻しをしたくなった時にもすぐに対応できて比較的安全ではないかと思います。

無効にしたので下向き矢印が付いています。

この対処でブロック警告は表示されなくなったので、一件落着となりました。

Qanba Drone

PCゲーム用に使っているアーケードゲームコントローラ、いわゆるアケコンのご紹介をしようと思います。中国深センに本拠を構えるQanbaのDroneという製品です。

いわゆるエントリーグレードのアケコンですが、本体はコンパクトで取り回しがしやすく、底面に滑り止めも装備されていてありがたいです。

PS3・PS4に対応していますが、PCと接続しても問題なく使えます。シューティングゲームで使用する場合にレバーが効かなくなる場合がありますが、本体のモード切り替えボタンでレバーをハットスイッチ扱いで認識させれば問題なしでした。

デフォルトで装備されているレバーとボタンはQanbaオリジナルとのことですが、動作は何ら問題ありません。かれこれ2年ほど使っていますが、トラブルもなく良好に動作しています。 レバーボールは35Φ、ボタンは30Φなので他社部品に換装することもできるそうです。

ただ、レバーは比較的柔らかめの設定なのでもう少し硬めがいいという方もいらっしゃるかもしれません。また、アケコンの宿命ですがボタンは動作音がベシベシという感じでまあまあうるさいので、気になる場合は静音ボタンに換装するのが良いかもしれません。

価格もアケコンの中では安めで、サイズがコンパクトでありながらフル規格のアケコンというのは貴重な存在だと思います。アケコンを買いたいけど本格派のものは手が出にくいという方にはオススメできる1台です。

本体手前に空洞があり、ケーブルを収納(というか押し込む)することができます。簡単な仕掛けですが便利です。

iiyama GB2760QSU

液晶ディスプレイを新しくしました。今まで使っていたBENQのXL2410Tは気に入っていたのですが、2011年3月以来の勤続疲労が出たのか、最近電源を入れても砂嵐のような表示になってしまうことが時々ありました。

電源を入れ直すと直るのでだましだまし使っていたのですが、さすがに心配なので買い換えることにしました。

買い換えるに当たってまず譲れないポイントとして考えたのはリフレッシュレートでした。目が120Hz駆動に慣れてしまったので、60Hzや75Hz駆動の液晶は候補から外すことにしました。

次に、できれば解像度はフルHDよりも高い解像度にしたいと考えました。いわゆるゲーミング用途ではディスプレイサイズに関わらずフルHDが最もゲームに向いているという話もあるらしいのですが、ゲーム専用で使うわけではないですし、こうやってブログのエントリを書くときにも便利そうなのでここもできれば譲りたくないポイントでした。

この条件で絞り込むと、タイトルのiiyama GB2760QSUが候補として挙がってきました。2018年12月発売のちょっと古めの製品ですが、144Hz駆動でWQHD、挟額縁デザインと希望に合致するものでした。偶然にもiiyama製というのも長野感があって良いと思いました。

さっそく調達して使っていますが、使い心地は上々です。高リフレッシュレートは言うまでもない快適さですが、27インチWQHDというサイズが作文をする時にとても役立ちます。その上Freesyncに対応しているので、RX570の能力もより活かせるようになりました。

意外に高リフレッシュレートでフルHDより高解像度という製品がなかったので、ゲーム向けの液晶ディスプレイでは貴重なラインナップだと思います。

STADIAノードのGPU

Googleが自前のクラウドゲームプラットフォーム”STADIA”を発表しました。

Google、同社の持つ強みを総動員したクラウドゲームプラットフォーム「STADIA」

[PC Watch]

今までもNVIDIAがGPUを従量課金でネットワーク越しに利用できるサービスを提供している例がありましたが、ついにGoogleが本格参戦してきたことになります。

普及の速度や範囲は未知数ですが、Steamも当初はValveのゲームを配信しているだけだったのが今や最大手のゲーム配信サービスになっているわけですから、一旦勢いがつくと一気に様相が変化する可能性もありそうです。

ハードウェア好きとしてはデータセンターに収容されているSTADIAノードの構成が気になります。

GPUはAMDのカスタム品で、56ストリームプロセッサ・10.7TFLOPS・HBM2採用というスペックだそうです。スペック的にはRadeon RX Vega56に非常に近いので、Vega56ベースのカスタム品の可能性もあります。

サービスに申し込むとユーザごとにノードは占有で使えるようなので、Vega56搭載PCを占有してゲームを遊べると考えると、なかなか豪華な環境と言えそうです。

Steamウインターセールがスタート

毎年恒例となっているSteamのウインターセールが今年も始まりました。Steamは結構な頻度でセールを開催していますが、やはりホリデーシーズンでの開催ということもあってか、ウインターセールは一際大規模に感じます。

The Steam Winter Sale is here!

[steampowered.com]

例年通り毎日訪問することで得られる特典も用意されています。今年は毎日抽選でSteamコミュニティ内で使える絵文字などのアイテムがもらえるキャンペーンになっています。

セールは米国太平洋時間で2019/01/03 10:00までとのことです。米国太平洋時間は17時間日本標準時より遅れているので、日本時間に直すと2019/01/04 3:00までになるかと思います。

SteamオータムセールとSteamアワードのノミネート

日本に住んでいるとあまり意識することはないですが、11月の第4木曜日はキリスト教の感謝祭です。これに関連して翌日の金曜日がブラックフライデー、その次の週明け月曜日がサイバーマンデーと言われており、小売店舗やEC各社はセールを開催することがおなじみになっています。

Steamもこれに合わせてオータムセールを開催しています。

[Steam]

例によってかなりのタイトルが大幅な値引きとなっているようです。

あわせて2018年のSteamアワードのノミネートも開始されています。Steamアワードはその年の最高傑作を選ぶだけでなく、独特のテーマに沿った各賞が用意されているのが特徴です。

2018年も”VR部門賞”や”長らくアップデートされ続けているで賞”など、面白い着眼点の賞が用意されています。ノミネートは各ユーザが参加できるので、一押しタイトルのある方は参加してバッジをもらってみるのも良いのではないかと思います。