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国道18号妙高大橋の旧道の旧道

国道18号の太田切川に架かる妙高大橋は2021年の8月に新橋が供用開始となり、旧妙高大橋は通行できなくなりました。

地図を見ていたところ、旧妙高大橋の更に下にもう一本旧道の橋があるようだったので見に行ってきました。

この旧道の旧道とでも言うべき橋を通る場合、事前に国道18号の脇道となっている旧北国街道に入っておく必要があります。

この道路は橋の長さを節約するため、一旦川に向かって坂を下り、短い橋で川を渡ってまた登るというルートが採用されています。高低差があることに加えて、横断線形もあまり良くない点が昔の道路という雰囲気を感じさせます。

奥の橋が旧道、手前の橋が現道、下を走るのが旧道の旧道です。
橋の名前や竣工年が気になりましたが、詳しい情報は分かりませんでした。
橋の手前のコーナーに”スピードおとせ”という電光表示板がありました。いつのものかは分かりませんが、穴の開いた板の裏からランプで照射するという仕組みのものです。

北国街道と直接関係なさそうですが、眼下に見えた妙高はねうまライン(旧信越本線)の線路沿いに何か石碑のようなものがありました。良くある工事完工記念の石碑なのかもしれませんが、アクセスできないところにある石碑なのでちょっと気になりました。

中央にあるコンクリート製構造物の前に石碑が見えます。

ふるさと橋(中野市)

唱歌の”故郷”という有名な歌がありますが、この曲の作詞をした高野辰之という人は長野県中野市出身です。

出生地である中野市永江には高野辰之記念館という博物館があるほか、JR飯山駅や替佐駅では高野辰之作詞の唱歌が接近チャイムや発車サイン音に使われています。

出身地の永江地区にはふるさと橋という橋の柵に鉄琴が内蔵されている変わった橋があります。

ふるさと橋は上信越自動車道の豊田飯山ICと牟礼駅間を結んでいる県道362号の橋です。斑尾高原方面から流れ出てくる斑川に架かっています。

橋の柵には解説板と楽譜、鉄琴と演奏用のマレットが付いています。

さすがに早朝だったので音は出しませんでしたが、楽器が内蔵されている橋はかなり珍しいのではないかと思います。

橋から斑尾高原方面の眺めです。

伊那谷ツーリングの色々

先日出かけてきた伊那谷ツーリングで発見したものをご紹介します。橋が多めです。

富島橋

箕輪町中箕輪にある帯無川に架かる橋です。結構古そうなRC橋なので写真を撮りました。

権兵衛街道

権兵衛街道というのは伊那と木曽を結んでいる古い街道です。塩尻出身の古畑権兵衛という人物が計画し、出資を募って1696年に開通したそうです。

現在は国道361号がその役割を代替しており、峠のトンネルに権兵衛の名前が残っています。

古道は現在も残っており、峠部分以外であれば車両も含めて通行可能です。

中小澤橋

旧権兵衛街道を伊那市市街に向かって下っていく途中で発見した古そうなRC橋です。

伊那谷は谷の中央を天竜川が流れており、天竜川に向かってたくさんの支流が注いでいます。伊那谷を南北に移動するためにはそれら支流を渡っていかなくてはいけません。そのため、伊那谷は大小含めて橋の数が非常に多く感じます。

大久保橋

こちらは駒ヶ根市東伊那大久保にある天竜川に架かる橋です。県道213号の橋となっています。

写真にある通り、4代目(1938-1964)・5代目(1964-2022)・6代目(現行)と3代の橋が同時に見られるのが面白いポイントです。

三峰川サイクリングジョギングロード

高遠方面から伊那市街を経由して天竜川に注ぐ三峰川という大きな川がありますが、川沿いに歩行者自転車道が整備されています。

千曲川サイクリングロードのような高規格な感じではありませんが、割合閑散としていて走りやすく感じました。熊出没注意の警告が多かったのが少々心配されたものの、昼間であればそれほど心配は要らないようです。

今回は行きは天竜川右岸側、駒ヶ根付近で折り返して帰りは左岸側を走行しましたが、左岸側の道路が低規格なので相対的に四輪車向きでなく、自転車用としては結構穴場なのではないかと思いました。この辺りの発見も踏まえて、また機会があれば伊那谷を訪問してみたいと考えています。

旧田沢橋

安曇野IC近くの犀川に架かる田沢橋には新橋と旧橋が存在します。新橋は自動車用、旧橋は歩行者と自転車専用になっています。

長野県の古い橋に多いローゼ橋という形式です。いまでこそ歩行者・自転車用ですが、この狭い橋を自動車で通行するのは大変だったろうと思います。

1955年竣工ということで竣工から67年が経過しています。交通による負荷はかなり減っていると思いますが古い橋であることには変わりないと思うので、長持ちしてほしいものです。

中野市本澤川の古い橋

飯山線沿いの道路を自転車で走っていたところ、かなり古そうな橋があったので気になって写真を撮りました。

場所は飯山線の上今井駅近く、西迎寺というお寺の前です。5mあるかないかくらいの長さの橋が架かっています。

橋の周辺はこんな感じになっています。
大正14年8月竣工と読み取れます。

大正14年は1925年なので、竣工して97年という非常に古い橋であることが分かります。あまり車の通らない道路なので長くもったのかもしれません。もう一つ興味深い内容としてこの道路の路線名に関する情報がこの橋に残っていました。

旧字体なので読むのが大変ですが国道10号線ということらしいです。

どうもこの道路は当時国道10号の指定を受けていたようです。まず国道の番号が今と全く違いますが、大正年間は軍事目的で国道の整理が行われていたようです。恐らく当時の国道10号は現在の国道117号を含んでいたのではないかと思います。

現在の国道117号はこの道路よりも山側を通っていますが、1925年当時は今の飯山線に沿うような感じでより千曲川に近いルートを通っていたのではないかと思います。

今回偶然気づきましたが、他にも注意してみていくと古い道路の痕跡を発見できるかもしれません。こういった小さな構造物にも注目していきたいものです。

新しくなった妙高大橋

国道18号の妙高大橋が2021年の8月に新しくなっているということだったので、見に行ってみました。妙高大橋は新潟県妙高市内、鉄道駅で言うと妙高高原駅と関山駅の中間くらいにあります。大田切川という川をまたぐ橋です。

調べてみると旧橋は1972年の建設で、2022年で建設から50年を迎える橋だったそうです。主要道路である国道18号の橋なので交通負荷も大きく、近年様々な部分が老朽化していたそうです。そこで旧橋の西側(妙高山側)に新橋が建設され、既に交通は切り替わっています。

供用開始から1年経過していないのでまだまだ新品同様といったおもむきです。歩道もあります。

隣に旧橋が見えます。

旧橋は老朽化が理由ということもあり、訪問した時には通行止めとなっていました。かなり大規模な建造物ですが、今後どうするのか気になります。

復旧した海野宿橋

東御市にある海野宿橋が2022/3/1より復旧し通行可能になっているということだったので、様子を見に行ってみました。海野宿橋は2019年台風19号で被災し、長らく通行できない状態になっていました。

写真のように舗装もきれいに打ち直され、万全の状態となっていました。写真向かって右側の堤防部分も強固に補強されていることが分かります。

こちらは1枚目の写真とは逆方向の小諸方面から上田方面を見た写真です。橋りょう自体は流失したわけではなかったのですが、舗装に関してはあわせてリニューアルされているようでした。

海野宿橋を含む海野バイパスは国道18号と国道152号を結ぶ区間でもあるので、通行できるようになったことで長和町や諏訪方面とのアクセスも改善したのではないかと思います。

東御市海野宿橋は3/1に開通予定

2019年の台風19号の被害で長らく通行止めだった東御市の海野宿橋がとうとう2022/3/1に開通するとのことです。

東御市道 白鳥神社線が3月1日に復旧完了。海野宿への主要アクセス道路が再開通。2019年台風19号で「海野宿橋」流出など被害

[トラベル Watch]

2021年度中の復旧を見込むということだったので、予定通りに復旧が完了することになります。

この橋が通行可能になると国道18号の海野宿入口交差点から直接海野宿方面に入ることができ、観光に非常に便利です。また海野宿入口交差点からはしなの鉄道の大屋駅まで右左折なしで移動できる海野バイパスと呼ばれる道路があり、こちらも良く通らせてもらっています。

ぜひ動画などで紹介したい道路なので、復旧後に自転車で走ってみるのが楽しみです。

長野県道174号 内村橋が復旧

2019年の台風19号災害で被災し、約2年間にもわたって通行止めが続いていた県道174号の内村橋が復旧し、本日より通行可能になったとのことです。

内村橋を含む県道174号は上田市丸子と鹿教湯方面を結んでいるルートの1つです。丸子から鹿教湯に向かう場合ルート選択はそれほど多くないので、渋滞解消など期待ができます。

従来の橋は歩行者用の橋と車両用の橋が分かれていたようですが、新しい橋は両車線にそれぞれ歩道がついています。

こういった話題があるとまた鹿教湯方面にも出かけてみたくなります。

羽広大橋

飯山市北部の”みゆきのライン”という道路沿いに羽広大橋という大きな橋が架かっています。高低差があり、下を流れる川を含めて美しい景観が楽しめる場所です。

このみゆきのラインはJAPAN ECO TRACKという人力による観光周遊ルートにも登録されている道路となっています。千曲川に並行する形で山側を走っていくルートなので、飯山方面から走って行くと単純な往復もできるほか、帰りは千曲川沿いの県道408号、または国道117号で帰るということもできます。

閑散とした道路で割と気に入ってはいるのですが、ところどころ路面状況が良くないのが惜しいところです。桑名川駅付近から飯山駅方面へ向かうと下り基調になって振動が身体に響くので、飯山駅から見て”行き”のルートに採用すると良いと思います。