昨年シマトネリコをせん定した際の芽を使って挿し木に挑戦してみました。成功率はせいぜい10%くらいでしたが、2本の新しい株を生み出すことに成功しました。今年も同じようにして挿し木をしてみることにしました。
手順
大ざっぱには以下のような手順です。園芸に関しては全く知見を持っていないので、正しい方法なのかは分かりません。
- せん定した芽の根元を斜めに切断し、1本ごとの葉の数が2-4枚程度になるように葉を落として調整する。
- 2-3日水に浸して芽に給水をさせる。
- 挿し穂用の鉢を用意する。
- 挿し穂を水から上げ、根元に発根促進剤を塗る。
- 植え付けて水を多めにあげる。
とにかく乾燥すると発根しなくなるそうなので、乾燥させないように葉の数を減らし、水をかかさないようにするなどの工夫が必要だそうです。昨年は普通の園芸用土に植えたところ、日によっては乾燥してしまうことがあったので、今年は用土に水苔を混ぜて保水性の良い挿し穂用の鉢を作ってみています。
発根促進剤というのはあまりなじみのない薬剤ですが、普通にホームセンターで園芸用に販売されています。住友化学園芸の”ルートン”という製品が有名だそうです。
今年の状況は写真の通りで、今のところ4本ほど生き延びそうな個体があります。全部発根すれば昨年の成功率約10%と比べると2倍以上の成功率になるので楽しみです。
シマトネリコの苗は葉が落ちてもまだ生きていて発根する場合もあるらしいので、枯れてしまったように見える苗にもしばらくはあきらめずに水やりをした方が良いようです。