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戸隠神社信仰遺跡(小川村)

いつも小川村の小川神社付近を通る時に”戸隠神社信仰遺跡”という史跡の看板を見かけるので気になっていました。具体的にどういう史跡なのか興味があったので自転車で訪問してみました。

場所は小川神社付近から延びる林道沿いにあります。道自体はそれほど悪い道ではないですが、途中から勾配が平均して8%以上になってくるので大変です。小川神社前の登り口からおおよそ2.8kmで最も主要な史跡と思われる奥の院に到着します。

登り始めるとすぐ道路横に遺跡の案内図があります。
大きい砂防ダム(塩沢砂防ダム)もあります。
序盤の山道を抜けると途中に小根山という地区があります。
奥の院の入口です。

この遺跡は戦国時代に上杉氏と武田氏の争いが激化した際、戦火が戸隠一帯に及ぶことを恐れた人々が戸隠神社や関連施設を近隣の山に奉遷したものなんだそうです。戦いが終結した後に戸隠神社は元の戸隠山に戻ったということです。

戦火を逃れるに当たって戸隠神社と関連施設を完全再現して近隣地域に一時避難したという点が特徴的に感じます。

戴神社

いつも県道31号で大町方面に向かう時に気になっていた戴神社に立ち寄ってみました。読みは恐らく”いただきじんじゃ”ではないかと思います。

位置は県道31号で小川村方面から大町方面に抜ける際の峠の頂上付近です。県道から長い石段が見えるので目立ちます。

こんな感じで道路からもよく見えます。

長い石段を登った先に拝殿があり、振り返ると町並みが一望できるような立地になっています。

登った先にもまだ石段があります。
拝殿から県道31号を見た様子です。

他に聞いたことのない神社の名前なので、何か変わった由緒がありそうな気もします。

生島足島神社

上田市にある生島足島(いくしまたるしま)神社にお参りに行きました。上田電鉄別所線の下之郷駅にほど近い神社です。大きい神社なので周辺の道路のあちこちに案内看板が出ています。

創建年代は詳細不明ながらかなりの古社ということで、平安時代には既に土地の寄進などがあったようです。また、武田信玄や真田氏など戦国武将からの崇敬も厚い神社であったそうです。

本殿は池の中にある島に建っているのが特徴です。この形式の神社というと神奈川県の中井町にある厳島神社を思い出します。独特の神聖な雰囲気がある形式です。

別所温泉からもほど近く、下之郷駅からも徒歩圏なので訪問しやすいと思います。

佐良志奈神社

千曲川サイクリングロードを走る時によく立ち寄る神社です。ちょうど戸倉上山田温泉の入口にあります。この佐良志奈神社のところで一旦サイクリングロードが川沿いから離れて車道と合流するので、普通に走っているとまず見落とさない場所だと思います。

ご由緒によれば延喜式内社ということでかなりの古社と思われます。背後の八王子山ではカタクリが有名で、例年だと4月初旬が見頃だそうです。今シーズンは暖かいので、見頃も多少早くなるかもしれません。

鳥居の横に公衆トイレとちょっとしたベンチがあるので、ちょっとのどかなところで休憩したいという気分の時に助かっています。

小川神社

よく訪れる小川村にある神社です。県道31号からは直接入れず、一本入った道路からアクセスしますが、神社の参道と接続している点から見てこの”一本入った道路”は大町街道の旧道なのではないかと推測します。

900年代に創建されたと伝わる式内社です。主祭神は建御名方神で、諏訪大社と同じ神様をまつる神社です。

由緒書が境内にあります。
右側に御柱が見えます。

建御名方神をまつる神社なので、境内には御柱が立っています。御柱大祭は諏訪大社以外にも同様に建御名方神をまつる神社では行われているところが多く、小川神社は北信の中では最大規模の御柱大祭を催行する神社として知られているそうです。

メインの幹線道路から一本入ったところにあるので静かですし、参道入口に自販機もあるので一人で静かに休憩したい時にとても有り難いスポットです。

鬼鎮神社

嵐山町にある鬼鎮神社(きぢんじんじゃ、と読むそうです)のご紹介です。

鬼鎮神社は武蔵嵐山駅の北東、東武東上線の線路と市野川の中間地点にあります。住宅地の中にあるので見つけるのはちょっと難しいです。

この神社が珍しいのは鬼がまつられているという点です。神社の由緒は諸説あるそうですが、畠山重忠が菅谷に館を構える際に、鬼門封じの意味合いで創建されたものと言われることが多いようです。

確かに菅谷館から見て北東方向に立地しています。鬼の力で厄を避けようというのは武士らしい発想と考えることもできそうです。

鬼がまつられているだけに特色があり、拝殿の横には金棒が何本か置いてあります。また、節分祭の時には「福は内、鬼は内、悪魔は外」というかけ声がかけられ、鬼に扮した人物も一緒になって参拝客と豆まきをするそうです。

鬼の御利益があるというところから、現在は勝負事に御利益のある神社として親しまれているようです。ルート100の45番のオプション立ち寄りスポットとしても良いと思います。

田口峠ツーリング

群馬-長野間の峠と言えば碓氷峠(国道18号)や入山峠(国道18号碓氷バイパス)が知られていますが、他にもいくつか峠があります。

中でも、地図上で見る限りくねくねしていて面白そうだった田口峠を走ってみることにしました。

ルートは以下の通りです。

高崎線の新町駅からスタートです。プラットホームが長いかっこいい駅です。駅の北口・南口ともに公衆トイレがあります。

県道40号、174号、国道254号とつないでいきます。国道254号は片側1車線でちょっと手狭です。吉井の辺りからバイパスが分かれるので、そこからは多少空いています。

下仁田手前の254号の様子です。

下仁田を通過したところから県道45号で上野村・南牧村方面に向かいます。県道45号に入るといよいよ山道っぽくなってきます。

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2018年春の長野ツーリング(1)

昨年春のツーリングでは悪天候のために果たせなかった”冠雪した北アルプスを見る”という目的を達成するために、改めて長野ツーリングに出かけました。

北アルプスを見るなら小川村の天文台がいいと思ったので、セットで鬼無里の訪問も盛り込んだコース設定にしました。

おなじみの長野駅善光寺口からスタートです。

まずははろはろベーカリーへ

はろはろベーカリーは三才にある小さなベーグル屋さんです。この店は毎週土曜の午前中3時間のみ営業という幻のお店です。今回は事前にお店のブログで不定休などが無いことを確認の上、訪問しました。

長野大通りを北上し県道37号に入ります。善光寺下あたりからは早くも登り坂で、日頃走っている埼玉県の平坦さを実感しました。

県道37号を途中で右折し、市街地の縁に沿うように目的地に向かいます。お店はぱっと見は民家なので、スマートフォンのナビゲーションを使いながら探します。

お店は民家の庭先が入口になっており、店舗スペースは縁側です。まだ開店直後で多数の種類が並んでおり、チーズ&クランベリーとねぎ味噌を買いました。

鬼無里へ

昨年行けなかった鬼無里にも立ち寄ります。一旦善光寺まで戻り、善光寺の前を走る国道406号を西進します。

頼朝山トンネル

山は芽吹きの色といったところ。

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埼玉県自転車みどころスポットを巡るルート100 #52

今回は ”ときがわ里山ルート” を走りました。健脚者向けの景観ルートに対して一般向けという位置づけのルートです。

ときがわ町は”自転車歓迎の店”というステッカーを掲示した駐輪ラックのある店が数多くあり、町全体でサイクルツーリズムに力を入れている印象があります。白石峠などの過激な名所もありますが、今回はときがわ町の里山の景観を見ながら走るルートです。

起点は明覚駅です。右折してしばらく県道172号を走り、玉川工業団地の中を抜けていきます。

その後嵐山渓谷方面に向かって北上し、1つ坂を越えます。

坂を下ると右折し…

すぐ左折して元の道をUターンします。ここに特にチェックポイントはありませんが、槻川の川面がちょっとだけ見られます。周囲ものどかな風景が広がり、雰囲気のいいところです。

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神奈川県道710号

地図を眺めていると、秦野-松田間に行き止まり県道としては結構長い県道710号という道路があることに気づきました。地形的にも面白そうなので見に行ってみることにしました。

県道710号へのアクセスは国道246号からになります。秦野方面から坂を下っていくと、”寄入口”という交差点があります。「よりいりぐち」と読みそうになりますが正しくは「やどりきいりぐち」なんだそうです。寄というのはこの県道の奥の方に広がっている地域の名称です。

寄入口交差点です。

緩い登りでのスタートになります。

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