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ロードロジックのオーバーホール

早いもので2021年9月に納車されたロードロジックも気がついたら丸2年以上が経過しました。

試運転中の様子です。

ロードバイクを買って以来、年に1回購入店で全体点検と消耗品の交換をお願いしています。2回に1回はフレームから全て部品を外して組み直すオーバーホールにしているのですが、今年はオーバーホールの年に当たります。先日オーバーホールのために店舗に預けていたものが完成しました。

以前はオーバーホールの度に若干の仕様変更をしていましたが、ロードロジックは納車時点でセミオーダー車的なところもあったので今回は特に仕様変更はありません。

わずかに変わった点としてはチェーンをわずかに詰めたという変更点があります。元々最大で38T-34Tでも問題ないチェーン長になっていたそうですが、現行の最大38T-32Tで仕様は確定したので、それに最適化したチェーン長に調整してあるそうです。

自分の感触としてはまだまだオーバーホールせずともフレッシュな走行感はあると思っていましたが、やはりプロに一通り調整してもらうと鈍感な私でも明らかに分かるくらいに状態が良くなります。

今年は暖冬傾向ということもあって早い段階で屋外走行を再開できる可能性もあるので、さっそく準備は完了といったところです。

タルタルーガオーバホール完了

タルタルーガがオーバーホールから帰ってきました。

ピカピカになりました。

今回はオーバーホールに伴って仕様の変更はしていないので、予想通り見た目はほとんど変化しませんでした。唯一バーテープが黒になったくらいです。

ただ、フレームやコンポーネントを非常にていねいに清掃していただいたので自転車全体が新品かと思うくらいにきれいになりました。自宅では自転車を洗車することはできないのでこれはプロに任せた時ならではです。

回送のために5km少々だけ走りましたが、全体的に部品のかみ合い部分の緩みもなくなり、かっちりとした操作感が復活しました。

さすがにそろそろ路面凍結の可能性が出てくるので自転車を出す機会は少なくなってくると思いますが、来春以降また頑張ってほしいものです。

プーリーへの注油

自転車で走っていたらわずかですがこすれるような異音がしていることに気がつきました。過去にプーリーが油切れを起こした時に同じような状態になったことを思い出したので、帰宅後にチェックしてみたところ、やはりプーリーの油切れでした。

現在の自転車についているリアディレイラーは105グレードのRD-R7000というものです。以前からシマノのリアディレイラーは105グレードの場合回転部分はベアリングではなくブッシュになっています。

黄色で着色された部分にわずかに注油したところ異音はなくなりました。

密閉されているわけではないので、使っているとそのうち潤滑が悪くなってしまうようです。前回同様わずかにワコーズのメンテルーブをさしてみたところ、異音はきれいに消えました。

wahoo KICKR(2018)をELEMNT VOLTでスピンダウンする

冬本番となり、連日曇り~雪の天気が続いています。自転車で屋外走行するわけにはいかないので屋内用トレーナーの出番が増えています。

私が使っているのはwahooのKICKR(2018バージョン)です。2018バージョンまでのKICKRは、出力測定の都合上定期的にスピンダウンという校正作業が必要になります。

従来このスピンダウンを行うのにはAndroidの場合wahoo utilitiesという専用アプリが必要だったように記憶しているのですが、2022年現在はwahoo fitnessアプリか、またはサイクルコンピュータのELEMNTシリーズでもスピンダウンができるようになっています。

わざわざメンテ専用にアプリを入れておくのも気持ちが悪かったので、現在はELEMNTでスピンダウンを行うようにしています。

ちなみにこのスピンダウンという作業が必要なのはKICKRのうちでもバージョン2018までで、その後リリースされたv5と、現行モデルのv6については使っているうちに自動校正されるよう仕様が改まっているそうです。

クリートの交換

自転車用のシューズに付いているクリート(ペダルとシューズを接続する部品)が摩耗していることに気がついたので交換することにしました。

このクリートという部品は新品の状態だと黄色と黒の2色成形になっていて、黄色い部分がなくなったら交換の目安という分かりやすいシステムが採用されています。

うまく黄色い部分がすり減ってくれると長く使えますが、今回のように合わせ目の部分からはがれてしまうと寿命が大分縮まってしまいます。もう少し使えそうにも思いましたが、走行中に急に外れても嫌なので予防保守的観点から交換にしました。

自転車のタイヤ交換

自転車の点検をしていたところ、後輪タイヤが摩耗しすぎて部分的にゴムの層の下にある繊維層が露出し始めていることに気がつきました。

さすがに危険なので交換することにしました。

車道の左側を走るので向かって右側だけ多く削れていきます。

走行距離は記録によれば約7,300kmというところです。Vittoria Rubino Proについては走行距離6,000kmくらいで交換すると安全そうです。

前輪についてはまだ使えそうな感じもしましたが、紫外線によるひび割れも気になったのであわせて交換してしまうことにしました。

新しいタイヤは同じくVittoriaのCorsa Graphene2.0を再登板させることにしました。少々値が張るタイヤではありますが、走行時の感触が非常に良いタイヤです。

自転車のテールライトによるきしみ音

最近タルタルーガで走行中に小さいきしみ音のような音がするので気になっていました。

最初はサドル関連かと思ったので確認のために立ちこぎしましたが音はやまず、次に駆動系を疑って走行中に足を止めても同様に音はやみませんでした。タルタルーガはサスペンションが付いているのでそこが発生源かと思い、止めた状態でサドルを手で押し込んでみました。

するとサドル下あたりから同様のきしみ音がしたので確認してみたところ、シートポストに取り付けたテールライトがリアキャリアにわずかに接触していました。

黄色い丸で囲んだ部分が接触していました。

走行中の振動でライトがリアキャリアにこすれてきしみ音が発生していたようです。ライトの取り付け角度を変更して解決となりました。

オフシーズンの自転車注油

寒さや雪の影響でオフシーズン入りしているので、ここ1ヶ月くらい自転車はローラー台での運用になっています。屋内でしか使用していませんが、先日ローラー台に乗っていたときに少々チェーンの音鳴りが気になりました。

チェーンのいわゆる油切れが起きるのは屋外走行によりチェーンに土や砂ボコリが吸着し、徐々に潤滑が悪くなることが原因と思っていました。なので屋内だとほとんど油切れは無視できると思っていたので意外です。

念のためということでチェーン洗浄をしてみましたが、洗った際に結構たくさんの粒子状のものが出てきました。以前からチェーンに付着していたものに加えて室内のホコリ、さらには摩擦で発生した金属粉などが出てきているのかもしれません。

チェーン洗浄にはパークツールのサイクロンというチェーン洗浄機を使っています。

そう言ったわけで屋外を走る季節ほど頻繁に注油は必要なさそうですが、気になったらチェーン洗浄してあげた方が良いのはオフシーズンも同様のように思います。

ロードバイクのハンドルを下げる

ハンドル位置調整の経緯

去年パーツの換装を伴う自転車の改造はほとんど行いませんでしたが、唯一大きな変化があったのがハンドルの高さです。

6-8月頃張り切って乗りすぎたのかお尻から腰の筋肉を少々痛めていたところ、ロードバイクの先輩から「思い切ってハンドルを下げてみると良いと思う」とアドバイスを受けたのがきっかけです。

長らくハンドルの高さは変えていなかったので、良い機会と思い調整してみることにしました。

ハンドルを上げるのか下げるのか

分かりやすいように着色してありますが、黄色いスペーサーをハンドル下から抜いて、ハンドル上に移動させました。

ロードバイクのハンドルには写真のようにスペーサーが入っていて高さを調節できるものがあります。これによりある程度高さが調節できます。

一般的にあまり慣れていない人や身体の硬い人は高めにしておくのが良いということがよく言われています。上体が起き気味になるので負担が少ないという理由です。

逆に、ハンドルの高さをフレームに近づけていくとよりレーシーな姿勢となり、姿勢の維持や柔軟性を含めて身体の負担が重くなるそうです。

こういった事情から、一般的に特定の筋肉に痛みが発生するような場合はとりあえずハンドルを上げて楽な姿勢にして様子を見るのが手堅いと考えられているように思います。

ところが、ロードバイクの先輩からは「思い切って下げると良い」とのアドバイスでした。半信半疑でしたが、異変を感じたらまた上げようというくらいの気持ちで1cm分スペーサーを動かして下げてみました。

ハンドルを下げた効果

ハンドルを下げて最初に走り出した時、当然ハンドルはちょっと低く感じました。意外だったのは同時にハンドルが近く感じたことでした。

普通に考えれば前傾が深くなるのでハンドルが遠くなったり苦しくなったりしそうなものですが、どうも私の体格には変更後の高さの方が合っているようでした。

その日はそのまま5-6時間走っていたのですが、どのポジションも何だか楽になっていて不思議に感じました。

後日気がついたのですが、以前のハンドルの高さで自転車に乗る時には上半身がちょっと背伸びをするような形でハンドルに触れていたことに気がつきました。

これは特に登り坂など大きな入力を要する時に顕著で、上体を伸ばした状態で身体の後ろ側の筋肉が力むので、腰回りの筋肉に無理な状態で負担がかかっていたように思いました。ハンドルを下げてからは違和感なく、よく言われる”サドルにしっかり座った状態で”入力ができているように思います。

まとめ

というわけでロードバイクの先輩のありがたいアドバイスにより、パーツ交換費用なども一切要さずに大きなグレードアップができたように思います。

思い返せば最初にロードバイクを購入した時にお店から乗り方の小冊子をもらいましたが、それにも「乗り方は身体に聞いてみよう」といった内容のアドバイスが書いてあったように思います。自分の感覚というものは当てにならないようで、時と場合によっては正確なものだと思いました。

VOLT800のブラケットスペーサーを交換する

自転車用のヘッドライトとしてCATEYEのVOLT800を7ヶ月ほど使っています。

ライト自体のスペックには大変満足しているのですが、最近走行中に大きな段差を乗り越えるとライトがブラケットから脱落する現象が発生するようになりました。

落下が重なって本体は早くもボロボロになってしまいました。

決して頻繁に起きる現象ではないのですが、ライトが飛んでいくかもしれないことを気にしながら走行するのはあまり気分が良いものではないので、対策をすることにしました。

改めてライトとブラケットの固定をチェックしてみると、かなり固定が緩くなっていることが確認できました。これは過去にCATEYEのCC-RD300Wというサイクルコンピュータでも発生した現象です。本体・ブラケットとも樹脂製なので付け外しの度に摩耗し、だんだん緩くなってしまうようです。

ブラケット自体も落下のダメージで傷んでいるようですし、摩耗の影響もありそうです。

調べてみたところ本体を固定するブラケットスペーサーの補修部品が入手できるようだったので、購入してみました。

こちらが交換部品です。安価なのがありがたいです。

ボルトシリーズ用のブラケットスペーサーという商品で、税抜き330円で販売されています。CATEYEの直販サイトのほか、自転車用品の通販などでも入手が可能です。

交換してみたところ、ブラケットにライトをはめた時の感触がかなりカチッとした感触に変わって驚きました。使っていくうちに慣れてしまっていましたが、交換前の状態は相当固定が緩かったことが確認できました。

これで当面の間はライトの脱落を心配しないで走ることができそうです。