Radeon RX9070は3月に登場予定

新しいRDNA4世代のチップを搭載したRadeon RX9070と9070XTの登場がCESで発表されていましたが、具体的な発売時期が2025年3月ということが発表されたそうです。

Radeon RX 9070は3月初旬に発売

[PC Watch]

決算発表に合わせての情報だったので決算関連のスライドも見てみました。データセンター向けの製品とクライアント向け製品については前会計年度比で1.5倍程度売上増と好調のようなのですが、Radeonに代表されるGPU製品は前会計年度比で60%程度売上減と振るわないようです。長らくゲーミング市場では苦戦している印象ですが、RDNA4がよい製品になっていることを期待したいです。

国立国会図書館デジタルコレクションに含まれる資料画像の転載ルール

いつもお世話になっている国立国会図書館デジタルコレクションですが、条件に当てはまる資料であれば資料画像そのものの転載も行えるということを最近知りました。

国立国会図書館ウェブサイトからのコンテンツの転載(国立国会図書館デジタルコレクションに掲載されているコンテンツについて)

[国立国会図書館]

前提条件として資料の公開種別が”ログインなしで閲覧可能”となっているもので、なおかつ公開範囲がインターネット公開(保護期間満了)となっている資料に関しては画像の転載も申請など必要なく行えるということです。条件に当てはまるものがどれほどあるのかが不明ですが、エントリで紹介したい資料に関しては中の画像も併せて紹介できたほうがわかりやすくなると思うので、機会があれば利用させていただきたいと考えています。

【国会図書館】鐵道軌道線路圖 : 昭和十年十月一日現在

国会図書館デジタルコレクションで面白い文献を見つけました。鉄道省が1936年に刊行したという全国の鉄道路線図です。

鐵道軌道線路圖 : 昭和十年十月一日現在

[国立国会図書館デジタルコレクション]

この文献は全国の国鉄・私鉄を網羅した路線図を地域別に収録したものです。当時の鉄道路線の状況がわかって面白いのですが、この資料のポイントは”未成線”や”鉄道敷設法予定線”についても図示されているところです。実際には免許が下りていたものの開業しなかった路線についても図に入っているので、さながら”夢の鉄道路線図”のような見た目になっているのが特徴です。

例えば関東地方でいえば神奈川県内はこの当時あまりたくさんの路線が走ってはいませんが、淵野辺-田奈村間に相武電気という路線が記載されています。この鉄道事業者は路線を開業することなく倒産してしまったということです。

長野県周辺を見ると、善光寺白馬電鉄の路線が記載されているのはもちろん、鬼無里駅までが施工認可済み、鬼無里-白馬間が免許取得済みとなっています。実現しなかったとはいえ、長野-鬼無里-白馬が鉄道路線として路線図に載っているのは夢のある話です。

ほかにも越美北線と越美南線がしれっとつながっていたりと、全国各地に面白いポイントがたくさんあります。ロマンのある路線図読み物としてとてもおすすめです。

Windows11 24H2ではBitlockerが広範なPCに適用される

最近新規にWindows11(24H2)クリーンインストールする機会があったので気がついたのですが、24H2以降ではBitlockerのハードウェア要件が緩和されているんだそうです。確か以前は電源の制御がきめ細かくできるPC限定の機能で、メーカー製のノートPCをターゲットにした機能なのかと思っていたのですが、24H2以降ではちょっと古めのデスクトップPCなどでも有効にできます。

以下の技術情報に要件が緩和されている旨の記載がありました。

OEM 向け Windows 11 での BitLocker ドライブ暗号化

[Microsoft Learn]

ちょっと厄介なのはBitlockerが適用可能である場合デフォルトで有効になってしまうことです。Bitlockerはセキュリティ面では安心感の高い機能ではあるものの、BIOSのアップデートやセーフモードの起動時に回復キーが必要になったり、時々なぜか起動時に回復キーを要求してくることもあるのでPCの運用スタイルによっては少々過剰性能に感じることもあります。今後Windows11をクリーンインストールする場合はBitlockerのON・OFFをどうするかについても気にしておいた方が良さそうに思います。

ATOK(tech ver.35 )がリリース

毎年恒例のATOKの大型アップデートがリリースとなりました。今回のアップデートではハイパーハイブリッドエンジン2と称する新型の変換エンジンが搭載されているそうです。

ハイパーハイブリッドエンジン2の特徴として、学習した単語を文脈に合わせて提示する変換強度という新しい要素が追加されているそうです。従来は同音単語であれば学習タイミングが最近のものが優先して候補として表示されていたそうですが、今回のバージョンでは前後の文脈を判断して適切な候補を提示するように進化しているということです。

また、ATOKわたしの辞書プラスという辞書のパーソナライズ機能も新たに追加されています。これは事前に興味のある分野やよく入力で使用する分野を設定しておくことで、変換時にそれらの辞書が優先使用されるという機能です。

面白い点として地域別の設定があり、長野県を設定すると”みどりながの”と入力すると一発で“MIDORI長野”に変換してくれるようになるなどご当地向けの変換機能が強化されます。ユーザーからの投稿も受け付けているそうで、なかなか面白い試みだと思います。

ROG Strix X570-F GamingのBIOS更新

年末からここまでPCが少々不安定だったというのもあったので、マザーボードのBIOSを久々に更新しました。更新前のバージョンはバージョン4802で、リリース日は2023/7/14でした。今回更新したバージョンは5021で、2024/11/1リリースのバージョンとなっています。

さすがにだいぶ前のマザーボードなのでこれによって大きく安定性が変わるとは思えませんが、念のためのメンテナンスというところです。

TPMを利用した暗号化との関係

BIOSの更新に伴ってTPM関連で注意すべき事項があるようでした。アップデートのインストールが終わり、これで再起動すれば完了となるところで、”WindowsのBitlockerなどのTPMを使った暗号化を行っている場合、このまま再起動するとリカバリーキーの入力が必要になりますがいいですか?(意訳)”というメッセージが英語で表示されました。

We detected a new fTPM firmware version/processor, which will change the data/structure of the storage space for firmware TPM.

If you did not apply fTPM function, please press Y to continue…

(この後この場合はY、この場合はNで進んでくださいと続きます。)

内部での挙動は詳しくわかりませんが、今回のBIOSアップデートでTPMに対応する暗号化キーの値が変わってしまうのかもしれません。もしBitlockerを有効にしている状態でそのまま再起動し、しかもリカバリーキーがわからない場合はシステムが起動できずに”詰み”となってしまうためかなり重要な確認ポイントだと思いました。

PCのシステムも高度化して安全性は高くなっていると思いますが、こういった注意点が増えるのは素直に喜べない部分でもあります。

(続々)The Version of AMD Radeon Software…というエラー

また表題のエラーが発生してしまったので対処を行いました。結論から言えば今回はドライバの再インストールで解決したのですが、既存のドライバのアンインストール方法がいつもと少し違いました。

前回発生時の記録はこちらです。

通常はAMD Softwareをアンインストールするか、AMD Cleanup Utilityで削除を行うのですが、今回は海外のフォーラムで見た情報をもとにデバイスマネージャーでドライバのアンインストールを行いました。

デバイスマネージャーからのデバイスのアンインストールは(高度)と書いてあってちょっと心配になるのですが、プログラムと機能からのアンインストールと内部的な挙動が違うのかもしれません。

Edgeにサポート詐欺ブロッカー機能が搭載

Microsoft Edgeにサポート詐欺や偽警告に代表される”スケアウェア”をブロックする機能がベータ版ながら搭載されたということです。

サポート詐欺を「Microsoft Edge」のAIが検知 ~“スケアウェア”ブロッカーが搭載へ

[窓の杜]

仕組みとしては突然フルスクリーン表示になるコンテンツや、音声再生などのサポート詐欺にありがちな挙動を機械学習モデルにより検出し、マイクロソフト自身が収集した詐欺画面との比較などを行った後、詐欺の可能性が高ければコンテンツの再生を強制的に停止してユーザーに詐欺ではないか注意を促すというものだそうです。

確かにサポート詐欺や偽警告は色々と種類はありますが共通点も多いので、うまく検出できれば対策できそうな感じがします。また、コンテンツの再生を一旦停止させるというのもユーザーに一旦判断してもらう余裕ができるので良いと思います。

サポート詐欺も手口としては単純なものながら金銭をだまし取られたり、遠隔操作を許して情報を盗まれたりなどのニュースを目にすることがあるので、ブラウザの内蔵機能で防御できるというのは朗報だと思います。

Garmin Venu3を導入

昨年動作に問題が発生するようになって退役したGarmin Vivosmart4の後継として、Garmin Venu3を導入しました。

選択の理由

当初順当にGarminのVivosmart5にしようかと思ったのですが、人にプレゼントした同型機が同じように使っているうちに不調になってしまったという話を聞いていたので、Vivosmartは選から漏れることになりました。

次にGoogle系の製品に乗り換えることも考えましたが、Fitbitはブランドが終息に向かっていそうな感じがしましたし、Pixel Watchは電池の持ちが悪そうなのでこちらも候補から外れました。

やはりGarmin製品にすることにしたのですが、活動量計より本格的そうな腕時計タイプの製品にすることにしました。Garminの時計型デバイスは非常にたくさんの種類があってどれにするべきか迷いましたが、健康維持を主目的にしていると思われるVenu3にしてみました。

第一印象

デバイスのサイズが大きくなっているので最初は気になりましたが、着けているうちに何となく気にならなくなりました。これは活動量計を着け始めたときも同じでした。サイズが2種類展開になっており、今回私が導入したのはレギュラーサイズ(1.4インチ)です。もう1サイズ小さい1.2インチのモデルもあります。

データはVivosmart同様にGarmin Connectというスマホ用のアプリで蓄積していきます。Garmin同士であればデバイス間をまたいで記録を引き継ぐこともできます。セットアップは非常に簡単で、同梱のクイックスタートガイドを見ながらすぐに使い始めることができました。

Vivosmartと比べると蓄積されたデータの解像度が高くて明確な違いを感じます。センサーの性能が単純に高いことが実感できます。Garmin Connectには睡眠時の状態を記録する機能や一日のストレスレベルを記録する機能がありますが、どちらもきめ細かい記録がされていることを確認できました。

ある程度継続して使わないと見えてこないこともあると思うので、細かい部分はつかいながら追々チェックしていきたいと思います。

Google Pixel Buds Proの掃除

耳に入れるものなのでPixel Buds Proを週に1回ほど掃除しています。何となく我流で掃除してしまっていたのですが、何か正式な方法があるのではないかと思ってGoogleのヘルプセンターを見てみたところ、やはりていねいな掃除の手引きがありました。

Google Pixel Buds のクリーニング

[Googleヘルプセンター]

正式なやり方とは言ってもおおよそ私が普段実施している方法と変わりませんでした。基本的にはクリーニングクロスのようなものでから拭きすれば良いということです。

ケース内部に関しては私は綿棒を使って掃除をしています。クロスだけだとどうしてもケースの奥の方がきれいにならない気がするので、綿棒を使ってから拭きしています。

ちょっと面白かったのは本体のメッシュ部分を掃除するのに練り消しゴムのようなものを使っていたことです。汚れがひどい場合にはこういったアイテムも使ってほしいとのことです。動画内に登場する”パテ”と称するものがなんなのかは分かりませんが、最近は100円ショップ等でもクリーニングジェルというような商品が売られているので、ああいったものを念のため持っておいても良いかもしれないと思いました。