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大町ダム

大町市の西方にある大町ダムに行ってきました。

高瀬川の源流にあたる高瀬渓谷にあるダムで、高さが107mもある大きな重力式コンクリートダムです。

ダム湖は龍神湖という名前です。まんが日本昔話のオープニングでおなじみの泉小太郎伝説という話がありますが、あれは犀川や松本盆地がモデルだそうです。そのため龍にあやかって龍神湖という名前になったようです。

管理は国土交通省で、ダムの堤体のすぐ近くに国土交通省大町ダム管理所があります。

ダム周辺が結構広域にわたって散策できるようで、面白そうに感じました。巡視路は一部歩けるようになっているダムがありますが、大体どこも少しだけしか歩けないので、ここまで長い距離が開放されているのは太っ腹に感じます。

サイクルスタンドもあり、自転車での訪問も想定済みのようでした。

自転車でのアクセスの場合は県道326号がメインルートになると思います。道路自体は普通の山道ですが、高瀬渓谷周辺で常に何らかの工事が行われている関係で大きなダンプカーが車列をなして通行していることが良くあります。この点気に留めて訪問すると良いと思います。

一応高瀬渓谷の更に奥である七倉というところまで車両は通れるようなのですが、長いトンネルが多いようで自転車向きではなさそうに感じています。

小仁熊ダム(富蔵ダム)

筑北村にある小仁熊ダムを見に行きました。前から地図で見て大きいダム湖があるようだったので気になっていた場所です。

麻績川の支流である東条川のために造られているダムです。このダムは東条川のダムなのですが、東条川から離れた場所にあるという変わったダムです。

東条川はだいたい国道403号沿いを南から北に流れ、麻績川に合流します。この川沿いが洪水の常襲地帯だったのでダムを造りたかったところなのですが、ダムに適した場所が無かったそうです。

そこで東条川の上流に分岐を作ってそこから導水路で小仁熊ダムまでを接続し、緊急時には東条川の水を導水路で引き受けることで本川の水量を調節する仕組みとしたんだそうです。

ダムの堤体です。重力式コンクリートダムなので見た目の迫力はなかなかです。
ダムサイトの横にあった周辺マップです。分水堰と導水路についても図示されています。
愛称として富蔵ダムという名前がつけられています。富蔵というのはダム建設に際して水没してしまった地域の名前だそうです。

普通のダムかと思っていましたが、本川から水を引き受けて洪水調節をするという変わった設計のダムでした。この辺りはよく訪問するので、分水堰なども見に行きたいところです。

豊丘ダムと昇竜湖

須坂市の四阿山方面にある豊丘ダムに行きました。こちらの方面だと県道58号や国道406号がメインルートですが、交通量が多いのであえて裏道っぽい道を通るルートにして見ました。

途中に通る県道349号に蓑堂トンネルというトンネルがあるのですが、トンネルを出た後の下り区間にちょっと景色のいいポイントがあるのでオススメです。

蓑堂トンネルを出た先で林道のようなダムに向かう道に入っていきます。少々狭いですが、基本的にほかの交通と出会わないので比較的落ち着いて走れます。

平均勾配7%弱の坂を4.5km程度登ると豊丘ダムに到着します。

堤高が80m近くある重力式コンクリートダムなので、堤体は結構迫力があります。

ダム湖は昇竜湖という名前で、これは公募によって決まったものだそうです。字面に格ゲー感がありますが、須坂市には臥竜山・臥竜公園という名所があるので、”竜”というキーワードは親しみのあるものなのかもしれません。

ダムサイトには結構様々な施設があるようです。徒歩だと色々と見てまわりやすそうです。

昇竜湖を一周する道路もあるようなのですが、道路周辺の法面が崩落しているとのことで通行止めでした。堤体の上も含めてぐるっと一周できるとまた面白いと思います。

行き止まりなのでどうしても同じルートを行って帰ることにはなってしまいますが、市街地から10km程度で700m近い標高差があり、気軽な登りルートとして結構重宝しそうな感じです。

浅川ダム

浅川ループラインこと県道506号沿いに浅川ダムというダムがあります。ちょうど真光寺ループ橋を過ぎて、八櫛トンネルを通過するとすぐの所にあります。

このようにダム周辺は広大です。堤体の上を歩くこともできます。天気が良ければ長野市街の展望も楽しめます。

ダム周辺にはこのように駐車場やあずまやも整備されており、ちょっとした公園のような形になっています。

ありがたいことにきれいなトイレも完備されています。長野市街からは近い場所ですが、飯綱高原から下ってきた時などお世話になりそうです。

浅川ダムは治水用のダムで、かつて長野県の取り組みとして全国的に話題になった”脱ダム宣言”の影響を大きく受けたダムなんだそうです。一時期は完成が危ぶまれたそうですが、現在はこのように完成しています。