暑いのでサブPC的にRaspberry Pi(4・8GB)を引っ張り出してきましたが、起動させてみたところ画面に何も出力されずに少々あわてました。
長らく使っていなかったので故障したかとも思いましたが、調べてみると”Raspberry Piは起動時にディスプレイを接続していない場合、HDMI出力をしない場合がある”ようです。
こちらの情報が参考になりました。
HDMI monitors says NO SIGNAL [SOLVED]
[Raspberry Pi Forum]
ストレージにあるconfig.txtを開き、hdmi_force_hotplug=1 という記述を探します。デフォルトではコメントアウトされているので、#を削除してコメント状態を解除します。
hdmi_force_hotplug=1 が無い場合は新規に追加すれば良いようです。
hdmi_force_hotplug=1 を追加することで、Raspberry Piが本体にHDMI接続のディスプレイが必ず接続されているものと認識し、信号を出してくれるそうです。
この問題の原因としてはそもそもRaspberry PiがHDMI機器を接続されていないまま起動するとHDMI信号を出してくれないことと、本体からのHDMI信号が弱く、接続に失敗しやすいからという2つがあるようです。
信号の強制発信方法は上に書いたとおりですが、信号が弱いことが疑われる場合はRaspberry Piに十分な電力(1A)を供給してあげることと、config.txtに config_hdmi_boost=4 を書き込むことでも信号が増強できるそうです。数字の4の部分は最大9まで上げられるそうなので、様子を見ながら調整すれば問題が解決できる可能性があります。