長野県北部も11月下旬に差し掛かり、いよいよ冬らしい天気の日が増加してきました。急激に気温が下がると強い寒さを感じますが、高温と同様に低温に対しても人間の身体は適応できるそうです。高温の方になれるのは暑熱馴化といいますが、対照的に寒冷馴化というそうです。
寒い環境下で一定時間過ごしたり、あるいは軽い運動をすることでも適応を促進できるそうです。人間は恒温動物なので様々な機構で体温を一定に保とうとしますが具体的には、
- 寒さを知覚しづらくなる(文字通り”慣れる”)
- 皮膚表面近くの血管が収縮し、体温を逃がしづらくなる
- 体温自体が若干下がる
- いわゆる物理的な”震え”ではなく、体内に貯蔵した脂肪の分解等の化学的な方法で熱を生み出すようになる
と色々あるようです。特に脂肪の分解が促進されるというのはなかなか興味深いものです。寒くても多少おもてで身体を動かした方が脂肪燃焼効果が期待できるのかもしれません。