今回は95番の 長瀞羊山芝桜ルート を走ってみました。秩父地域のルートでは標準的なものの一つです。
ルートは西武秩父駅スタートになっています。輪行で秩父までやってくる想定だと思われます。このルートは秩父から寄居方面に向かって全体的には下り基調なので、行きに輪行で標高を稼ぐと帰りは下りが中心で楽しいと思います。もっとも、要所に登り区間は存在します。
まず芝桜で有名な羊山公園です。
毎年5月頃がシーズンで、そのときは周辺道路も大渋滞になるらしいのですが、9月にもなると閑散としていい雰囲気です。
ルート全図はここにあります。
国道140号に出て、一旦道の駅ちちぶに寄ります。もちろんここは秩父餅2個入りを買って道中の補給食にします。
道の駅ちちぶから少々山伏峠方面に戻り、坂氷交差点で左折します。ここから県道11号に入ります。
途中で秩父34ヶ所の札所4番、金昌寺に寄ります。山門に巨大なわらじがあるお寺です。
駐車場にはきれいなトイレがあるので、助かります。
県道11号はこのような片側1車線の道路です。平日はダンプカーが多いのですが、休日はオートバイツーリングの方を多く見かけます。秩父市街が大混雑していても、比較的空いていることの多い道です。
ちょっと変則的な高篠小前交差点を経て、栃谷交差点で左折して県道82号に入ります。県道82号は国道140号と対になる荒川沿いの道路で、右岸側を走ります。途中に狭い箇所があるので車は少なめで、結果として自転車向きの道路になっています。
入ってすぐに秩父34ヶ所の札所1番、四萬部寺があります。
目の前に歴史のありそうな旅館があり、札所らしい風景になっています。
四萬部寺からはミニ峠のような区間になっています。バス停によると曽根坂峠という名前だそうです。途中に清掃工場がある関係で秩父市側は道が広く、落ち着いて登れます。
峠の頂上からは皆野町に入ります。ここからは多少狭い区間もありつつ、下り基調で快適に走れます。
こんな感じで1.5-1.8車線くらいの狭い区間があります。
そのまま走って行くと皆野長瀞インター入口交差点に着きます。ここで右折します。皆野寄居有料道路は軽車両は走れませんので、間違って左折しないように要注意です。
長瀞の岩畳の反対側辺りで長瀞トンネルという歩道のないトンネルが出てきます。自転車的には難所ですが、幸いトンネル脇に旧道を改修したと思われる遊歩道があるのでこちらを通ります。
長瀞自然の道という名前です。路面は石畳になっているので、快適とはいきませんが安全に越したことはないのでありがたく通らせてもらいます。
写真の左手が有名な長瀞岩畳なのですが、夏場は草木が茂っていてチラッとしか見えません。冬に通ると葉が落ちていて対岸から見た岩畳が観察できる可能性があります。
そのまま県道82号を走って井戸交差点の手前にあるのが法善寺です。しだれ桜が有名なお寺です。
もう少し先にあるのが道光寺です。こちらは境内に植わっているススキが有名なお寺です。
ここから県道82号はちょっとした登り区間があります。このルートの登りもこれで終わりなので、これでもう登りは出てこないと思うと多少は気が楽かと思います。
登ってすぐのところに金尾つつじ山という公園のような施設があります。山つつじがたくさんあるのだそうで、シーズンはやはり4-5月のようです。
ここからは写真のような感じで快適な下りです。勾配はまあまああるのでスピードには要注意です。
下りきったところで左折すると、荒川を渡って波久礼駅前交差点で国道140号に合流となります。
まとめ
秩父-寄居間を結ぶ荒川右岸ルートの標準案といったところのルートだと思います。メインルートである国道140号と比べてアップダウンや幅員などの難しい面はありますが、自転車の場合はそこまでそれらがデメリットにならないので、積極的に選択できるルートではないかと思います。
やはりオススメは秩父からの帰りにこのルートを使って頂くことです。多少の登り返しはありますが、全体的に下り基調で爽快に走れる構成になっています。