長野県ではかつてから”お年取り”と言って大晦日にごちそうが出る風習があるそうです。年が明けて元日の食事は、前日の残り物やうどん・すいとん類で簡素に済ませることが多かったと聞きました。
何となく大晦日=かけそば、元日=豪華なおせち料理という認識を持っていたので、この違いは面白いです。聞いた情報に従ってお年取りの膳を作ってみました。
こんな感じで用意をしてみました。必ず必要になるのは”年取り魚”と呼ばれる魚の切り身です。鮭かブリが多いらしいのですが、鮭が好きなので鮭にしました。汁物はおすましということでしたが、家に濃い口しょうゆしかなかったので明らかに色がついたおすましを作りました。
これだけだと寂しいので、残り物の厚揚げとこんにゃくの煮物、あと色が紅白っぽくて縁起も良いだろうと思い大根引きを作りました。一番奥の野沢菜漬けは自家製です。
ごちそうという感じではないかもしれませんが、シンプルで気持ちの良いメニューになりました。