ホームエレクターを長く運用していると、レイアウト替えや引っ越しなどでポストの長さが合わなくなってしまうことがあります。ちょうどいい長さのものを改めて買えば良いのですが、もったいないのでDIYで既存のポストをカットしてみました。
用意する道具
以下の道具を用意します。
- パイプカッター
- パイプリーマー
- 金属用ヤスリ
- プライヤーまたはペンチなどの挟む系の道具
ポストのキャップを外す
まずポストの先端についている黒いキャップを外します。このキャップは割と柔らかい素材でできているので、傷をつけないように当て布をしてプライヤーなどで挟んで引き抜きます。
当て布をしても傷がついてしまうことがありますが、多少はやむを得ないと思います。
ポストにカットする目印をつける
次にポストをどこで切るか決めます。棚板を取り付ける予定の位置にテーパードスリーブを取り付け、テーパードスリーブの上部に沿ってマジック等で目印の線を引きます。
この方法でカットするとキャップの先端と棚板の金具の高さが合うようになるので、テーパードスリーブを基準にカット位置を決めるのがオススメです。
ポストをカットする
ポストをカットしていきます。目印に合わせてパイプカッターで切るだけなので、切断作業自体はゆっくりやれば力も要らずやりやすいと思います。
問題はこの次の工程で、カットしたパイプ内部に出ている”バリ”を取る必要があります。バリはパイプの内側にできるので人の手が触れるわけではないのですが、バリがある状態だとキャップが装着できず、無理矢理キャップをねじ込むとキャップが裂けてしまうことがあります。
バリの除去にはパイプリーマーを使いますがホームエレクターのポストはステンレス製で非常に硬く作られています。取るのはなかなか大変な作業になると思います。
私は パイプリーマーでざっとバリを除去→金属ヤスリで気になるところを削る→再度パイプリーマーで仕上げ という手順でバリを取りました。
完璧に取り去る必要はないですが、キャップの装着に支障が無い程度にバリを除去します。
キャップの装着
最後に最初の工程で外したキャップを装着します。スムーズに入らないかもしれませんが、ある程度バリが除去されているのであればショックレスハンマーなどで打ち込んでしまっても問題ないと思います。
キャップが装着できたら改めて棚を組み立てます。
棚板の金具にキャップがきれいに収まり、満足いくできあがりになりました。ポストが出っ張っていないと机用途などにも便利です。ホームエレクターの組み換えで半端な長さのポストがある方はDIYのカットにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。