というわけで10年越しに自転車が交代になりました。今回は前任からパーツの一部が流用される関係上、全部のパーツをバラバラに購入して組み立ててもらう方式を採用しました。
制作のコンセプトとして、
- 乗る人間・運用される環境と調和が取れていること
- 構造が複雑すぎず、耐障害性が高いこと
を念頭に置いて構成を考えました。
新型コロナウイルスの影響なのか世界的に自転車本体や自転車パーツが不足しており、部材の入手には難儀しました。自転車屋さんと相談しつつ在庫のあるものやワケあり品などをうまく組み合わせて完成となりました。
フレームについて
フレームは今回アメリカのRitcheyというメーカーの”ロードロジック(2019-2020モデル)”となりました。前任のオニキスさんはカーボン製でしたが、今回の自転車は鉄製です。
素材的には新しい素材から古い素材に先祖返りしましたが、鉄製の自転車の性質に興味があったので選んでみました。歴史のある素材なので耐久性にも期待したいところです。
フロントシングル
今回の構成のポイントはチェーンリング(前側のギア)です。通常、ロードバイクには大きいギア(歯数50前後)と小さいギア(歯数)の2種類がついていることが多いですが、歯数38のギアを1枚だけ装着という設定にしてあります。
このイレギュラーな構成の理由としては単純に私が非力なので大きいギア比が必要ないというのと、長野県が山がちなので大きいギア比の出番が少なく感じたためです。
チェーンリングを1枚にするとチェーンリングの他、フロントディレイラー(前側の変速機)、変速用のワイヤー1本が不要になるので、多少の軽量化にも貢献しています。
コンポーネントについて
そのほかのコンポーネントはR7000シリーズのShimano105コンポーネントを中心に装備しています。ブレーキについてはリムブレーキにしました。ロードロジックにはディスクブレーキ仕様もあり、そちらも選択肢には入っていたのですが、構造の単純さや輪行のしやすさを重視して従来型のリムブレーキにしてあります。
ワケあり品
前任のオニキスさんにも謎のシクロクロス用フロントディレイラーがついていましたが、今回の自転車もクランクアーム・シートポスト・サドルはお店から提案のあったワケあり品です。クランクだけコンポーネントのグレードが違うのはそのためです。
ハンドル周辺の部品とホイールについては前任からの流用品です。
ちょっとキワモノですが
クランクとチェーンリングのバランスを筆頭に見た目のツッコミどころはまあまあありますが、利用スタイルに応じた適切な構成になったのではないかと思います。実際にツーリングに投入してみての感想などもまとめていきたいと思います。