面白そうな長野県の鉄道の本を見つけたので購入してみました。タイトルの通り長野県内の鉄道各路線の歴史に関する本で、上巻は廃線・未成線を扱っています。発行元は県内最大手紙としておなじみの信濃毎日新聞社です。
以前自転車で路線跡を追ってみた布引電気鉄道のような一般的な鉄道から、木曽の森林鉄道や碓氷峠の馬車鉄道などにも触れられており、一冊でまんべんなく県内の廃線・未成線を知ることができます。
発行元が新聞社だけあって、鉄道に関する出来事については当時の新聞記事の引用も掲載されており、興味を引きます。
ちなみにこの本が刊行されたのは1987年で、2014年にリニューアルして復刊されたのが今回入手したバージョンです。表記については原則1987年版のままで、その後の情勢変化があったものについては注釈が入っているというスタイルを取っているので、1987年当時の事情が読み取れるという点についても面白いです。
下巻は未入手ですが、現在も運行されている路線の1987年当時の事情などが掲載されているのは間違いないと思うので、こちらも面白そうだと思います。