部屋の環境測定のために、温度を一定時間ごとに長期間モニタリングする方法はないかと考えていました。多少のプログラミングの心得があればRaspberry Piで実現可能らしいことが分かったので材料を準備して試してみることにしました。
用意したもの
- 講談社 Raspberry Piで学ぶ電子工作(書籍)
- 講談社 Raspberry Piで学ぶ電子工作用パーツセット
- Raspberry Pi4 ModelB(8GB)
- Raspberry Pi4用ケース
- HDMIケーブル TypeDオス-TypeAオス
- スイッチングACアダプタ(USB TypeC)5.1V-3.8A
- MicroSDHCカード
- Raspberry Pi Zero WH
- Raspberry Pi Zero WH用ケース
- スイッチングACアダプタ(USB MicroB)5V-3A
Raspberry Pi本体が2種類あるのはPi4が開発機でZero WHが本番機という構成のためです。開発機が本番機を兼ねる場合は上記リスト中下側の3行は不要になります。
今回は本体を2台用意しているので正味の調達価格は2.6万円くらいになってしまいましたが、とりあえず1台で始めるなら2万円くらいで書籍やパーツも含めて一通り揃うと思います。
書籍について
今回入門書として使った”Raspberry Piで学ぶ電子工作”はとても分かりやすく、かなりの良書だと思いました。
Linux系のOSやプログラミングが一切未経験という方が読んでも分かるように説明がされており、分かりやすい説明の見本としても秀逸なのではないかと思います。
そしてこの書籍に関しては書籍の内容と連動したパーツセットが秋月電子通商で販売されていて、これも便利です。電子工作部品は規格が分かりにくく、慣れていないと必要な部品を揃えるのが難しいと思います。
私は過去に作ろうと思った物の部品に発注忘れや発注間違いがあって何度も注文したり、必要な部品の最低発注数量が数百個となっていたりで困った記憶があります。
この点、この書籍連動パーツセットを買えば過不足なく部品が入っていて書籍の内容を全てこなせますし、書籍の内容を終えたら部品を別の用途にそのまま転用できるので無駄がなく便利です。いきなりアラカルトで部品を揃えるより確実にオススメできます。
プログラミングの入門にも
書籍の内容はRaspberry Pi上で動くPythonのプログラムを使ってLEDを光らせたり画像を取得したりするといった内容です。
現実世界にプログラムで指示したことが反映されるので、学習初期にありがちな”プログラムで何をしたらいいか分からない”や”プログラムで文字が表示されても別に面白くない”といった問題を解決できます。学習者のモチベーション維持に非常に良いのではないかと思います。