スーパーに行ったら長野県産小麦でできているという変わったスパゲッティが売られていたので買ってきました。長野市にある日穀製粉の製品です。
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もちもちした食感が特徴ということでしたが、ゆでてみると確かにぬるっとした感じで、麺にボリューム感があります。今回はトマトソースのパスタにしてみましたが、ソース系のパスタと相性が良さそうです。
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長野県では伝統的に米のほかに麦類を栽培するということは広く行われているようで、現代においても都道府県別で18位前後につけるくらいの生産規模があるそうです。
麦類の生産量は県全体で年間約9,000トンということです。日本人の年間麦消費量は平均30kgくらいということですから、長野県の人口約200万人の消費量は年間60,000トンくらいになります。重量ベースでの県内自給率は15%くらいになる計算です。
割と生産が盛んなこともあって、品種の改良も同様に盛んだそうです。郷土食おやきや麺類用には県内で開発されたシラネコムギという寒さに強い品種が主力になっているそうです。