先日上田市丸子方面に出かけた時に、旧道が新道に接続しているような箇所を発見したので写真を撮っておきました。その後調べてみたところ、この道路は長野県道174号(内村街道)の旧道らしいことが分かりました。
例によって国土地理院の過去の航空写真を見てみたところ、1994年時点の写真では現在の県道174号は認められませんでした。
水色の線が現道で、赤の線が旧道の大まかなルートです。現在は道路がそのまま北側につながっているので、そのまま大屋駅方面や上田市街にアクセスすることができます。1994年当時は幹線道路が依田川の左岸側にはなく、いったん橋を渡って右岸側に移動して北上する必要があったようです。
もちろん以前から右岸側の国道152号が丸子地区の南北移動のメインルートであったのは間違いないとは思いますが、県道174号・82号が接続したことで右岸・左岸それぞれで南北移動できる道路ができたことになります。橋は交通のボトルネックになりがちなので、交通ネットワークの機能向上に効果があったのではないかと思います。