長野県特有の呼称だと思うのですが、特定の降雪パターンのことを”カミ雪”と表現します。これは会話の中で出てくることもありますし、ニュースなどの公式な場面でも普通に登場することがあります。
このカミ雪というのは、冬に強い低気圧が本州南岸を通過する”南岸低気圧(爆弾低気圧)”に伴って生じる降雪パターンです。長野県の中でも南西部を中心に大雪になるのが特徴です。
カミ雪のカミは諸説あるそうですが、上方(近畿地方)のカミという説が有力らしいです。より京都などに近い地域で降る雪という意味合いだと思います。
逆に北部中心に降るシモ雪という呼称もあるらしいのですが、こちらはあまり聞く機会がありません。長野県においては北部が大雪になることが多いので、あえて特定の名前で呼ぶ機会が少ないということなのかもしれません。カミ雪はレアなパターンなのであえて特殊な呼び方で呼ぶ機会が多いと考えると納得が行きます。