RadeonにはRadeon Image Sharpeningという画像の明瞭度を高める技術が以前から実装されています。これは当初ゲーム内の画像をシャープに見せる目的で実装されていたのですが、2022年にWeb動画にも適用が可能になりました。RX5000シリーズ以降が必要なので長らく我が家では実行できませんでしたが、今は問題なく設定できます。
設定手順
AMD Software:Adrenalin Editionでゲーム→グラフィックスと選択し、Radeon Image Sharpeningを有効にします。
その後、ブラウザの試験的設定にアクセスします。ブラウザごとに違いますが、Chromeの場合はchrome://flagsをアドレスバーに入力、Edgeの場合はedge://flagsになります。
設定画面が開いたら、”Media Foundation for Clear”をEnabledにしてブラウザを再起動すれば設定完了です。
実験
実際にYoutubeの動画がどの程度明瞭になるのか自分の投稿した動画で調べてみました。デフォルトの強度50で明瞭化してみました。
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画像をそれぞれ別のタブで開いて行き来してみると、確かに若干ではありますが差異があるように感じます。
分かりやすい道路案内標識を拡大してみました。


確かに下のRIS有効の方がエッジの部分が多少明瞭になっている感じがします。実写の風景では効果があるようです。
色々と動画を見てみましたが、ゲームのプレイ動画などは内容にもよりけりですが輪郭がくどい描写になってしまって今ひとつでした。現実世界を撮影した動画だと結構メリットのありそうな機能です。