カテゴリー別アーカイブ: AMD

X370-PROのBIOSアップデート(v4011)

5/2付けで4011がリリースされています。今回のアップデート内容はAGESA1002aの更新と”SMU 43.18”となっています。

このSMUというのが何を指すのかわからないのですが、AMDのCPUに搭載されている”System Management Unit”のことではないかと思います。バージョン番号らしきものがついているので、SMU用のドライバを更新したという意味ではないかと推測しているのですが、全く見当がつきません。

過去のアップデート履歴を見てもSMUに関連したアップデートはないので、何かしら特殊なアップデートのような気はしています。

AMDによるXFR2とPrecision Boost2の解説動画

Ryzen2関連の動画がいくつかYoutubeのAMDチャンネルにアップロードされていたのでチェックしてみました。XFR2とPrecision Boost2の解説動画が面白かったのでご紹介します。

音声は英語ですが、ホワイトボードを使いつつの説明なので分かりやすいです。長くないので何度か見直してみました。

XFR2はシステムに十分な冷却能力がある場合、最高クロックを自動的により高くする機能です。機能の説明だけ聞くと初代RyzenのXFRと同じように感じますが、Precision Boost2との組み合わせでクロックアップが可能なのが2に進化した理由なのかもしれません。

Precision Boost2は稼働中のスレッドに応じてクロックスピードを自動的に調節する機能です。初代RyzenのPrecision Boostはコア数が一定数以上になるとクロックも一定速度で固定となっていたそうですが、PB2ではコア数に応じてクロックもなだらかに変動するように進化しました。大ざっぱに言えば、複数コア稼働時の最大クロックが高くなったというわけです。

動画中では「ゲームシーンでは500MHz位の差になる」という情報もあり、複数コアが動く場面では結構差が出そうです。

X370-PROのBIOSアップデート(v4008)

4/17付けでv4008がリリースになりました。アップデート内容はAGESA1002aへの更新となっています。

PRIME X370-proの第2世代Ryzenへの対応

PRIME X370-proはBIOSのv3803から第2世代Ryzenに対応しています。この点は何ら問題なさそうです。

気になるのはメモリ対応です。Ryzenは初代の時からメモリの枚数やランクによりメモリクロックの上限が決まるという少々難解な部分がありましたが、第2世代Ryzenにおいてもそれは同様です。

第2世代Ryzenはマザーボードが6層基盤で、かつメモリがシングルランク2枚でDDR4-2933動作が可能になります。

X370-proはどうかというと、ASUSのメモリ動作確認リストを見る限りDDR4-2933動作はサポートされているようです。

既にX370-proで初代Ryzenを動かしている場合でも、BIOSさえ更新されていれば第2世代Ryzenにアップグレードする事が可能となっているようです。

 

第2世代Ryzenのベンチマーク

第2世代Ryzenが発売となり、さっそくベンチマーク記事が出ています。

クロック向上で注目される第2世代Ryzenをベンチマーク

[PC Watch]

第2世代RyzenはアーキテクチャがZenからZen+に更新されたほか、プロセスルールも12nmに微細化しています。

これにより、同じ消費電力でより高いクロックを実現しています。初代Ryzen比でシングルスレッドの能力は10%近く向上しているそうです。

また、負荷に応じてクロックを高くするPrecision BoostがPrecision Boost 2に進化し、稼動中のコア数に応じて柔軟にクロックを調整するようになりました。

今回もしっかりしたリテールクーラーが同梱となっていますが、下位モデルのWraith SpireはTDP95Wだと少し荷が重そうです。2600Xにも上位モデルのWraith Prismが付属すると良かったのではないかと思います。

しかし、初代から性能が向上した上で変わらずCPUクーラーもついてこのお値段というのは驚きです。特にRyzen 5については出だしの価格から早くもかなり値ごろ感があるように思います。

第2世代Ryzenが4月中にも発売開始

年初に公開されたロードマップで”4月予定”とされていた第2世代のRyzenが米国時間の4/19に発売開始になるそうです。マイナーチェンジを施したZen+アーキテクチャを採用した製品です。

AMD、第2世代Ryzenプロセッサを19日に発売

[PC Watch]

ラインナップと米国国内での希望小売価格が発表されているようです。

最上位の2700Xは1800X比でクロックが引き上げられています。ベースが3.6GHz→3.7GHz、ブースト時が4.0GHz→4.3GHzです。このためかTDPが1800Xの95Wに対し105Wになっています。

出始めの希望小売価格は329ドルとなっており、1800Xの499ドルという価格に比べるとだいぶ抑え目です。

ベンチマーク結果についてはまだ公表されていないようですが、クロックスピードと価格を比べてみると初代Ryzenより安価な設定がされているように思います。日本国内の価格はどうなるか不明ですが、コストパフォーマンスの向上にも期待したい製品群です。

 

AMD製CPU向けのSpectre脆弱性対応コードが配布開始

提供予定であるとされていたSpectreの脆弱性対策が配布開始となりました。脆弱性対策はCPU側とOS側の双方で対策する必要があるそうなのですが、ほぼ同タイミングでどちらも提供開始となっています。

CPUについては対応マイクロコードの配布となっているので、ユーザは各ベンダから配布されるBIOSアップデート経由で対策を施すことになります。

AMD、Spectre脆弱性への対策マイクロコードを配布開始

[PC Watch]

OSについては2018年4月の定例アップデートに含まれるKB4093112において、AMD向けのSpectre緩和策の情報がアップデートされています。

2018 年 4 月のセキュリティ更新プログラム (月例)

[日本マイクロソフト 日本のセキュリティチーム]

このエントリを書いている時点では日本語のKBに情報のアップデートが反映されていませんでしたが、英語版を見るとWin10(1709)向けのKB4093112がAMD向けの追加の緩和策を含んでいることと、AMDがマイクロコードの配布を開始したことが2018/4/10付けで追記されていました。

例によってユーザ側ではまずはWindows Updateをしっかりやるところからになりそうです。

 

X370-PROのBIOSアップデート(v3805)

3/27付けでv3805がリリースになりました。

今回のリリースノートには「システムパフォーマンスの向上」としか書かれていません。先日話題になったRyzenとEPYCの脆弱性修正はBIOS経由で行われるそうですが、対応したBIOSは数週間以内に提供、とされていましたから、まだまだ時間がかかりそうな様子です。

Ryzenの脆弱性に対する緩和策をAMDが発表

3/12に一般公開となった脆弱性情報について、AMDが緩和策のリリースを行ったそうです。

AMD、CTS Labsが開示したRyzen/EPYC向け脆弱性対応ファームを近く提供

[PC Watch]

Initial AMD Technical Assessment of CTS Labs Research

[AMD Corporate blog]

今回発表されていた脆弱性は通称 Ryzenfall, Masterkey, Fallout, Chimeraの4種類ですが、いずれもBIOSアップデート経由でファームウェアを修正することで対応可能ということです。問題を修正したことによりシステムのパフォーマンスが低下することもないそうです。

どの脆弱性を悪用する場合でもシステムの管理者権限が必要であり、そもそも管理者権限が奪取されてしまった場合、これらの脆弱性を突くよりも広汎な悪意ある攻撃が可能である、という点についても触れられています。

緩和策を反映したBIOSは数週間以内にリリース見込みとのことなので、BIOSのアップデート情報を時々チェックしておけば良さそうです。

Ryzenの脆弱性情報に対する疑義

先週ニュースになっていたRyzenやEPYCサーバ、X370チップセットの脆弱性問題についてです。AMDはまだ調査の結果などの続報を公表していませんが、脆弱性情報そのものに疑問の声が上がっているそうです。

AMDプロセッサの“重大な脆弱性”情報、業界から疑問の声

[ITmedia]

AMDに連絡するとほぼ同時に脆弱性情報が一般公開されたことについては、AMDも”一般的ではない”という表現で指摘をしていましたが、それとは別に攻撃成功の前提条件として管理者権限が必要となっている点について、専用サイトを作って大々的に公表するほど深刻な脆弱性なのかという疑問の声が上がっているようです。

AMDの見解を見てみないと何とも言えませんが、前提条件が困難なのに宣伝の仕方が派手というのは言われてみると納得の指摘です。

Ryzenの内蔵チップの脆弱性情報

RyzenにはCPUとは別にセキュリティチップが内蔵されていますが、そのセキュリティチップに脆弱性が見つかったとのことです。

RyzenやEPYC内蔵のセキュリティチップに深刻な脆弱性

[PC Watch]

脆弱性を利用するためにはローカルの管理者権限が必要らしいのですが、心配になる情報です。

AMD側も対応する旨を発表していますが、事前に連絡なく脆弱性が公表されたことについて”unusual”(普通でない)との表現で指摘をしています。

確かにJPCERT/CCの脆弱性情報ハンドリングのプロセスを見ると、脆弱性情報の一般公開前には関係するベンダとの慎重な調整が行われていることが分かります。

似たような例では、Googleが既に悪用されているWindowsの脆弱性情報をパッチ提供前に公表し、Microsoftが批判するということも過去にありました。ただしこの時はむやみに公開をしたものではなく、Googleの情報公開ポリシにてらして重大な事案であると判断したために公表したようです。

Windowsに未解決の脆弱性、Googleが独自方針で情報を公開

[ITmedia]

少々ただ事でない感じで情報が伝わってきましたが、今後の情報アップデートは注意してチェックしていきたいです。