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第3世代Ryzenが発売

7/7に第3世代Ryzenが発売となりました。深夜販売なども行われたということです。さっそくPC Watchさんにベンチマーク記事が掲載されていました。

第3世代Ryzenが驚異的性能でIntelを圧倒。Ryzen 9 3900X/Ryzen 7 3700Xレビュー

[PC Watch]

ベンチマークの結果を見てみると、期待に違わぬ性能向上を果たしているようです。特にAVX2命令の処理が速くなった関係で、H.265の動画エンコードが速くなったというのは朗報だと思います。

一方で少し気になるのはX570チップセットのことです。第3世代Ryzenはソケットは引き続きAM4が使えますが、PCI Express 4.0を使うにはX570チップセット搭載のマザーボードと組み合わせて使う必要があります。

記事中でも触れられていますが、このX570チップセットはかなり発熱するらしく、X570マザーボードには今時珍しいチップセット冷却ファンが搭載されています。気になったので改めて各社のマザーボードの盤面を見てみたのですが、冷却ファンの搭載は必須のようです。

チップセット冷却ファンというとどうしても径が小さくなるので騒々しい音になりがちです。かつては大型のヒートシンクなどアフターパーツが色々あったのですが、昨今はチップセットファン自体をあまり見かけなくなってしまったのでこの手のパーツも見なくなってしまいました。

CPUそのもののことではないですが、チップセットの冷却をどうするかというところがちょっと気になります。

Radeon Software19.6.1がリリース

19.6.1が6/9付けでリリースされています。

Radeon Software Adrenalin 2019 Edition 19.6.1 Release Notes

[amd.com]

今回のバージョンではXbox Game Pass for PCに対応したのが最大のポイントとなっています。Xbox Game Pass for PCは今回のE3の少し前に発表になったサービスで、従来Xbox向けに展開していたゲームサブスクリプションサービスのPC版です。

日本での展開がどうなるかは不明なのですが、日本国内のPCでサービスが契約できるようになると面白そうです。

E3 2019でのAMDカンファレンス

6/11-6/13の期間でE3 2019が開催されており、ゲーム関連のニュースが色々入ってきています。これにあわせてなのか、AMDの製品ロードマップが更新されたそうです。

AMD、リアルタイムレイトレーシングを次世代RDNAでサポート

[PC Watch]

新アーキテクチャのRDNAを採用したRadeon RX 5700について、レイトレーシングへの対応はソフトウェアレベルでの対応になることが明らかになりました。

しかしE3で発表された次世代XboxはRDNAのGPU採用でハードウェアアクセラレーションによるレイトレーシングをサポートするそうなので、何らかのカスタムGPUか、またはロードマップで言う次世代RDNAを採用する可能性が考えられます。

もう1つ興味深いのが、Windows10がMay 2019 UpdateでRyzenに最適化されているという話題です。

RyzenアーキテクチャではCPUコアとキャッシュをInfinity Fabricという回路で接続したものを”Core Complex”と呼んでおり、これがRyzenには複数搭載されています。

この1つのCore Complexの中にCPUコアが複数存在するという設計の都合上、コアがアイドル状態から立ち上がるのにわずかなタイムラグが生じていたそうなのですが、Windows側の最適化でこれが30ミリ秒近く改善し、ほとんどゼロに近い値になったそうです。

本当にわずかな差ですが、30ミリ秒と言えば格闘ゲームで言う約2フレームですから、「2フレーム速くなりました」と言われるとかなりの改善に感じます。少なくとも我が家の1600Xでは体感できていませんが、結構大きなトピックなのではないかと思います。

COMPUTEX2019のCEO基調講演動画

今回第3世代RyzenやRadeon RX5000シリーズが発表されたのはCOMPUTEX2019のCEO基調講演の中ででした。YoutubeのAMDアカウントがフル版の動画をアップロードしてくれています。

1時間少々の大ボリュームで前半がRadeonの話題、中盤はパートナー企業からのゲスト登壇、Ryzenの話題は55分前後からとなっています。

英語が部分部分しか分からないので見るのは毎度大変なのですが、力を入れて話しているポイントや、会場の記者の方々が注目する場面(皆さんが撮影機材を持ち上げるので何となく見当がつきます)をチェックするのが面白いです。

AMDが7nmCPUを発表

COMPUTEX TAIPEI 2019で、AMDが第3世代Ryzenの発表を行ったそうです。

【速報】AMD、新「Zen 2」アーキテクチャで12コアの「Ryzen 9 3900X」

[PC Watch]

アーキテクチャは第2世代RyzenのZen+からZen2に更新され、プロセスルールは7nmになりました。GPUの方ではRadeon VIIが7nmでしたが、CPUにも7nm製品が登場することになります。

Zen+は初代Zenと基本的な構造は変わらず制御面での進化がメインでしたが、今回はアーキテクチャそのものが更新されているので、性能面でも飛躍があるものと予想されます。

物理的なソケットは引き続きAM4が使用されます。同じ物理ソケットを長く使えるところはAMDが注力してくれているところです。

Socket AM4 Platform Longevity: Getting Ryzen 3000 Ready

[AMD Gaming blog]

今回の第3世代Ryzenの登場に合わせて新チップセットのX570が登場していますが、初代Ryzen登場時のX370チップセットでもBIOSを更新すれば第3世代Ryzenに対応できるそうです。

自分の環境では初代Ryzenの1600Xに全く不満はないのですが、このようなアップグレードパスが用意されているのはありがたいです。第3世代Ryzenの詳報はこれから色々出てくると思うので、楽しみです。

Radeon Software19.5.1がリリース

5/13付けで19.5.1がリリースされています。ゲームタイトルのサポートには最新タイトルであるRage2が挙げられています。その他、間もなく公開が見込まれているWindows10の大型アップデート”May 2019 Update”にも先んじて対応しています。

今回のリリースは修正された不具合の項目が多いのも特徴です。DRM付きコンテンツで
Performance metrics overlay を有効にすると画面がちらつく、などの最近追加された機能に関わる不具合のほか、HD7970でドライバが正しくインストールできない問題、など旧GPUのサポートも含まれています。

RX500系統の不具合修正がないか気になりましたが、”8Kディスプレイをホットプラグした時にシステムがハングする”という私の環境では起こりえない不具合修正だったので、この点は安心しました。

STADIAノードのGPU

Googleが自前のクラウドゲームプラットフォーム”STADIA”を発表しました。

Google、同社の持つ強みを総動員したクラウドゲームプラットフォーム「STADIA」

[PC Watch]

今までもNVIDIAがGPUを従量課金でネットワーク越しに利用できるサービスを提供している例がありましたが、ついにGoogleが本格参戦してきたことになります。

普及の速度や範囲は未知数ですが、Steamも当初はValveのゲームを配信しているだけだったのが今や最大手のゲーム配信サービスになっているわけですから、一旦勢いがつくと一気に様相が変化する可能性もありそうです。

ハードウェア好きとしてはデータセンターに収容されているSTADIAノードの構成が気になります。

GPUはAMDのカスタム品で、56ストリームプロセッサ・10.7TFLOPS・HBM2採用というスペックだそうです。スペック的にはRadeon RX Vega56に非常に近いので、Vega56ベースのカスタム品の可能性もあります。

サービスに申し込むとユーザごとにノードは占有で使えるようなので、Vega56搭載PCを占有してゲームを遊べると考えると、なかなか豪華な環境と言えそうです。

Radeon Software19.3.1がリリース

3/6付けで19.3.1がリリースとなっています。

Radeon™ Software Adrenalin 2019 Edition 19.3.1 Release Notes

[amd.com]

今回の更新ではRX Vega 64使用時にDevil May Cry5のパフォーマンスが4%向上しているそうです。

その他既知の問題の修正も入っていますが、Radeon Wattman周りの不具合修正を最近の更新ではよく見かけるように思います。

今回のバージョンではRadeon VII使用時にWattmanの設定変更が適用されない問題の修正がされた一方で、Radeon OverlayでWattmanの設定変更を行うと設定変更が反映されない場合があるという既知の不具合も同時に報告されています。

Radeon Softwareも12月の大規模アップデートでだいぶできることが増えたので、落ち着くまでにはもうしばらく時間を要するかもしれません。

VGA換装(R9 270X→RX570)

不調の兆しを見せ始めていたVGAを早速換装してしまいました。今回は中古のSapphire NITRO RX570(8GB)を導入することにしました。

中古の第二世代Polaris

今回は中古の2年くらい前の製品を導入したのですが、どうも最近中古市場に第二世代Polarisを採用したRX570とRX580が大量に供給されているように思います。

2017年当時、これらのGPUが仮想通貨のマイニングを高効率に行えるという話があり、登場してからしばらくはずいぶん品薄が続いていたように思います。

最近はマイニングブームも一段落したのか、マイニングに使われていたパーツが一度にまとまった量中古市場に供給されているのではないかと思います。今回購入したものもマイニングに使われていたのか、割ときれいな状態でした。

組み込み状況

水冷化はせずに、そのまま組み込んでいます。R9 270Xに使っていたEK-VGA Supremacy – Acetal+Nickelが適合するらしいのですが、最近のVGAクーラーは優秀だと思いますし、とりあえず空冷で当面使っていくつもりです。

ビジュアル的には側面から見える太めのヒートパイプが力強いです。また、電源を入れるとSapphireのロゴが青く光るのでかっこいいです。

使用感

スペックの変化

今回のカード換装でスペックは以下の通りに変化しました。

  • コア:GCN(28nm)→Polaris(14nm)
  • ストリームプロセッサ数:1,280→2,048
  • メモリ容量:2GB→8GB
  • 消費電力:180W→150W
  • ピーク演算性能:2.69TFLOPS→5.1TFLOPS

消費電力が下がっているのに性能がざっくり1.9倍というのが面白いです。

せっかくなのでRadeon OverlayでGPUの稼働状況を見ながらKenshiを動かしてみました。

GPU

GPUについては時々100%近くまで稼働しますが、それほど変化のないところでは低率の稼働にとどまっており、効率良く動作している様子がうかがえました。

VRAM

大きいマップを読み込むためかVRAMは3GB少々を消費していました。今までは最大2GBしかVRAMがなかったので、常時あふれていたところでしたが余裕ができました。

冷却機構

冷却機構については室温約16℃でコア温度は40℃後半~50℃中盤というところでした。50℃を超えると緩くファンが回り出し、40℃代に下がると止まるという動作の繰り返しでした。室温が低いとゲーム中でもセミファンレス動作になることが確認できました。

ファン自体も昔のシロッコファンのようにうるさくなく、今回のテストでは800RPM前後で回るくらいだったので、非常に静粛性に優れているように感じました。

まとめ

約2年遅れでの導入になりましたが、5年ぶりの換装となっただけはあって、かなりの性能向上を実感できました。今までニュースで見るだけだったRadeon Overlayなどの各機能もほとんどフルに利用できるので、楽しみが増えました。

特筆はやはり電力効率の良さと冷却の優秀さです。十分なスペックでありながら、アイドル時は30℃代まで温度が下がるので、ゲーム中以外は基本的にファンが動きません。それどころかゲーム中でも状況次第ではファンレス動作してくれるので、これなら水冷化改造しなくても良いのではないかと思っています。

冒頭書いたようにこのエントリを書いている時点では結構な数の中古品が出回っているので、ちょっと古いVGAを使っている方は換装のチャンスなのではないかと思います。

Radeon Software 19.2.3がリリース

2/25付けで19.2.3がリリースされています。

Radeon Software Adrenalin 2019 Edition 19.2.3 Highlights

[amd.com]

今回のバージョンでモバイル版のAPUである Ryzen Mobile のGPU部がサポートされました。今まではLaunch Driverという製品リリース時点のドライバしかなかったようなのですが、今回の更新でチューニングされたドライバが提供されたことになります。

リリースノートによるとドライバの更新だけでおよそ10%のパフォーマンス向上が望め、ゲームタイトルによってはおよそ17%のパフォーマンス向上が期待できるものもあるようです。当該APUを搭載した製品をお持ちの方には必須の更新ではないかと思います。