カテゴリー別アーカイブ: AMD

Radeon Software Adrenaline Editionが登場

Radeonのドライバに大型アップデートが登場しました。

今までのCrimson Editionから名前も一新し、Adrenaline Editionとなっています。バージョンは17.12.1でリリースは12/12付けとなっています。

Radeon Overlay

まず大きくピックアップされているのはRadeon Overlayという機能です。これはゲーム画面に設定画面をオーバーレイしながら操作できるというものです。

従来、ドライバの設定を変更する場合は一旦ゲームを終了してRadeon Softwareで設定するのが基本的操作でしたが、これがゲーム中に実際のプレイ画面を見ながら可能になります。

例えばゲームをしていると「このシーンは暗いからこのシーンを基準に明るさを調整したい」ということがありますが、Radeon Overlayを使うとゲームの起動終了を繰り返さずとも任意の状況で調整が可能です。

AMD Link

もう一つ大きく取り上げられているのはAMD Linkというスマートフォン連携機能です。これはスマートフォンに専用のアプリを入れることでRadeon Reliveの操作やパフォーマンス監視が行えるというものです。

配信者の方にはPCと別のデバイスで配信関連の操作ができるのが重宝されそうです。パフォーマンス監視も別画面で常時確認できるのは便利です。

既存の機能の強化

新要素以外にも既存機能の強化がなされています。まずRadeon Chillは対応ゲームタイトルが大幅に増え、”ほとんどのゲームで対応”という状態になったそうです。

また、Enhanced SyncがGCNコア採用製品でも使えるようになりました。Enhanced SyncはFreeSyncの下位版の位置づけに当たる機能で、対応ディスプレイがなくても対応GPUさえあれば利用できる機能でした。

FreeSyncと違う点として

  • 144Hz以下のリフレッシュレートではティアリング除去効果が十分に得られない
  • レイテンシが向上するのはリフレッシュレート144Hz以上

があるのですが、それでも旧来のVSyncよりは優れた機能です。AMDは「BestではないがBetter」と位置づけています。

今回GCNコアのGPUでもEnhanced Syncが使えるようになったので、我が家の270XでもEnhanced Syncを選択できるようになりました。Radeon SoftwareのVsync欄で”強化された同期”を選ぶとEnhanced Syncが有効となります。

Radeon Software17.11.4

11/29付けで17.11.4がリリースされています。

Radeon™ Software Crimson ReLive Edition 17.11.4 Release Notes

[AMD.com]

新たにOculus Dashのオープンベータ版とDOOM VFRをサポートしています。最近VR関連のサポート追加をリリースノート上で見ることが多くなりました。

修正としてはHBCCのセグメントサイズの調整と、RX Vegaの消費電力などが正しく検出できない問題などが修正されています。

HBCCというのは少々聞き慣れませんが広帯域キャッシュコントローラのことで、メインメモリをVRAMのように取り扱えるコントローラのことです。今回はHBCC有効時に動作が不安定になる場合があったので、メモリのセグメントサイズを調整したようです。

ドライバのリリースが多いですがRX Vegaに関連する修正は毎回何かしら入っているような気がします。RX Vega使いの方はもうしばらくドライバの動向に要注目かもしれません。

 

 

冬場のRyzen5 1600Xの温度

冬場は水冷PCの冷却力がひときわ発揮される季節ですが、改めて温度をチェックしてみました。

まず部屋の環境なのですが私はエアコンの暖房が好きではないので、無暖房で室温は15度くらいです。着込まないとちょっと肌寒く感じるくらいです。

CPUはRyzen5 1600X、定格かつWindowsの電源プランをAMDが配布している”AMD Ryzenバランス調整”にしています。Windows起動後に5分ほど放置し、アイドル状態の値をチェックしました。

まずWindows上で確認できる値です。

CPU温度はHWmonitor(x64)で読むとパッケージ35℃、コア20~25℃というところです。マザーボードはAI Suiteの値で27℃、チップセットは52℃でした。総じて低くて驚きますが、チップセットの値はやはり高く出ています。

次にUEFIで確認できる値です。

CPUは35℃、マザーボードは26℃、チップセットが50℃、水温計が20℃というところでした。おおよそソフトで読み取った値と差はないように思います。

以前使っていたFXシリーズは冬場でもまあまあ熱を発していたように思うのですが、Ryzenシリーズは温度が低すぎて逆に心配になります。この発熱でこの性能ですから、ワットパフォーマンスの優秀さは間違いないと思います。

AMDのGPU部門トップがIntelに転職

AMDの製品紹介動画でもおなじみだったGPU部門トップのRaja Koduri氏がIntelに転職したそうです。

AMD Radeon部門のトップがIntelに移籍

[PC Watch]

Radeon RX Vegaの紹介動画では1分あたりからがRaja Koduri氏のパートです。割と英語が聞き取りやすいので、動画での登場があると印象に残っていました。

先日IntelはAMD製GPUの搭載したモバイル系のプロセッサを発表していましたし、グラフィックス系に力を入れていくことが予想されます。

Raja Koduri氏は2009年時点でもAMDに在籍しており、2009年にAppleに転職した後に2013年にAMDに戻ってきたという変わった経歴の持ち主です。

Raja Koduri氏在籍時代の成果が上がったのか、Appleは今春にとうとう自社GPUを採用することを発表しているので、今後Intelから想像もつかないようなグラフィックス製品が登場するかもしれません。

AppleがPowerVRを採用停止し自社GPUへ移行。Imaginationの株価は約60%減に

[PC Watch]

Radeon Software17.11.1

11/2付けで17.11.1がリリースとなっています。かなり頻繁なリリースですがその中でバージョンが17.11番台に入りました。

Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.11.1 Release Notes

[AMD.com]

主要トピックとしてCall of Duty: WWIIをRX Vega64で動作させた際のパフォーマンスが向上している点が挙げられています。解像度2560×1440で5%以上の改善が認められるそうです。

その他、RX Vega56がXConnectに対応したそうです。XConnectというのはあまり聞かない単語ですが、外付けVGAボックスにより単体VGAの能力をノートPCなどで利用する技術のことです。Razerなどが対応するボックスを販売しています。

ホリデーシーズンのゲームリリースもあるのでまだまだドライバの更新は続きそうです。

Radeon Software17.10.3

17.10.2がリリースされて間もないですが、17.10.3がリリースとなりました。

Radeon™ Software Crimson ReLive Edition 17.10.3 Release Notes

[AMD.com]

これだけ間隔が詰まっていることから分かる通り、不具合の緊急修正のためのアップデートとなっています。

Wolfenstein II及びDestiny 2をRadeon RX Vega環境でプレイした場合に、ランダムでクラッシュまたはハングする問題の修正とのことです。

当てはまる方には必須のアップデートですが、当てはまらない方は様子見でも良いように思います。

次期モバイル版APUはZenとVegaの組み合わせで登場

次期モバイル版APUの情報がPC Watchさんに載っていました。

後藤弘茂のWeekly海外ニュース

ZEN+Vegaとなった「Ryzen Mobile」ファミリの詳細

[PC Watch]

次期APUについてはCPU部は当然Zenコアだろうと思っていましたが、GPU部がVegaだったのは意外でした。いずれもコアごとには実績のある製品の組み合わせで、性能面ではかなり期待できそうです。

動作クロックやコア数の構成も記事内で明らかになっています。モバイル向けはRyzen7、Ryzen5とも4コア8スレッド構成になっているようです。

少しアップデートされている部分として、Precision Boost2が紹介されています。Precision BoostはRyzenに実装されているSenseMIテクノロジの一部で、ワークロードに応じてコアクロックを細かくブーストする機能でした。

今回のPrecision Boost2ではブーストするコア数制限が3コア以上でも機能するようになっており、ワークロードに応じてコア数とクロックが適切に設定されるようになっています。

デスクトップ版のAPUを楽しみにしているのですが、記事冒頭のロードマップを見る限りZenコアのAPUはモバイル向けのようです。モバイル向けを利用したベアボーンなんかが出てくると、自作趣味のユーザとしては楽しめそうな感じです。

Radeon Software17.10.2

23日付で17.10.2がリリースとなっています。17.10.2はWin10 FCU対応版をうたっているバージョンとなっています。

Radeon™ Software Crimson ReLive Edition 17.10.2 Release Notes

[AMD.com]

Win10 FCUのサポート版とは言うものの、「詳しくはこちら」のリンクはMicrosoftのWindows紹介のリンクとなっており、具体的にドライバがどのようにFCU対応したのかはリリースノートからは読み取れません。

その他、フルHD以上の解像度で一部ゲームタイトルのパフォーマンスがかなり向上するようです。

どのような最適化が図られたかは不明ながら、Win10 FCUを導入したユーザはアップデートしておくと良さそうです。

Radeon Software17.10.1

リリース日は10/10だったのですが、今更気づいたのでアップデートしました。

Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.10.1 Release Notes

[AMD.com]

今回の目玉はEvil Within 2とMiddle Earth: Shadow of WarにRadeon Chillのプロファイルが設定されたことです。

Radeon Chillはゲーム画面の状況に応じてGPUの負荷を軽減し、節電&静音を実現する機能です。当初は対応タイトルが20タイトル前後でしたが、現在はその数40位にはなっているようです。

Radeon Software17.9.3がリリース

10/04付けで17.9.3がリリースになっています。

Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.9.3 Release Notes

[AMD.com]

今回の更新ではTotal War: WARHAMMER IIへのRadeon Chillプロファイル追加や、Forza Motorsport 7のサポートが盛り込まれています。

いずれも直近のリリースタイトルなので、当該タイトルを遊ぶ方はアップデートする価値があると思います。やはりリリース直後のタイトルはドライバとの組み合わせ次第で深刻な不具合やパフォーマンス低下が起きる場合があるので、リリース直後のドライバ更新は頻繁にチェックしておいた方が良いように思います。