木曽方面の国道19号旧道を自転車で走っているときに偶然発見した土木遺産です。
上の写真では大きく写っていますが、これは現道から6倍ズームくらいで撮影しています。道路を走行中に見える姿はかなり小さいものです。
この片平橋はかつての国道19号だったそうで、今でも橋の近くまで行くことはできます。
橋自体はしっかりしたもののようですが、竣工は1935年ということで非常に古いものです。そのため現在は歩行者も含めて立ち入り禁止となっています。
コンクリート製のアーチ橋で、アーチ部分から垂直に柱が伸びて床板を支える方式となっています。このように横から見てアーチと床板の間に空間があるものを開腹アーチというそうです。
橋自体も美しい形だと思いましたが、廃道化して苔むした様子もまた趣があると感じました。