渋谷向山古墳
ひきつづき山の辺の道を天理市方面へ歩いて行きます。

こちらが渋谷向山古墳です。景行天皇(12代)陵と伝わり、宮内庁の管理となっています。



道中公衆トイレもきれいなものが多数整備されており安心です。山の辺の道は沿線にコンビニなどはないので、こういった公衆トイレが生命線となります。


こちらが行燈山古墳です。崇神天皇(10代)陵と伝わっています。この古墳も見た目の迫力はなかなかのものがあります。

途中に天理市トレイルセンターというビジターセンターのような施設があります。立ち寄りませんでしたが、中には観光案内所や洋食店、シャワー設備などもあるということでした。

こんな感じで墓地の中を突っ切っていく区間もあります。

墓地の近くにあるのが灯籠山古墳です。発掘調査が行われていないため詳しいことが分かっていないようですが、現代においてなお詳細不明の古墳があるというのはちょっとロマンを感じます。


天理市街が近づいてくると山の辺の道沿いは大和(おおやまと)古墳群という古墳群が広がります。古墳群の中でも古墳の形状や副葬品にある程度の類似点がある支群というグループ分けが可能で、成立年代や成り立ちを調査する上で重要である、という説明がなされていました。



山の辺の道は最終的に天理市街の東側にある石上神宮でゴールとなるのですが、最後の石上神宮手前の区間が半分登山道のような感じになっていたので少々大変でした。当日は暑くも寒くもなくて快適だったので良かったですが、夏場に歩いたらかなり厳しい旅程になったのではないかと思います。


最終的には天理駅まで歩き、京都を経由して滋賀県内で1泊となりました。
(続きます)