長野市内にかつて存在した長野飛行場のモニュメントがあるという情報を入手したので見に行ってみました。以前滑走路跡の道路を見に行きましたが、モニュメントは滑走路からは少し離れた場所にあります。

おそらく当時の銘板を加工して作成されたと思われる石碑があります。銘板のフォントがクラシックな印象です。

飛行場の歴史を紹介するオブジェがありました。


少々気になるのは飛行場の銘板の上に2文字分削り取られたと思われる痕跡があることです。

当時の写真が何らかの方法で見られないか探してみましたが、この銘板が写っている写真は見つけられませんでした。
可能性があるとすると以下の3つではないかと思います。
- 長野市営の飛行場だったことによる”市営”
- 飛行場の敷地が献納されたことによる”愛国”
- 陸軍が使用していた時期もあることから”陸軍”
長野飛行場は敷地が献納されたことにより開業しており、こういった飛行場は”愛国飛行場”と呼ばれていたそうです。同様の飛行場は日本各地にいくつかあったということです。
戦後も改めて市営飛行場として運営されていたらしいので市営の文字が削られた可能性は相対的には低いように思います。そうなると下2つのうちどちらかになるのですが、実際どうだったのか気になります。至近距離で観察してみても、元々どんな文字だったのかを読み取ることはできませんでした。