日別アーカイブ: 2025年7月25日

AndroidタブレットをPC風に使う(IME編)

AndroidタブレットをPC風に使う場合、キーボードを接続して使うことになります。キーボード使用時に気になるのがIMEの問題です。試行錯誤の結果ATOKプロフェッショナルに落ち着いたので試したIMEの使用感をまとめておきたいと思います。

Gboard

まずはデフォルトで使用できるGboardです。純正品だけあって使い心地はなかなか良く、変換の精度もかなり良いように思いました。US配列キーボードであっても日本語入力できるのでこの点も問題なしでした。

概ね問題なさそうだったのですが、変換時に文節を選択する際、矢印キーの横で移動する方式になっているのがちょっと気になりました。いわゆるマイクロソフトのIMEと同じスタイルです。設定変更でATOKスタイルに変えられると良かったのですが、それもできなさそうだったので少々惜しい感じでした。

Wnn Keyboard Lab

Gboard以外に国産のスマホなどで採用例のあるオムロンのWnnも試してみました。こちらは試してみて早々に変換精度に少々問題があるように思えたので採用には至りませんでした。レスポンスは非常に良く感じたのでその点は惜しかったです。

もっとも、私が試したのは無料版なので有料版であれば変換性能が異なる可能性はあります。

ATOK for Android Professional

PCでも使っているATOKも試してみました。最初は月額300円のスタンダード版を使ってみたのですが、スタンダード版についてはAndroidでキーボードをサポートしていないということでした。実際に使ってはみましたが、全く使えないことはないものの少なくともUS配列のキーボードには対応していませんでした。

そこで、お試しで月額600円のプロフェッショナル版を試してみています。プロフェッショナル版であればキーボードがサポートされ、また配列もJIS配列とUS配列を選択することが可能になります。公式にUS配列をサポートしているのは心強いです。

驚いたのはAndroid版のATOKについてはスタンダード版とプロフェッショナル版で体感できるくらいの性能差があるように感じたことです。スタンダード版のATOKもそれなりに満足のいく内容でしたが、プロフェッショナル版は明らかに高性能だと思いました。

月額600円というのは自分の感覚では結構いいお値段には感じるのですが、さすがに有償製品だけあって総合的には一番優れているという感想です。

まとめ(Gboardもとても優秀)

一旦はATOKを使っている状況ではあるのですが、変換キーの挙動さえMS-IME風でなければGboardも全く性能面では問題なく感じました。少しMS-IME風の変換スタイルに慣熟できないかにトライしてみて、問題なさそうならタブレットに関してはGboardに変更するかもしれません。