さっそく工作に入っていきます。
VGA背面のコア周辺にあるねじ(4つ)を外してクーラーを外します。
このねじのうち1本にはシールが貼られており、破った時点で保証が切れてしまいます。
クーラーを外した状態です。ご覧の通りヒートスプレッダがメモリチップやVRMを覆っています。
次に最初からついていたサーマルグリスを落とします。
うちではいつもArcticleanという2液式のグリス落としを使っています。
次に新しいグリスをVGAコアに塗り、ウォーターブロックを取り付けます。
ウォーターブロックはこんな感じです。
グリスはウォーターブロックのパッケージにArcticCoolingのMX-2が小袋で入っていました。
ウォーターブロック取り付け時には必ず付属品の樹脂製のワッシャを挟まないといけない等、注意点があります。
EKのマニュアルは親切に書いてあるので、焦らず進めます。
最後に固定するねじを締める時が若干勇気が要ります。ウォーターブロックが小さいのもあって締めすぎはコア破壊等の事故につながります。
(昔のCPUでよくあった”コア欠け”が起こりうる状況です)
ねじを回すのは4か所均等に少しずつ、締め具合は感覚で「これ以上回すのにはちょっと力が要るな」と感じるところでやめています。
1個メモリチップが何も対策されていない状態になっているので、ヒートシンクを取り付けました。
ヒートシンクはいろいろ買い込んでおいたのでカード上のメモリチップ、VRM(と思われる場所)付近にも追加しました。
そしてできあがりはこんな感じです。
Enzotechの銅製ヒートシンクがなかなか美しいです。
この後いよいよ組み込んでみます。