味噌汁や煮物で食べることが多いにんじんですが、グリルにしても結構おいしいという話を聞いたのでスキレットを使って魚焼きグリルで焼いてみました。

にんじんのような硬めの野菜でも、スキレットを使ってじっくり焼くことで柔らかくなります。私の持っているスキレットはふたが付いているので、ふたをして蒸し焼き風にしてみました。
単に加熱して食べるだけなら電子レンジでも可能ですが、やはり火で焼くと独特の香ばしい香りがつくので、手間をかけて焼き調理する価値はあるように思います。
健康診断で貧血気味だと言われたので鉄分の多いあさりの料理を試してみることにしました。あさりは文部科学省の食品成分データベースにおける鉄分含有ランキングでもかなりいい位置につけている優秀な食品です。
今回は生のあさり約200gを使って酒蒸しを作ることにしました。生のあさりを料理する場合、しばらく食塩水につけて砂を吐かせる必要があります。
暗い場所に置いて3-4時間かかるそうなのですが、ネットで検索してみると”熱い風呂くらいの温度の食塩水なら短時間で砂抜きできる”という情報がいくつか見つかりました。
そこで今回は水道水と沸かしたお湯を1:1で混ぜてちょっと熱いお湯を作り、そこに食塩を溶かしたもので砂抜きをしました。数分で砂抜きできるという情報もありましたが、心配だったので1時間程度暗い場所に置きました。
砂抜きして水洗いしたのが以下の写真です。砂や汚れはかなり出ているように見えました。
あさりは耐熱容器に入れ、潰したにんにく1かけと鷹の爪、ミニトマトを具材として追加しました。味付けは塩小さじ1、オリーブ油大さじ1、酒大さじ1、コショウ少々です。
電子レンジのスチーム調理機能で25分加熱しました。
できあがりはこんな感じになりました。
やはり缶詰のあさりより身が新鮮な感じです。容器にたまったスープも旨味が良く出ており期待通りの出来でした。砂抜きも問題なくできていました。
調理時間が正味で1時間半くらいかかってしまいますが、大半の時間は待ち時間なので意外と手はかかりません。生あさりは意外に取り扱いやすい印象を持ったので毎日の料理に取り入れていきたいと思います。
自家製ぬか漬けを作っている時の悩みとして、ぬか床のコンディションや漬けた時間によっては漬け物がしょっぱくなってしまう問題があります。
こういう時はいわゆる”塩抜き”をすれば良いのですが、漬け物を真水にさらすのではなく、1%程度の食塩水にさらして塩抜きをすると風味が損なわれません。”呼び塩”や”迎え塩”と呼ばれる技法だそうです。
真水で塩抜きをした場合、食材の表面が一気に水を吸ってしまい水っぽくなってしまいます。薄い食塩水で塩抜きをするとちょうど良いくらいに塩気が抜けるため、風味を維持しつつも塩気が抜けるんだそうです。
漬け物以外にも塩蔵された肉や魚介類もこの方法で塩分を抜くと良いそうなので、覚えておきたい技法です。
長野県ではポピュラーなメニューだと言われているサバ缶を使った味噌汁を作りました。特にメジャーなのはサバ缶と根曲がりたけ(細いタケノコ)を具にしたものですが、適当な野菜とサバ缶でもおいしい味噌汁になります。
今回は冷蔵庫に余っていたキャベツ・にんじん・タマネギ・油揚げを一緒に入れてみました。サバ缶自体に魚のだし成分が含まれているので、別途だしは取らなくても大丈夫です。
注意点があるとすればサバ缶に塩味がついているものが多いことです。普段の感じで味噌を入れると塩辛くなりすぎる恐れがあります。
魚の臭いがちょっと苦手という方は薬味を工夫してみると良いと思います。オーソドックスにネギでもOKですが、サバは割とどんな薬味と組み合わせても大丈夫なので刻んだしょうがや七味・コショウなどお好みのもので香り付けしてみると食べやすくなると思います。