自転車」カテゴリーアーカイブ

初夏?の座架依橋

初夏というには季節が早い気もしますし、実際の気温は真夏並みで何だか不思議な感じの天気です。この暑くなり始めというのがくせ者で、暑さに体が慣れていないときに高負荷をかけると体調が一気に悪くなってしまいます。

というわけで、毎度の相模川沿いを走りました。

一回青梅市街まで出て、国道411号→都道46号とつないで高尾経由で小倉橋辺りまで出ました。写真は高尾の多摩森林科学園前です。朝のうちに走ると新緑を透過した光がきれいです。写真は歩道で撮っていますが、車道は木のトンネルのようになっていて気持ちが良いです。

毎度の座架依橋です。丹沢の山が山影風に見えるのが春夏の特徴的な風景です。山がはっきり見える冬が割と好きではありますが、遠くにかすむ感じも悪くはないです。

川遊びの人なども出ていて、今の時期らしい景観です。6/1から鮎釣りが始まるので、鮎の釣り人が登場するといよいよ神奈川も夏間近という雰囲気になってくると思われます。

とは言え冒頭に書いた通り気候的には完璧に夏だったので、ジャージには塩分が浮いてくるレベルの発汗でしたし、10時間くらい外にいて水分は2.5Lほど摂取しました。あの水は一体どこに行ってしまったのでしょう。

八ツ沢発電所の水圧管路

昔から山梨に行くと中央高速や中央本線から見える巨大な発電所らしき施設が気になっていました。

この施設です。

高低差のあるところに管が通っているので水力発電所なんだろうとは思っていましたが、せっかくなので今回調べてみました。

これは東京電力八ツ沢発電所という発電所で、見込み通り水力発電所なんだそうです。営業運転開始は明治45年という大ベテランですが、今でも現役だそうです。

写真に写っているのは水圧管路という設備で、この管路を下った水が建屋で発電に使われているそうです。

面白いのは管路まで水がどうやって来ているかなのですが、取水口は猿橋駅付近にあるそうです。かなりの距離に渡って水を運んで発電に使っている設備と言えます。

この発電所施設は国の重要文化財に指定されているんだそうですが、対象の規模としては最大クラスになるそうです。発電設備が道路沿いから見られるようなところがあるなら、自転車で見に行ってみても面白いかもしれません。

県道520号で桂川右岸を走る

甲州街道こと国道20号を走るのが割と好きなのですが、交通量がまあまあ多く、自転車向きとは言いがたいかもと思うこともあります。国道20号は猿橋あたりまでは桂川の左岸側を走るので、右岸側の道を探検してみました。

まず相模湖ICを過ぎた後の吉野交差点を左に入ります。

橋を渡って突き当たりを右折すると県道520号です。これが上野原あたりまでの右岸のメインルートです。

途中までは規格もかなり良いです。

この規格の良い区間はわずかで、基本的には住宅地の中を縫っていくような狭めの道路です。抜け道として車がそれなりに通るので、対向車には警戒しておいた方が良いです。アップダウンはまあまあある、というところです。短い上り下りが続きます。

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摩耗したクリート

ロードバイクのペダルはビンディングペダルといって、専用の靴と固定できるようになっています。よく人に説明するときに「スキー板にブーツを固定するのに近い」という言い方で説明をします。

その専用の靴にはクリートというアダプターのような部品をつけないといけないのですが、これが靴底にある関係で結構簡単に摩耗してしまいます。ただ自転車に乗っているだけであればそんなに摩耗もしないと思うのですが、私の場合は道路設備の撮影などで降りて歩き回っているので、摩耗するのが速いです。

新品と並べてみた写真がこちらです。黄色い部分がなくなると替え時になります。この辺はさすがはシマノさんで、分かりやすくよく考えられています。

左のクリートは正直使いすぎで、時々走行中に靴がペダルから離れてしまうことがありました。登坂中など力を込めているときにこれが起きると、急にバランスを崩して事故の元にもなりかねないので、摩耗したら早めの交換が吉です。

側溝の蓋

何の変哲もない側溝の蓋です。

輪行で自転車の分解/組み立てをする時に、この手の側溝の蓋が周辺にある場所は絶対に避けるようにしています。

というのも、輪行の際は自転車の前後輪を外します。その時に前後輪を固定しているクイックシャフトという車軸のような部品を1回分解するのですが、非常に小さい部品(手回し式のナットのようなもの)があるのです。

この写真の黄色で囲った部品です。

これを万が一この穴に落としてしまうと自転車はあっけなく走行不能になりますので、周辺に穴のない場所で作業をするようにしています。そんなにかさばるものでもないので、部品単品で調達して携帯し、冗長性を持たせても良いかなと思っています。

 

 

 

串川沿いに走れる道がないか探検

結論から申し上げますと失敗でした。

いつも県道510号(旧)を宮ヶ瀬方面に走っていると、串川沿いにチラッと遊歩道のような道路が見えるような気がしていました。気になるので探検してみました。

県道510号はそれほど右左折できるところはないですが、割と代表的なこちらの信号で曲がってみます。久保田酒造さんの看板が目印です。

かなり急な坂を下りていきます。

串川に出ました。正面の風格ある建物が久保田酒造さんの建物のようです。

こんな感じでサイクリングロードっぽい道路はあったのですが、整備されているのは写真に写っている部分だけで、すぐ行き止まりになっていました。

県道510号も楽しいのですが、バリエーションルートとして川沿いの道がないか期待していたので残念です。串川沿いは地形も急峻で崩れやすいようなので、川沿いの道路整備は難しいのかもしれません。

サイクルコンピュータの台座の緩みを直す

最近サイクルコンピュータを取り付けている台座が緩くなってきてしまったようで、押して操作したつもりが台座から外れる現象が見られるようになってきました。

走行中に転がっていったりしてしまったら事故の元なので、とりあえず応急処置的に直してみました。

私の使っているCATEYEのCC-RD300Wはこんな感じの台座で固定されています。上からサイクルコンピュータをスライドして入れると、本体下部のくぼみにツメ(黄色で囲った部分)がはまり、固定されるという仕組みです。

緩くなってしまった理由はツメ自体の摩耗と、ツメの部品が若干下方向にめり込んでしまっているからではないかと思います。

というわけで、ツメ部品の隙間に100円ショップで買った精密ドライバーの先端を差し入れ、ツメを折らない程度に上方向に曲げてみました。

雑な図を描きましたが横から見るとこんなイメージです。赤がドライバーの先端です。

結果、新品当時ほどではないですが固定力は復活し、もうしばらく使えそうです。

今回は直してしまいましたが、CATEYEさんは消耗品や補修部品も積極的に提供してくれていて、大きい自転車店なら普通にスモールパーツの在庫があったりもします。今回の部品は【商品コード1602980】というもので、300円くらいのものです。最近はCATEYEさんが自社で直販もしてくれるようなので、いよいよ破損したら台座を交換しようと思います。

旧東秋留橋

東京都の秋川にかかっている東秋留橋を通りがかったところ、旧橋と新橋がいずれも残っていたので写真を撮りました。

東秋留橋は都道176号の秋川を渡る区間にかかっています。位置的には圏央道あきる野インターの東側です。

このように新橋と旧橋がV字にかかっています。右側が新橋、左側が旧橋です。

面白いのは旧橋上の半分が自転車道指定されていることです。距離は短いですが、れっきとした自転車道です。

自転車道ですので、自転車で旧橋上を渡る場合は必ず自転車道側を通行しなければいけません。逆もしかりで、歩行者が自転車道上を通行することはできません。

注意書きもあります。

右岸側の自転車道出口は急カーブかつ狭いので、このように緩衝材が柵に巻かれています。

旧東秋留橋は土木遺産に指定されている橋なんだそうです。説明によるとアーチの数が多いのが珍しい構造なんだそうです。撤去されていないのはこの珍しい構造が理由なのかもしれません。自転車と歩行者の負荷だけならまだ長持ちしそうです。

せっかくなのでハードモノクロームで渋めの写真も撮ってみました。

冬の三浦半島

大型連休に入って三浦半島から相模湾も賑わっているだろうと思うのですが、私は冬の三浦半島が好きです。

国道16号の馬堀海岸付近の直線です。走りやすい直線道路で、いよいよ本格的に三浦半島らしいエリアに入る入り口的な存在です。

こちらは観音崎自然博物館横にあるマイルストーンと称するモニュメントです。自転車探訪用に半島にはこういったモニュメントが8つあるそうです。

近くに自転車ラックがあります。

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埼玉県羽生市のラウンドアバウトを訪問

2017/3/30に埼玉県内に新しくラウンドアバウトができたそうなので、見に行きました。場所は埼玉県羽生市です。

アクセスとしては、国道122号の須影団地交差点を北側に曲がってすぐのところです。近くにイオンモール羽生があるので、これを目標物にしても良いかもしれません。

環状交差点はこのようになっています。北側・東側・南側の3方向に曲がることができます。この写真は東側の入口です。”Round About”の表記は珍しいように思います。

Googleストリートビューで見ると元はY字型の信号なし交差点だったようで、「元々別の形だった交差点をラウンドアバウトに改造した」という点もまた珍しいものです。

各出入口は島で分離されています。これは横浜アリーナ横の環状交差点に似た構造です。

自転車用の矢羽根が標示されているのが非常に特徴的です。

中央島は少々寂しいですが、通行する方向が示されています。

大型車用に確保されているエプロンはカラー標示になっています。タイヤ痕が結構あったので、大型車の通行もあるのでしょう。

埼玉県の中でも羽生市となると、交通における自動車の分担率は相当なものと推察されます。いわゆる”車社会”のはずです。その環境でラウンドアバウトがどのように機能するのか興味もあったので、休憩がてらしばらく交通の様子を観察しました。

予想通り結構な交通量ではありましたが、かなりスムーズに流れていました。特に「環道の車に流入してくる車が道を譲る」というシーンが見られたのは良かったです。これは交通量の多い環状交差点ならではでした。

供用開始に当たってはイベントなども催されたようですし、至近の小学校では校庭に模擬ラウンドアバウトを作って通行の練習なども行ったそうです。行政や警察の周知も通行のスムーズさに一役買っていそうです。