安曇野市の犀川・穂高川・高瀬川が合流する地点付近にわさび農場が集中している一角があります。

水がきれいだからこそできるわさび栽培だということです。有名な大王わさび園もこの近くにあります。


わさびの栽培が行われている場所は日本国内でもそう多くはないと思うので、その辺を散歩するだけでも珍しい景観が見られる地域です。穂高駅から2.5kmくらいなので、駅からのウォーキングでも楽しめると思います。
2024年3月15日に千曲川の新しい橋、笠倉壁田橋が供用開始になったということで、自転車で見に行ってみました。
笠倉壁田橋は中野市内にあり、中野市豊津(旧豊田村)と中野市壁田を結んでいます。路線としては長野県道500号になります。
驚いたのは橋に至る道路の変更で、橋につながっている方が本線となり、従来川沿いに飯山方面に向かっていた道路は左折して向かうように変更されていました。
千曲川左岸側(豊田方面)の方が標高が高いので、豊田方面から向かうと長い坂を下ることになります。視覚的には急勾配に見えますが、全体的に4%前後の一定の勾配で調整されており、坂道ながら走りやすく工夫されていました。
こんな感じで橋が見えてきます。
近くで見てみると上部構造はなかなかの大きさで迫力があります。
青いのもちょっと珍しく感じます。
サイクリングをする分にはこの橋の開通で何かが劇的に便利になるわけではないのですが、橋の間隔が空いていたところに新たに橋が増えたので、ルート設計の自由度は高くなりました。
現状交通量もそこまで多くないですし、道路の規格も良いので通行するだけでも結構楽しい道路なのではないかと思います。
いつもトンネルが嫌なのでう回している長野県道31号の切石トンネル付近に古そうな施設跡があることに気がつきました。
遠目に見た時に斜面の1ヶ所だけが盛り上がっていて草木が茂っていたので気がついたのですが、よく見ると石でできた何らかの施設のようでした。
接近してみるとこんな感じで、上側の銘板には”本村水道”と書いてあるようでした。右側の銘板には”配水池”、左側の銘板には”大正十四年竣工”と書いてあるようでした。
パッと見では地下施設のような感じになっていますが、上水道の用水をためておく配水池のようでした。
ちょっと不思議なのはこの施設内部からまだ水音がすることで、近づいてみると施設内部から水のしたたるような音が聞こえてきます。さすがにここまで昔の施設なので現役で使っていることはないと思いますが、部分的に水道としての機能は残っているようでした。
青木村にある五島慶太翁記念公園を見に行きました。
五島慶太氏といえば東急電鉄の創始者として有名ですが、長野県青木村の出身です。
そのため、青木村には五島慶太未来創造館という博物館があります。また、東急グループの研修施設も青木村内にあるということです。長野市にあるながの東急百貨店が東急系列なのもこの辺の縁があるためという話を聞いたことがあります。
こちらの公園ですが一般公開はされていないようで、道路から眺めるだけという感じになります。
公園自体は40年近く経過しているものの非常によく手入れされています。どのような用途で利用されているのかちょっと気になります。
久々に国道19号で松本方面に出かけました。自動車であれば長野-松本間は長野自動車道を使うのが一般的ですが、自転車の場合は国道19号ほぼ一択になるのではないかと思います。
国道19号は直轄国道なので道路自体は割としっかりしていますが、犀川沿いの谷に沿って走ることになるため結構距離がかさみます。また、川沿いということもあってか実は細かいアップダウンが多く、松本方面まで往復するとかなり疲れます。
今回はそういった部分を踏まえ、極力ペースをセーブしながら余力を残して走ることを意識してみました。
全体としてはなかなか上手にペースコントロールができたと思うので満足でした。せっかくなので取得したGPSデータを勾配分布図を作成するプログラムで分析してみました。
勾配分布図にして遠目に見てみるとやはり要所で細かい登りが多数あり、これが疲労の原因になっていそうなことが分かりました。GPSの標高データで計算すると、往復での獲得標高は900m以上ありました。笹平トンネル付近の標高が400mで、木戸交差点付近の標高は520mくらいですから、仮に一本調子の登り坂であれば獲得標高は120mになるはずです。
それが900m以上になってしまうわけですから、いかに途中にアップダウンが多いかということだと思います。地味に見えて結構研究しがいのある路線という印象を持っています。
さすがに日中は暖かいと感じる日が増えてきているので、自転車である程度標高の高いところにいっても大丈夫かどうかを確認してきました。
場所はおなじみの小川村の天文台です。切りよく標高1,000mあります。
道路の方はこんな感じで、日なたということもあり危なく感じる箇所はありませんでした。南向きの斜面であれば標高1,000mくらいまでは問題ないと思われます。
凍結の影響なのか、頂上付近を中心に路面がかなりいたんでしまっているのが気になりました。
ただ土の地面の場所や除雪して山になっている雪はまだ大量に残っていました。
県道36号(小川アルプスライン)からの北アルプスはこの季節ならではの雪景色でした。
3/31時点で中期予報を確認すると、しばらくは平年並みから少し高めの気温で推移しそうとのことなので、いよいよ本格的に色々なところに自転車で出かけられそうです。
村山駅に行った時に気がついたのですが、券売機が新しいものになっていました。
大型の液晶ディスプレイを搭載したタッチ式の券売機になっていました。ディスプレイ部分が非常に大きいので、長野電鉄全線の路線図が表示できます。路線図を見ながら切符が購入できるので、どこまで買うかが分かりやすくなっていると思います。
画面右上のボタンからは回数券やフリーパスなどのおトクな切符の購入にも対応します。
訪問時にはまだ準備中となっていましたが、キャッシュレス決済にも対応する見込みとのことです。長野電鉄は切符は原則として現金のみでしか購入できず、そもそも自動改札もないので交通系のICカードは利用できません。キャッシュレス決済対応後は交通系ICカードでも決済可能になるようなので、間接的にSuicaなどで乗車ができるようになります。
券売機はBOSTECのBTi-M2V型というものらしいのですが、BOSTECという会社名に聞き覚えがあったので調べてみたところ、長野市内の券売機専業メーカーとのことでした。地元企業の製品が使われているのは当地ならではで、なかなか良い取り組みに感じます。
千曲川サイクリングロード沿い、上山田温泉の近くにある女沢公園に立ち寄ったところ、また様子が変わっていました。
元々このエリアは盛り土のような状態だったように記憶しているのですが、土は撤去されて公園部分と地面の高さは同じになりました。また、ベンチや遊具が設置されています。
元々土が盛ってあったこともあって、ここまで広い敷地が存在するとは思っていませんでした。正確に計測したわけではないですが、空中写真から見るとざっと2倍くらいに面積が増えているように感じます。コンパクトな公園というイメージでしたが、これでかなりハイスペックな公園に進化したと言えそうです。
オーバーホールの時に自転車屋さんに「タイヤは交換しても良い時期かも」と指摘されていたので、2024シーズン入りにあわせてタイヤを交換しました。ここしばらくVittoriaのタイヤをつかっていたところ、今年は久々にIRCのタイヤを使ってみることにしました。
従来このASPITEというシリーズはハイエンド品だったように記憶していますが、現在はFORMULAというグレードがこの上にあるので、ASPITEはミドルグレードという立ち位置になっています。
RBCCというのはIRC独自の技術で、米ぬかを使用したコンパウンドのことなのだそうです。IRCは日本の会社でこのタイヤも日本製なので、米ぬかを使っているというのは国の独自色が出ているようで面白く感じます。
ホイールに装着してみるとこのような見た目になります。常々側面から見た時に主張が強いタイヤはあまり好きではないと思っているので、このタイヤの見た目はおとなしくて気に入っています。
今まで使っていたVittoriaのCorsa Grapheneはタイヤのビードが比較的柔軟で装着が簡単でしたが、このタイヤは結構硬めでホイールにはめるのに少々手間取りました。装着して使っているうちに多少緩和されると思いますが、パンク時のことを考えるとやや心配です。
タイヤのパターンは杉目です。最近パターンのあるタイヤを使っていなかったので新鮮に感じます。パターンがある関係上回転方向があるので、装着時に間違わないよう注意が必要です。
実際に何度かまとまった時間走行してみましたが、新品ということもあってか路面へのかかりがよく、快適な走行感でした。今まであまりタイヤのグリップ性能には関心がなかったのですが、このタイヤは進行方向に対してしっかりと摩擦力が発生しているような印象を感じます。引き続き実際に走ってみてタイヤの性質を検証してみたいと思っています。