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長野電鉄がサイクルトレインの実証運行を実施

長野電鉄でサイクルトレインが利用可能になるそうです。普通列車限定とはなるものの、土休日であれば全ての列車で利用できるということで、制限が少なく使い勝手は良さそうに感じます。

「ながでんサイクルトレイン」の実施について

[長野電鉄]

今回の実施は実証実験的な性格のものらしく、期間が限定されていて2023/10/1-2023/11/30が第一期、2024/1/20-2024/2/18が第二期となっています。

追加料金は不要で、利用時にどの列車に乗るかのWeb予約が必要ということです。その際に利用区間の乗車券をクレジットカード決済しておく仕組みになるそうです。

長野電鉄沿線には須坂や小布施など散策に向いた観光地があるほか、終点の湯田中駅は自転車趣味の人にはおなじみの渋峠の入り口となっています。

沿線に資源が色々あるので、サイクルトレインが使えると結構便利そうに感じます。

千見城跡入口

長野県道31号を走っていると小川村と大町市の境界付近に切石トンネルというトンネルがあります。このトンネル区間は旧道がまだ通れるのでトンネル回避のために旧道側を通ることにしています。

いつも通行の度に気になるのが途中に”千見城跡”の案内図があることです。

土尻川を渡って反対側から登山道が始まるようです。

調べてみると千見城は戦国時代に武田信玄と上杉謙信の間で激しい攻防が行われた城なのだそうです。鬼無里などもそうだったと聞きますが、長野県の北側はこういった勢力争いの中間地点に当たることが多く、こういった城跡や戦闘の記録がいくつも残っています。

興味深いスポットではありますが入口からしてこの雰囲気で、ある程度登山に熟練した人でなければ訪問は難しそうに思います。道中にははしごや鎖を使わないと移動できないようなルートが存在するのだそうで、気軽にハイキングに行ける城跡ではないようです。

長野県道86号(土合-馬場)

裾花川沿いと戸隠支所方面を結んでいる県道86号を走ってみました。楠川という川沿いの道路で、路線自体はかなり古くからある道路のようです。

馬場地区の様子です。道路はそれほど広くありません。

国道406号から分岐してしばらくは楠川沿いに緩勾配が続きます。折橋という橋を過ぎたあたりから本格的な登り勾配が始まります。

人家が多いエリアに入ると県道404号と県道86号が分岐します。現在は直進側の県道404号がメインルートという取り扱いになっており、道路幅、勾配とも走りやすくなっています。一方の左折側である県道86号の方は古道の形状が残っているのか、急カーブや急勾配が目立つルートとなっています。

100mごとに平均勾配を取ってみるとこんな感じになります。最後の1km区間で平均して10%超えが目立ちます。

戸隠一帯は標高が800mから1,000mに達するので、そばの栽培で有名です。

長野県道406号(入山地区)

裾花川と犀川沿いを南北に結んでいる路線である県道406号を走行してみました。裾花大橋から小田切地区を経て安茂里方面に至る区間は何度か通ったことがあるのですが、県道76号から分岐して裾花大橋に至るまでの区間は未踏だったので、今回初めて走ってみました。

県道76号との分岐点からスタートです。今回は入山地区からスタートなので下りのみになります。

眺めはなかなか良いです。

ルート全体は非常に急なカーブが多く、自転車でも走るのにはなかなか苦労します。勾配もかなり急な部類だと思います。

こんな感じで四輪車同士では離合困難な区間が数多くあります。

どちらかと言えば入山地区に対し裾花川沿いの国道406号からアクセスすることを主眼に整備されているように感じます。そのため、県道76号と入山地区を連絡する区間については全体的に規格が悪い一方、入山地区の民家が多い区間を抜けると、多少は走りやすくなってきます。

最終的にはこのような感じで国道406号に合流します。裾花トンネルと城岩トンネルの間に出ます。県道406号はここからしばらく国道406号と重複し、裾花大橋の先で小田切方面に向かって分岐します。

今回は下りで走ってみましたが、道中の勾配はずいぶん急な感じがしたのでGPSデータを加工して登った場合どうなるかを区間別の勾配グラフにしてみました。

特に序盤と終盤が平均して10%を超えているので登るには大変そうなルートです。国道406号から県道76号にアクセスしたい場合は、別の路線を使った方が無難そうに感じます。

自転車用グローブの保管方法

自転車用グローブは手首部分に面ファスナーがついているものが多いです。何となく衣料品入れにそのまましまってしまうと、面ファスナーのフック面が他の衣料品に引っかかっていためてしまうことがあります。

そんなわけで、私は保管する時に以下のような方法で保管することにしています。

グローブがだいぶくたびれているのはご容赦ください。

まず、右手用は手の甲を上にして左に置き、左手用は手のひらを上にして右に置きます。左右の面ファスナー(四角く囲ったもの同士)をくっつけます。

このような形で左右がくっつくので、左手用をひっくり返します。

この状態になるので残っている面ファスナー同士をくっつけます。

できあがりです。面ファスナーが他の衣類にほぼ影響しない他、コンパクトに収納できる・左右がバラバラにならないなどメリットが色々あります。

菅平高原公衆トイレ

菅平高原の性質上、公衆トイレはここだけではないと思うのですが、国道沿いで利用しやすかったのでご紹介します。

男女別
小便器2
個室洋式1
多目的x
虫や寒さ対策なのか、重い扉がついています。
広い駐車スペースが隣にあるので、自動車やオートバイでも利用しやすいと思います。

菅平高原の中でも通称”表ダボス”といわれる場所の近くにあります。国道406号を走行していると必ず目に入る場所なので、見つけやすいと思います。

菅平高原

長野県北部の標高の高いところとしてはおなじみの菅平高原です。ラグビー合宿のイメージがありますが、何でもかなり前から大学ラグビー部が合宿に利用しており、そのうちラグビー合宿の名所として発展していったそうです。練習用のグラウンドは大小あわせて100以上あるそうです。

標高は1,300mから1,500mほどにも達し、長野市や須坂市の市街地と比べると少なくとも常にマイナス5℃以上気温が低いことになります。

アクセス路は須坂市から国道406号で、または上田市(上信越道の上田菅平IC)から国道144号で登っていくことになります。私は勾配が緩くて長い上田市側から登るのが好きです。

全体で16km近くあり、前半2/3くらいが3-4%の緩勾配区間です。菅平口交差点で分岐すると勾配が多少厳しめになります。

100mごとの平均勾配を取ってみるとこんな感じになります。見事に急勾配区間のない珍しいプロフィールになっています。大体どんな山道でも100m刻みに見ていくと1ヶ所くらい平均で10%を超える区間が出てくるものですが、このルートは本当に勾配が緩めで安定しています。

残念ながらルートの大半は日なたなので、標高が高いとはいえ夏場は熱中症に注意が必要です。

菅平高原は非常に高原らしい高原で、標高の高いところに平坦な土地が広がっているのが長野県内においては特徴的に感じます。

黒姫駅公衆トイレ

しなの鉄道北しなの線の黒姫駅前にある公衆トイレです。

男女別
小便器1
個室洋式1
多目的

コンパクトながら一通りの設備が揃う新しめのトイレです。木を前面に押し出したデザインもちょっとしゃれています。

黒姫駅はしなの鉄道の駅ですが、かつては信越本線の駅だったためかトイレ付近にはJR東日本系のacureの自販機があります。

黒姫駅の転車台遺構

北しなの線黒姫駅のすぐ近くに転車台の遺構があります。

だいぶさびてしまっていますが、給電線のようなものも残っています。

転車台というのは蒸気機関車などの向きを変えるために使われる設備で、上に機関車が乗った状態で回転することで向きを変えるという仕組みになっています。

この転車台遺構は道路に面しており、非常に観察しやすいです。

機関車の向きを変えるという性質から考えて、過去に黒姫駅で列車の折り返しが行われることがあったということなのでしょうか。いつ頃まで使われていたかも含めて気になります。

野尻湖

2023年の夏は日本各地で渇水による農業被害が報じられていますが、長野県の北側に位置する上越地域も被害が深刻といわれている地域の1つです。

上越地域では野尻湖の水を毎年水源として利用しているものの、今年は野尻湖の水をほぼ使い切ってしまったという報道がありました。近くまで自転車で行く機会があったので様子を見てきました。

毎年夏はボート遊びなどでも賑わう桟橋ですが、水位が下がって湖面が遠くなってしまったため、桟橋を延長しています。しかもその桟橋からも現在の湖面は遠い位置にあります。

こちらも同様の状況です。

野尻湖から流れ出る池尻川には東北電力の池尻川発電所があります。これは揚水発電所で、夜間に野尻湖に水をくみ上げ、昼間に野尻湖から下流の関川に向かって水を流すことで発電を行う水力発電所ということです。

揚水機能があるので毎年農繁期の前には野尻湖に関川方面から揚水を行い、所定の水位になったことを確認してから農繁期入りする取り決めがあり、これにより毎年決まった湖水の利用が行われているということです。

天気予報を見るとようやく多少の雨も期待できそうな気配も出てきていますが、不足には変わりないと思うので早くこの渇水が解消することを願っています。