高社山の東側を通る国道403号を走って行くと、木島平村に出る手前で道路の隣に電力施設のようなものが見えます。
気にはなるものの入口に看板もなく、何となく分からないままになっていたのですが、地図を見ていたところ中部電力の発電所だということが分かりました。樽川発電所という水力発電所だということです。
建物はきれいに塗装されていますが、デザインは何となく歴史を感じるものです。
志賀高原付近はこの樽川をはじめとして流れの速い川があり、水の勢いを利用した水力発電所がいくつかあるということでした。
ツーリングのGPSログを確認していたところ、速度のグラフが妙になだらかなことに気がつきました。車輪の回転からではなく、GPSでの速度測定を行うとグラフがなだらかになりがちです。調べてみたところ案の定速度センサーの電池が切れていました。
速度センサーはwahooのものを使っており、これは車輪の回転を角度センサーで読み取って速度を計算してくれるという優れものです。おなじみのボタン電池CR2032で動作し、おおよそ1年くらい電池がもちます。
基本的な性能は優れているのですが、唯一の問題点は電池交換が非常にしにくいことです。水に濡れる場面を想定してなのかケースのふたがほぼ隙間なく装着されており、外すのにかなり力が要ります。
一応溝があるのでそこに爪をかけてパカッと開けられそうですが、あまりに力が要るので毎回爪の方が割れています。仕方なくマイナスドライバーやカッターの刃を隙間に差し込んでこじって開けているのですが、そうすると今度はケースそのものが割れていきます。
素手で開けるのは無理そうなので、道具を使うにしても金属製のものではなく、スマホ修理用ツールなどとして売られているプラスチック製のヘラのようなものが必要そうに感じます。
長野県道35号松代バイパスには総延長3kmほどの自転車道が並行しています。以前1度走行してエントリにまとめました。
最近久々に通行してみたところ、自転車道と車道が交差するところの縁石が削られて路面がフラットになっており、非常に走りやすくなっていました。
この自転車道は10ヶ所以上の交差点があるので、その度に縁石の段差をうまく乗り越える必要があるのでその点が少々難でした。エアボリュームのある自転車ならまだ少しは楽かもしれませんが、ロードバイクのような空気の量が少なく、高圧に充填するタイプの自転車だと衝撃が大きく大変でした。
拡大するとこんな感じになっていて、供用開始時点では縁石ありの状態だったものを後から削ったことが分かります。何らかの要望が寄せられて作業をしてくださったのかもしれませんが、この改修により非常に走りやすくなりました。
普段自転車に取り付けているwahoo ELEMNT VOLTは2017年に発売されたもので、発売から6年経過した製品です。既に後継のVOLT v2という製品が出ており、こちらは液晶がカラーになっているということです。
古い製品なのでもうさすがになにもアップデートや機能追加もないだろうと思って長らくファームウェアアップデートなどはしていなかったのですが、ちょっと気になってリリースノートを見に行ったら2023年だけでも3回アップデートがされていました。
内容はバグフィックスや安定性の向上が主でしたが、それでもアップデートしないよりはした方が良い内容になっていると思います。
ファームウェアアップデートは本体をWi-Fiでネットワーク接続すれば、メニューから実行することができます。
[wahoofitness.com]
長野市信州新町から上田市丸子に至る長野県道12号という路線があります。他の路線とも重複しながら走る非常に長い路線で、途中に聖山を反時計回りにぐるっと回る形で長野市大岡から麻績村の聖高原に至る区間があります。この区間が結構走っていて面白い線形をしている上に交通量は少なめで、とても気に入っています。
お気に入りルートなのですが唯一の弱点は補給とトイレが非常に薄いことです。そんな中でも、自販機補給は何ヶ所かで可能です。今回は大岡温泉近くのガソリンスタンド跡(?)のスポットをご紹介します。
こんな感じでガソリンスタンドのような建物のとなりに自販機コーナーがあります。非常にありがたいのはリサイクルボックスがあることです。昨今の人手不足の影響なのか、結構多くの自販機でリサイクルボックスが撤去されてしまうことが多くなっています。ここはリサイクルボックスがあり、定期的にメンテナンスも行われているようなので安心です。
信州新町方面から走ってくると見た目はこんな感じで、とてもこの左に自販機があるとは思えないのですが、稲荷山から聖湖までを1区間として考えるとちょうど中間くらいにあるので非常に良い立地で助かります。
今シーズン初めて鬼無里方面に出かけてみました。
鬼無里と言えば奥裾花自然園の水ばしょうですが、水ばしょうの見頃は例年5月初旬から20日頃までとなっています。水ばしょうが終わっても、その後は新緑がきれいな時期なのでこちらはこちらでおすすめです。
自転車では奥裾花自然園手前の観光駐車場まで行くことができます。ピーク時は混雑するそうですが、今日は比較的空いているようでした。
観光駐車場は奥裾花自然園が開園している期間しか入れないので、奥裾花渓谷のサイクリングも期間限定となっています。春シーズンは4月初旬から6月末までなので、今がチャンスとなっています。
以前来た時より変わったところがいくつかありました。
鬼無里の中心部に”町”と言われる地区があるのですが、町地区を抜ける国道406号の舗装がリニューアルされていました。
以前は路面が荒れ気味のセクションだったように記憶しているので、リニューアルはありがたいです。
長野市街から鬼無里に向かう区間でも部分的に工事が行われており、舗装の傷んだところや現代の基準においては狭い区間については随時改良されているようでした。
前から気になっていた長野県道177号を部分的に自転車で走行してみました。長野県道177号は別所温泉と鹿教湯温泉の間を結んでいる県道です。今回は沢山池というダム湖の脇を通る道で山を登り、野倉という地区で県道177号に合流して県道12号の分岐点までを走ってみました。
コースプロフィールはこのような感じで、最初の5kmほどは平均して7.5%程度の勾配が続きます。最後の区間は山肌に沿って小さいアップダウンを繰り返しながら走行していきます。
道路の状況は全体的に林道並みの規格となっていて、自転車であっても対向車と遭遇した場合は乗車したまますれ違うのは難しそうです。ほとんど車は通らない道のように思いますが、自転車が走っているのは予想外だと思うので警戒しておく必要があります。
路面状況は5段階評価で言うなら2というところです。きれいな区間も多いのですが、部分的に未舗装路に還りつつあるような区間が点在しているのでパンクや落車には十分注意が必要だと思います。
サイクリングやツーリングと言うよりは”探検”と言った方が適切な路線ではありますが、経路は非常に興味深いものがあります。
時々自転車で通りがかる青木峠という峠があります。青木村と松本市の境にある標高1,000m少々の峠です。路線としては国道143号にあたります。
青木村側・松本市側共に途中までは高規格な道路となっていますが、頂上付近の約10kmほどが非常に狭く、コーナーの多い山道となっています。
峠の部分についても高規格に改良する予定があるそうで、トンネル2つ、橋りょう2つを含むバイパス路線の整備が計画されています。線形は現状の山肌に沿った道に対してほとんど最短距離となるため、計画では4.3kmと半分近く短くなるようです。
少々心配なのが自転車で引き続き通れる道路になるのかどうかです。近くの国道403号の西条駅から松本寄りの区間は改良により線形はとても良くなったのですが、歩道のないトンネルができた関係で自転車での通行は難しくなってしまいました。
完成は2027年予定ということでまだ具体的な整備までは時間がかかりそうですが、最終的にどういった規格の道路になるかは注目しておきたいと思います。
長らく災害で片側交互通行規制がかかっていた国道19号の水篠橋を久々に通過しました。
この区間はここ数年そもそも避けていたのと、通行する場合でも並行する市道(並行する山道)にう回していたので本線をそのまま走るのはずいぶん久しぶりに感じます。
何事もなく通行できることのありがたさが改めて分かります。
西側の擁壁には新しいアンカーが大量に打ってあり、対策の入念さを感じることができました。一応通行可能にはなっているものの、センサーで変動の増加が確認された場合は再度規制がかかる可能性もあるということです。