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AMD Software: Adrenarin Edition 26.1.1がリリース

バージョン26.1.1が21日付でリリースになっています。

AMD Software: Adrenalin Edition 26.1.1 Release Notes

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今回のバージョンでは先日発表された新製品であるRyzen AI 400シリーズがサポートされています。ラインナップの数は多く、上位モデルのHXを冠するものと合わせて合計7種類となっています。

またゲームに関連した不具合修正が多く入っており、特にRX9000系と特定のゲームタイトルでの組み合わせにおける不具合が修正されています。

AIバンドル

新ドライバのインストール時に、AIバンドルというオプションが選べるようになっていました。これはドライバインストール時にRadeonで利用できるローカルAI用の環境構築を行ってくれるオプションだそうです。

AMD Software: Adrenalin Edition™ AI Bundle — AI Made Simple

[amd.com]

上記のブログ記事ではローカルでAI環境を構築するのには知識が必要で、知識があったとしても環境構築に時間がかかる点が主張されています。AIのメリットを広く届けるためにドライバインストール時に環境構築をできるようオプションが追加されたようです。

私の環境(RX7600)ではAIバンドルは8.4GBの容量ということでした。結構な容量なのですが、搭載されているGPUが強力だと数十GBの容量が提案されることもあるようです。

面白そうには思いますが、いかんせんRX7600はGPUとしてはだいぶ非力な部類なので、当面ローカルAIには縁がなさそうなのが残念です。

AMD at CES2026

毎年年始に開催されている電子機器の見本市CESが今年もラスベガスで始まりました。早速各社から新製品等の発表がされています。AMDは例年このCESやCONPUTEXといったイベントに合わせて新製品の発表やプレビューを行うことが多いので、今年の分もニュースリリースを見てみました。

AMD and its Partners Share their Vision for “AI Everywhere, for Everyone” at CES 2026

[amd.com]

基調講演の内容はAI関連のものが中心で、既存のAI向けGPUであるMI400シリーズのラインナップ追加が発表されたほか、2027年には後継のMI500シリーズも投入予定であることが明らかにされました。

また、Heliosと称するMI400シリーズを搭載するラックスケール型の製品も青写真という形ながら示されました。基調講演の大部分はこういったエンタープライズレベルのAI関連製品とパートナーとの対談で占められており、AIビジネスに対する力の入れようが伝わってきます。

一方で一般消費者向けの製品についてはあまりトピックがなかったのですが、唯一といってもいいのがRyzen AI 400シリーズの発表と Ryzen AI 300シリーズのラインナップ拡充です。Ryzen AI 400シリーズはZen5コア12コア/24スレッド、GPU部分はRDNA3.5世代を16コア搭載した製品になるということです。

Ryzen AIシリーズは特にパワーのある小型PCでの採用例が2025年に目立ったように思います。DRAM価格の高騰などもあって2026年は新製品の投入が難しい年になりそうな感じがしますが、どのような搭載製品が出てくるのか少々楽しみです。

AMD Software Adrenalin Edition 25.12.1がリリース

進化したFSR技術であるFSR Redstoneをサポートする最初のバージョンの25.12.1がリリースとなっています。

AMD Software: Adrenalin Edition 25.12.1 Release Notes

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FSR Redstoneは従来のFSR3に加えてリアルタイム機械学習をベースとする光源計算・ノイズ除去・フレーム生成を提供するというものです。ゲーム側の対応とRX9000シリーズが必要になりますが、デモの動画を見る限りなかなかパワフルそうな技術です。

RX7000世代の我が家のPCはちょっと残念ですが、こういったパフォーマンスを底上げする補完技術が進歩するのはなかなかいいことだと思います。

AMD Software Adrenalin Edition 25.11.1がリリース

11/13付けでバージョン25.11.1がリリースになっています。

AMD Software: Adrenalin Edition 25.11.1 Release Notes

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直近の新作ゲームタイトルである、

  • Call of Duty Black Ops 7
  • Anno 117 Pax Romana
  • ARC Raiders

の3つが新たにサポートタイトルとして加わっています。不具合修正としてはEasy-Anti Cheatが有効な時にRadeon Overlayを使用するとアプリケーションがクラッシュする問題の修正が行われています。Easy-Anti Cheatは結構いろいろなゲームに組み込まれている印象があるので少々気になった修正点です。

【まとめ】The Version of AMD Radeon Software…というエラー

表題の件のエラー記事がブログ上に散らばってきてしまったのでこちらの記事に集約したいと思います。自分のPCで発生した情報を元に構成していますので、必ずしも他のRadeon搭載システムに適合しない可能性がある旨はご了承ください。

現象と症状

  • 主にゲームプレイ中にPCが突然再起動し、再起動後にOSがVGAを正しく認識しなくなる。(リフレッシュレートが低下する・VRAMにアクセスできなくなるなど)
  • デバイスマネージャーで確認すると、VGAのドライバが”問題が発生したのでこのデバイスは停止しました。(コード43)”というエラーが発生している。
  • AMD Softwareを起動すると”The Version of AMD Radeon Software You Have Launched Is Not Compatible with Your Currently Installed AMD Graphics Driver”というエラーメッセージが表示される。

対処法

  1. AMD Cleanup Utilityでドライバを完全に削除する。
  2. ドライバ削除後に再起動したら、改めてドライバをインストールする。
  3. ドライバインストール後に再起動を行い、まだドライバのエラーが出ている場合はPCの完全シャットダウンを行う。(キーボードのShiftを押しながらシャットダウン)
  4. シャットダウン後の起動でエラーが解消しているのを確認する。

完全シャットダウンで改善するので、この症状を抱えているシステムについては高速スタートアップ無効の方が安全かもしれません。

再発防止策

UEFIでCPUの電圧関連の設定を変更すると緩和するという情報があったが、効果があるかは確信できない。

Ryzen 5800X由来だと仮定すると、そろそろシステムの替え時かなという感じもしてきています。

過去の記事

AMD Software Adrenalin Edition 25.10.2がリリース

10/29付けでバージョン25.10.2が新たにリリースされています。

AMD Software: Adrenalin Edition 25.10.2 Release Notes

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大きなトピックとしては新たにBattlefield6(DX12)のサポートが加わった点が挙げられると思います。直近ではかなり話題となっているタイトルだと思うので、プレイしているユーザーは要チェックと言えそうです。そのほかにはVulkanの拡張命令が新たに多数サポートされています。

不具合修正とセキュリティアップデートも多数含まれています。不具合はいずれも特定のゲームタイトル+特定の製品で発生という感じでかなり状況限定の感がありますが、数は多くなっています。脆弱性についても10個修正されています。

1つ気になったのがドライバのダウングレード(ロールバック)に関する記述です。今回のリリースノートに「ドライバのダウングレードを行う時にはAMD Cleanup Utilityを使ってほしい」との記載があります。あくまでRecommendedという表現で必須ではないようなのですが、ドライバアップデート後に不具合が発生し、前のバージョンに戻す際にはAMD Cleanup Utilityで環境をきれいにした上で入れ直してほしいとのことです。

AMD Software Adrenalin Edition 25.9.2がリリース

9/18付けでバージョン25.9.2がリリースになっています。

AMD Software: Adrenalin Edition 25.9.2 Release Notes

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新規にサポートされたゲームタイトルとしてDying Light: The Beastが挙げられています。また新規にサポートされた製品として、RX 7700という見慣れない製品が記載されています。

Radeonの現行ラインナップはRX9000系で、7000系は2023年中に多くの製品が発表されているので明らかに1世代前の製品という印象です。CPUやGPUでは製品ラインナップの下の方を埋める目的で旧製品が新製品として登場することがありますが、RX9000系にはすでに9060と9060XTがあるので今回は当てはまらないようにも思えます。

一応AMDのWebサイトにはスペックが公表されていて、40CUで最大ビデオメモリは16GBであることが明らかになっています。7700XTと7600XTの間に入るスペックと言えそうです。搭載製品の情報を見かけていないので詳しいことは不明です。

前回のリリースからそれほど間のないリリースになっていますが、RX7700のサポートが理由なのかもしれません。

AMD Software Adrenalin Edition 25.9.1がリリース

FSR4の適用範囲が大幅に拡大したバージョン25.9.1がリリースとなっています。

AMD Software: Adrenalin Edition 25.9.1 Release Notes

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新規ゲームのサポートとしてBorderlands4が追加されています。

RX9000系統で利用できるFSR4に関して、今回のバージョンからはFSR3.1に対応しており、かつDirectX12で描画されるゲームタイトルについてはFSR4が適用可能になっているということです。

AMD FSR 4 now available in over 85 games

[AMD GPUOpen]

結果、今回のドライバアップデートによって85タイトル以上のゲームでFSR4が利用可能になっているということです。RX9000シリーズ発表の段階で「FSR4対応タイトルはどんどん増える予定である」といった内容の発表があったように記憶していますが、今回のアップデートで実行されたように思います。

上記の記事を読んでみると、FSR3.1にゲームを対応させる時にAMDが推奨する方法で実装しておくとあとはドライバー側でFSR3.1をFSR4にアップグレードするスイッチをONにしておくだけでFSR4を利用できるということです。

今回のタイミングで開発者キットもバージョン更新されているので、ゲームの開発者は新しい開発者キットを使ってFSR4にネイティブで対応するゲームを制作することもできるということです。

Ryzen 5800Xで発生するCache Hierarchy Errorの対処

以前からゲーム中などにPCが突然再起動し、再起動後にVGAのドライバが正しく読み込まれず、”The Version of AMD Radeon Software…”というエラーが発生する現象が起きていました。

VGAのドライバが読めなくなるので再起動の原因も恐らくVGA周りだろうと思って原因究明についてはそこまでしっかりと行っていなかったのですが、先日Windowsのイベントログを眺めていたところ、このエラーが起きたときに”イベントID:18 WHEA-LOGGER エラーの種類:Cache Hierarchy Error”というエラーが記録されていることに気がつきました。

Cache Hierarchy Errorについて

イベントログの種類だけでは何のエラーなのかよく分からなかったので調べてみました。エラーの名前自体を直訳すると”キャッシュ階層エラー”になるので、恐らくCPUのキャッシュ階層(レジスタ→L1→L2→L3…)に関するエラーなのだろうなと言うところは推測できました。

その上でネット上を検索してみたのですが、なんとなく以下の傾向がつかめました。

  • 5000系Ryzenの報告例が多い(特に5950X)
  • CPUの電圧変動に起因するものという指摘が多い

対処法

仮説として多く指摘されており、自分としても納得できたのは以下の説です。

【仮説】

5000系RyzenはPBOにより自動オーバークロックする。オーバークロック時にCPUのクロック上昇が先行し、電圧が瞬間的に不足するタイミングがある。これを防ぐためにマザーボードは電圧を補正して供給する機能を備えているが、その機能の効き目が弱かった場合にCPUが電圧不足になりクラッシュする。

【対処法】

上記の仮説に従えば、以下の3種類の対処法が考えられます。

  • マザーボードのLLC(Load Line Calibration)設定を変更し、クロック変動時の電圧補正を強めにする
  • CPUの自動オーバークロックを停止し、クロック固定で使う
  • そもそもこのエラーが起きるCPUは初期不良の疑いがあるので交換する

自分の環境での対処

今回私は一番簡単に実行できるLLC設定の変更を行ってみました。私の使っているASUS ROG Strix X570-Fの場合、LLCの設定はUEFIを開いて AI Tweaker→DIGI+VRM→CPU Load-line Calibrarion で行います。結構深いところに設定があります。

デフォルトでここはAutoになっていますが、手動でLevel1-Level5に設定できます。Levelが低いほど補正が強くなるため、動作安定性という点では高くした方が良さそうに思いますが、同時に高負荷時の消費電力も大きくなるために一概に高くした方がいいというものでもないようです。

Autoの場合内部的にどのような設定になっているのかが分かりませんが、基本的にはレベルの高い方から始めて、動作が不安定なようなら徐々にレベルを1に近づけていくのが良いようです。今回私はいったんレベル4に設定してみて様子を見ています。

その他気になること

Redditなどを見ているとRMA(返品保証)一択という意見を述べている方も結構たくさんいらっしゃいました。確かにネット上の情報だけを見ると5950Xと5800Xの報告例が多いので、特定の製品や特定のロットに何らかの不良が集中していてもおかしくないような感じはあります。

今回原因の推定を行っていて思いましたが、昨今のCPUはいろいろなことがお任せ設定でできるようになった反面、このようにトラブルが起きる要因が増えている感もあります。基本的に自動でできるようになったのはラクで良いことだと思うのですが、内部的には複雑さが増しているというのは認識しておいた方が良いことだとは思います。

AMD Software Adrenalin Edition 25.8.1がリリース

先日のRX9060のリリースを受けてWQHL付きのドライバが新たにリリースされました。

AMD Software: Adrenalin Edition 25.8.1 Release Notes

[amd.com]

RX9060が新たなサポート対象製品として挙げられています。

今回は新製品のサポート以外にもゲームタイトルの追加も多くなっています。新規サポートタイトルの中ではValorantのUE5版や、Battlefield6のベータ版などが目を引きます。

また、FSR4の対応タイトルも引き続き拡充が進んでおり、今回のバージョンではCyberpunk2077が追加されています。最近発売されたゲームの中では重量級として有名で、何かとパーツの性能試験記事でも登場する同タイトルなので、FSR4に対応したのは大きいニュースではないかと思います。