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AMD Software Adrenalin Edition 25.6.3がリリース

オプショナルという扱いで25.6.3がリリースになっています。

AMD Software: Adrenalin Edition 25.6.3 Optional Update Release Notes

[amd.com]

メインの更新としてはFSR4に対応したゲームタイトルの追加となっています。具体的にはGTA5 エンハンストエディションとモンハンワイルドの2作となっています。いずれもビッグタイトルなので個別のドライバアップデートになったのかもしれません。

オプショナルドライバのリリースが最近小刻みに感じますが、FSR4への対応を急ピッチで進めているのでこういったリリース間隔になっているのではないかと推測します。

AMD Software 25.6.2がリリース

バージョン25.6.2がリリースとなりました。前バージョンから7日しか経っていない状態での新バージョンとなっています。

AMD Software: Adrenalin Edition 25.6.2 Optional Update Release Notes

[amd.com]

矢継ぎ早のリリースとなっているので取り扱いはオプショナルとなっています。

新規サポートタイトルとしてThe AltersとFBC: Firebreakの2本が追加されているほか、FSR4対応タイトルとして5本が追加されています。

RX9060XTがリリースされたばかりということもあって、当面はRX9060XTの不具合修正とFSR4対応タイトルの追加が多そうな雰囲気です。

AMD Software 25.6.1がリリース

RX9060XTの発売を受けてドライバも更新されました。

AMD Software: Adrenalin Edition 25.6.1 Release Notes

[amd.com]

RX9060XTとプロフェッショナル用製品であるRadeon AI Pro9700が新たにサポート対象として加わりました。

また新規にサポートされたゲームタイトルとして鬼武者2リマスター版が追加されています。

RX9060XTがサポートされたことから、同時にこのドライバはFSR4にも対応するようになっています。FSR4はRX9000系統限定の機能となっています。リリース段階ではありますが、対応予定のものも含めると67タイトルがサポートされています。

FSR各バージョンの対応タイトルは公式ブログの以下のエントリにまとまっています。古いエントリですが定期的に更新されているようです。

Latest AMD FSR 2, 3, 4, & Radeon Anti-Lag 2 Supported Games List

[amd.com]

Radeon RX9060XTのベンチマーク記事

日本時間では明日6月6日にAMDの新型GPUであるRX9060XTが発売になります。発売に先んじて各社でベンチマーク記事が公開されていました。

みんなが欲しているVRAM 16GBを349ドルで。AMD渾身のミドルレンジ「Radeon RX 9060 XT」

[PC Watch]

特徴としてはやはり現地価格349ドルという価格に対してビデオメモリが16GB搭載されていることです。従来ビデオメモリ16GBのビデオカードは上位クラスのものが中心だったので、この価格帯で16GBのビデオメモリが搭載されているのは画期的なことではないかと思います。

ベンチマークの結果を見ると競合製品として位置づけられているRTX5060Tiに対しては全体的にはもう一歩足りないかなという感じですが、タイトルや設定によっては上回るという場合もあるようです。また、GPGPU的な用途については明確に不得手なようです。

AMDがCOMPUTEXで発表していた「RTX5060Ti比で+6%」というのは”特定のタイトルに限れば”というところなのかなという感じを受けます。

とはいえ、やはり安価に16GBのビデオメモリを搭載したビデオカードが入手できるのはなかなか魅力的に感じます。往年の ちょっと癖はあるけどコスト面に強みを持つRadeon という感じを受けます。

AMD at COMPUTEX 2025

恒例のCOMPTEXが台北で開催されており、日本時間の本日AMDの基調講演があったようです。

RX 9060XT

今後の製品販売予定としてRX9000系のバリュー版となる9060XTが発売になるそうです。競合はRTX5060Tiを想定しており、1ドルあたりのゲーミングパフォーマンスは5060Ti比で平均15%程度上回るとのことです。

コンピュートユニット数は上位モデルに対してかなり削減されているようなのですが、349ドルからという価格設定ながら16GB版が設定されているので、この点かなりいい内容になっているように思えます。

FSR Redstone

超解像技術であるFSRも進化版のリリースが予定されており、コードネーム的にFSR Redstoneという名称で発表されました。従来の超解像化に加えて機械学習ベースの光源処理を含んでおり、間接的なライティングを予測してキャッシュしたり、パスとレーシングがうまくいかないピクセルを予測してフィルタリングすることでノイズを軽減したりできるそうです。

RX9000系に最適化されている技術ではありますが、FSRができることがまた一段と増えそうでこちらも楽しみな技術です。

我が家のRX7600は2年ほど前に買ったもので特段の不満はないのですが、割とあっという間にVRAM8GBが物足りない感じの情勢になってしまって少々残念に思っています。

AMD Chipset Driver 7.04.09.545がリリース

4/22付けでAMD系のマザーボード用のチップセットドライバがリリースとなっています。

AMD Ryzen™ Chipset Driver Release Notes 7.04.09.545

[amd.com]

変更点としてはバグフィックスのみとなっているので、メンテナンスリリースとみて良さそうです。ただしこのドライバは適用範囲が広く、私の使っているX570系マザー(2019年の製品)のほか、X370系マザー(2017年の製品)まで含まれています。

既知の不具合として一旦このバージョンのドライバをインストールした場合、特定のフォルダを削除してからでないと旧世代のドライバにロールバックできない点が挙げられています。単にアンインストールしようとしてもできないようなので注意が必要そうです。

なんとなくドライバは常に最新にしておきたいところではありますが、チップセットになると影響範囲が広範なのでちょっと迷います。ちょっと様子を見つつ情報収集をしてみて、特段問題なさそうならアップデートという方向で行こうかと考えています。

AMD Software 25.4.1がリリース

リマスター版Oblivionをサポートしたバージョン25.4.1がリリースとなっています。

AMD Software: Adrenalin Edition 25.4.1 Optional Update Release Notes

[amd.com]

新規にサポートされたタイトルとしてThe Elder Scrollsシリーズの4作目に当たるOblivionのリマスター版が挙げられています。発表即発売となったので驚きました。本家Oblivionは当時結構遊んだので思い出深いタイトルです。

そのほか、最近アップデートによりAMD製品でのパフォーマンスが向上したというAIお絵かきソフトのAMUSEですが、アップデートに伴ってなのか多少不具合があるようです。今回のオプショナルドライバではそれらの不具合についても修正が入っているようです。

AMD Software 25.3.2がリリース

大きいゲームタイトルが出たためか、オプショナルでドライバの更新がありました。

AMD Software: Adrenalin Edition 25.3.2 Optional Update Release Notes

[amd.com]

新たにAssassin’s Creed ShadowsとThe Last of Us Part II Remasteredがサポート対象に追加されました。特にアサシンクリードの新作は大人気を博しているとのことですので、これに対応してのリリースなのかもしれません。

このほか、修正された不具合に気になる点がありました。”Windows UpdateがRX9000シリーズのドライバを上書きしてしまう不具合を修正した”とのことです。RX9000シリーズではないのですが、Windows UpdateがAMD製のドライバを上書きしてしまう問題は、我が家でも描画がクラッシュした際に発生していました。そのものズバリの不具合修正ではないものの、なんとなく経験したトラブルと関係がありそうな内容で少々気になっています。

AMD Software 25.3.1がリリース

RX9000シリーズの発売に伴ったリリースなのでリリースノートも盛りだくさんになっています。

AMD Software: Adrenalin Edition 25.3.1 Release Notes

[amd.com]

新たにサポートされた製品にRX9070XTおよび9070はもちろん含まれているのですが、モバイル系のRyzen AI Maxなども新たなサポート対象製品としてあげられています。

FSR4等の新機能

FSR4やImage Sharpning2はRX9070系限定の機能として紹介されています。そんな中でFluid Motion Frames2.1に関してはRX6000シリーズ以降およびHX300シリーズでも使用可能な新機能となっています。

AMD Install Manager

ドライバそのものではないですが、今回のバージョンからAMD Install Managerと称するインストール管理用のアプリが別立てでインストールできるようになりました。これを使うとグラフィックスドライバやチップセットドライバ、などのインストールサポートができるようになっているということです。インストールのサポート以外にも自動アップデートを選択することもできるようになっています。

そのほか、AI系のパフォーマンス向上なども施されているということです。

Radeon RX9070シリーズのベンチマーク記事

発売に先駆けてベンチマーク記事が公開になっていました。

新GPU「Radeon RX 9070 XT」が3月7日発売。一足早くRDNA 4のお手並み拝見

[PC Watch]

RDNA4世代初の製品で、製品ラインナップとしてはミドルハイクラスに相当するものだそうです。競合製品として想定しているのはRTX 5070tiとされています。

ベンチマーク結果を見てみると、相変わらずレイトレーシング処理が絡むとちょっと見劣りはしますがそれでもまあまあ健闘しているくらいの水準には達しつつあると思います。特にゲームタイトルによっては互角かそれ以上のパフォーマンスが出ることもあるようなので、ゲーム目的ではなかなかいい製品になっているのではないかと思います。

ゲーム以外のGPGPU的なワークロードについては相変わらずRadeonの苦手分野で、NVIDIA製品の方がかなり向いているという状況です。

シリーズ初の製品なのでハイエンドから・・・ではなくあえてミドルハイクラスでコストパフォーマンス勝負を仕掛けているような印象を受けます。9070XTは現地価格599ドルからという価格で投入されるそうですから、一定程度価格競争力はありそうに思います。

ゲーム性能の部分ではここ数年の製品群の中でも競合製品とかなりいい勝負になってきた感があるので、GPU分野でも存在感を発揮してもらいたいところです。